自分のお腹、好きですか?
「この質問に、『はい、好きです!』と自信を持って答えられる人は少ないのではないでしょうか。
・ぜい肉がつきすぎている
・下っ腹が出ている
・お腹の肉が段になっている
など、お腹の悩みを抱えている人は多くいますよね。しかし、自分のお腹が好きではないのに、そのまま諦めている人が多いのも事実。
なぜでしょうか。それは、お腹の肉を減らすことがものすごく大変だと知っているからです」
こう語るのは、鍼灸師・整体師として、これまで29年、延べ20万人以上の患者さんの健康をサポートしてきた、星野 光一さん。
毎日の腹筋や運動、食事制限など、つらいことを長期間乗り越えてこそ、理想のお腹が手に入るのだとすれば、確かにそれをしようとはなかなか思えないですよね。
では、大変ではない方法があったとしたら……?
星野さんによると、それこそが“ズルい腹筋”なのだそう!
そこで星野さんの著書『1日1分!座ったままでOK!ズルい腹筋』から、理想のウエストを手に入れるための方法をご紹介。数回にわたってプチ連載形式でお届けします。
なぜ、お腹にはぜい肉がつきやすいのか?
ある大手飲料メーカーが、「自分の体の中で、どこが一番気になるか」というアンケートをとったところ、男女ともに1位になったのが「お腹の肉」でした。
そもそもなぜ、お腹にはぜい肉がつきやすいのでしょうか。
実は、明確な理由があります。
それは体の中で、お腹だけが「骨」によって守られていないからです。
骨がないため、お腹は腹筋で内臓を守るしかありません。しかしその腹筋がないと、外部からの衝撃や冷えから、内臓を守ることができなくなります。
結果、腹筋の代わりに「仕方なく」、脂肪で内臓を守るしかない状態になるのです。
特に女性は冷えに弱く、大切な内臓である子宮を守らなければいけないという防衛本能が働き、男性よりもお腹に脂肪がつきやすいという特徴が。
お腹に脂肪をつけないためには、腹筋をつけるしかないのです。
腹筋をつけて引き締めることで、お腹のぜい肉が減り、ひいては体全体がやせやすくなります。
このしくみを知ると、「腹筋をつけたい!」という気持ちが強くなるのではないでしょうか。
“ズルい腹筋”とは? 従来の腹筋運動との違い
腹筋をつければいいとは言っても、それができたら苦労はしませんよね。
普通、腹筋運動と言うと、あのキツい運動を思い浮かべるでしょう。床に横になり、ひざを立てて、両手は頭の後ろで組み、上半身を起こす……。
この腹筋運動は、そもそもお腹に筋肉がないと上半身を一度だって起こすことができないうえに無理をしてやると首や腰を痛めかねません。
腹筋をつけたいのに、腹筋がないから鍛えられないなんて、本末転倒です。
ズルい腹筋は、ほとんど腹筋の力を必要としません。
イスに座って呼吸と一緒に簡単な動作をするだけで、だれでも腹筋を鍛えることができ、理想どおりのお腹をつくり上げることができるのです。
従来の腹筋運動を一生懸命している人が、その簡単さ、効果のすごさに、思わず「ズルい!」と言ってしまうトレーニングなので、「ズルい腹筋」と名付けたくらいです。
まったく、難しくありません。ズルい腹筋は、従来の腹筋運動ができない人にこそ試してほしいトレーニングです。
想像以上の簡単さ、効果に、きっと驚くことでしょう。
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次回は、実際に“ズルい腹筋”のやり方をご紹介していきます! ぜひチェックしてみてくださいね。
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『1日1分!座ったままでOK!ズルい腹筋』(著者:星野 光一・監修:東 英子/あさ出版)
1日たった1分だけ! イスに座ったままでできる! 運動が苦手でも大丈夫! 10代~80代まで誰でもムリなく鍛えられる! ウソみたいにカンタンな腹筋運動で、理想のウエストが手に入ります! ほかにも、・背中がスッキリする・姿勢がよくなる・体力がつく・血流がよくなる・呼吸力がアップするなどの効果も! 体力に自信がない、運動が苦手、腹筋運動なんてできた試しがない……。そんな人にこそ試してほしい腹筋運動です!