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2023.06.26

会食後、お礼を伝える際に押さえるべきポイントは? メールの例文も紹介

社会に出ると増える会食の機会ですが、相手が上司や取引先の場合、きちんとお礼を伝えたいですね。この記事では、会食後のお礼を伝える方法やメールの書き方、例文、お礼を伝える際に押さえておきたいポイントを紹介します。

会食後のお礼:伝え方は3種類

上司や取引先との会食後、お礼をどう伝えようかと思う人もいるでしょう。「お礼を伝えるのはいつ?」「お礼は電話よりメールがいい?」など、あれこれ考えてしまいますよね。

会食後、お礼を伝える方法は3つ。それぞれ特徴がありますので、その時に合った方法を選ぶのがいいですね。まずはお礼を伝える方法を紹介します。

1:お礼状を送る

丁重にお礼を伝えるなら、お礼状がいいでしょう。お礼状とは、相手に感謝の気持ちを伝えるために綴る手紙のこと。お礼状は、お祝いをいただいた時や冠婚葬祭で書くことが多いです。

お礼状は、メールや電話よりも丁寧な印象を与えるため、感謝の気持ちがより強く相手に伝わります。お礼状を受け取ると、喜ばれる方も多いですよ。

2:電話でお礼を伝える

メールよりも丁寧な印象を与えるのが、電話です。口頭でお礼を伝えるため、相手との親密度が増すことも。感謝の気持ちもより伝わるのではないでしょうか?

ただし、電話は相手の時間を取ることになるため、長々と電話をするのはNG。相手の状況を気遣いながら、率直に感謝の気持ちを伝えるのがいいですね。

別の用件で電話をする予定がある場合、最初に会食のことについて触れ、お礼の気持ちを伝えましょう。そうすることで、相手との距離が縮まり、会話が弾むかもしれません。

3:お礼のメールを送る

会食のお礼を伝える方法としてスタンダードなのがメールでしょう。相手の都合に合わせる必要がないため、すぐにお礼のメールを送ることができますね。会食のお礼のメールは、会食後24時間以内に送るのがベスト。休みをはさむ場合は、翌出勤日中に送るようにしてください。

お手紙を書く
(c)Shutterstock.com

会食後のお礼:メールの送り方とは?

会食後のお礼を伝える方法でもっとも多いのは、メールでしょう。ここからは、会食後のお礼メールについて紹介します。メールを送る時の参考にしてくださいね。

お礼メールの構成

会食後のお礼メールを送る際の構成をチェックしましょう。この構成を覚えておくと、応用が利きますので、ぜひ活用してくださいね。

<件名>
「会食のお礼」と「送信者」がわかるようにするのがベター。件名が長すぎると見逃されやすいので、件名は簡潔に。

<本文>
・相手の会社名や所属部署、役職、名前
・冒頭のあいさつ
・会食のお礼
・会食時に話したことや、店、料理などの感想
・感謝の気持ち
・今後について
・締めのあいさつ
・署名

本文の順番が入れ替わるのは問題ありません。メール作成後は必ず読み直し、文章で分かりにくいところはないか、誤字脱字はないか、感謝の気持ちを伝えているかをチェックしてくださいね。

お礼メールの例文を紹介

会食のお礼メールを定型文だけで作成するのは、避けることをおすすめします。感謝の気持ちが伝わりにくく、定型文であることがすぐにわかるからです。定型文を参考にしながら、会食の具体的なエピソードに触れたり、心に残ったことを盛り込んだりするといいですね。その方が、相手により気持ちが伝わるはずです。

<会食のお礼メール>

件名:会食の御礼/△△株式会社△△(名前)

○○株式会社 ○○部
課長代理 ○○様

平素より大変お世話になっております。
△△株式会社△△です。

昨晩は会食の席にお招きいただきまして、誠にありがとうございました。

美味しい食事とともに、○○様をはじめ、貴社の皆様とご一緒でき、貴重な時間を過ごせたことを心から嬉しく思っています。また、ごちそうになりましてありがとうございました。重ねて御礼申し上げます。

会食では、貴社がこれから取り組まれることや、普段お聞きすることのないお話を伺うことができ、大変勉強になりました。差支えがなければ、今後も情報共有させていただければ幸いです。

次の機会はぜひお返しをさせていただければと思っています。
略儀ではございますが、メールにて御礼申し上げます。

今後も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

署名

キーボードの上にある積み木のメール
(c)Shutterstock.com

会食後のお礼:大切にしたいポイントとは?

会食後のお礼を伝える際に大切にしたいポイントを紹介します。伝える方法を問わず、次のことを意識してお礼を伝えてください。

1:感情表現を入れよう

ビジネスシーンでは、どうしても形式的な表現が増えがちですよね。しかし、せっかくお礼を伝えるのですから、気持ちが伝わるよう、感情表現を入れましょう。

感情表現とは、「嬉しかった」「楽しかった」など、自分の感情を表すこと。「いろいろなお話を伺えてとても楽しかったです」「アドバイスをいただけたのがとても嬉しかったです」のように表現すると、気持ちが伝わりやすくなります。

2:お店や料理、会食中のことに触れる

会食のお礼を伝える際、お店や料理についても触れるといいですね。会食のお店選びは、思うよりずっと大変です。招待する人が楽しめるよう、いろいろ考慮しながら準備をしていただいたことに対して、しっかりとお礼を伝えたいですね。

「素敵なお店で感激いたしました」「とても美味しいお料理だったので、今度はプライベートでも利用させていただきます」など、お店や料理に対しての感想を伝えると、相手に喜んでもらえるでしょう。

3:次につながるような一言を添える

会食の後、より良い関係性を構築するためにも、次につながる一言も添えるようにしてください。そうすることで、関係を発展させたいという気持ちが伝わります。

<必ず添えたい、次につながる一言>
・次回、お返しできる機会をいただけますと幸いです
・別の機会に、ぜひご一緒させていただければ嬉しいです
・今後も引き続きよろしくお願いいたします

会食のお礼を伝える際、もっとも大切にしたいのは「気持ち」ですよね。ビジネスシーンでお礼を伝えるとなると、相手によっては緊張するかもしれません。しかし、難しく考え過ぎず、素直な気持ちが伝わるよう意識したいですね。

会議で微笑む女性
(c)Shutterstock.com

最後に

上司や取引先と会食をしたら、気になるのがお礼ですよね。会食後は、できるだけ早くお礼の気持ちを伝えてください。会食のお礼を伝える際、定型文を参考にしつつ、感想や気持ちもしっかり伝えます。また、お店を選んでもらったことや、会食中の会話についての感想などを伝えることで、より良い関係性を築くことにつながるでしょう。会食のお礼を伝えるとなると緊張するかもしれませんが、素直な気持ちをしっかりと伝えたいですね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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