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この記事のサマリー
・「なんか」は話のつなぎとして出やすく、要点がぼけて伝わりにくくなる口癖です。
・多用すると「雑」「自信なさそう」と誤解されがちで、ビジネスでは控えるのが無難です。
・「なんか」が増える背景には、言葉探し・不満・気まずさなどがあるでしょう。
会話の途中で、気づくと「なんか」を挟んでしまう。軽い口癖のつもりでも、相手には「話が見えない」「雑に扱われた気がする」と映ることがあります。しかも、注意するほど焦って増えてしまうことも…。
あなたの「なんか」という口癖は、いつ、どんな気分のときに出ているでしょう? この記事では、受け取られ方のズレをほどきながら、違和感の正体を探っていきます。
「なんか」が口癖だと、印象が悪い?
「なんか」を口癖のように連呼する人を見ると、気持ちがモヤモヤするという人は多いでしょう。「なんか」はあまりいい印象を与えないため、1日に何度も「なんか」を聞かされると、気が滅入ってしまいますよね。
無意識に使う口癖は、自分では気づきにくいもの。だからと言って、口癖で人を不快にすることは、できれば避けたいですね。
「なんか」という口癖の印象が悪い理由
「なんか」という口癖の印象が悪い理由に、どこか否定的なニュアンスを感じるということが挙げられるでしょう。「~っていうか、なんかちょっと」という言葉には、先の意見を否定し、自分の主張したいことが続くイメージがあります。否定のニュアンスは人を不快にさせがちですから、あまりいい気持ちがしないのも頷けますね。
話の冒頭に「なんか」を使うことも多いですよね。「なんか、よくわからないけど」というように、理由がわからない、どう説明すればいいかわからないという時に使うことが多いのではないでしょうか? この使い方は、シーンによっては事象と距離を置き、自分を擁護しているようにも受け取れます。
「なんか」が続くと、話の要点がつかみにくくなり、聞き手が聞き疲れしてしまうことがあります。結果として「結局、何が言いたいの?」というもどかしさが強まり、イライラにつながることも。
特にビジネスの場では、「なんか」を使うのは意識的に避けた方がいいでしょう。
「なんか」を口癖のように使う時の心理状態とは?
無意識に出る口癖は、そのときの気分や会話の状況が影響していることがあります。「なんか」が口癖のように出る背景として、どんな状態が考えられるのか見ていきましょう。
考え方が悲観的で自信がない
「私なんか」「どうせ自分なんか」のように「なんか」を使うときは、自信のなさや自己否定がにじむことがあります。自分を下げながらも、「誰かに気づいてもらいたい」、「誰かに肯定してもらいたい」という気持ちが重なっている場合もあるでしょう。
納得していない、ストレスや不満がある
「なんかよくないよね」「そうは言っても、なんか」のように出るときは、提案や結論にひっかかりがあるのに、言葉にしきれない状態かもしれません。納得できない点を説明したいのに整理が追いつかず、「なんか」で曖昧にしてしまっているといえますね。
興味がない、見下している
「○○なんか」のように出るときは、話題や相手への関心が薄い印象を与えやすく、結果として「見下している」と受け取られる場合があります。ただ、本人の意図がそうとは限らず、言い回しの癖として出てしまうことも…。
誤解を招きやすい言い方なので、ビジネスの場や関係を大切にしたい相手には使わないよう意識することをおすすめします。

「なんか」という口癖を直すには?
「なんか」のような口癖は、知らず知らずのうちに使っていることがほとんどです。「なんか」が口癖になっているから、それを何とか改善したいと悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
「なんか」を使うのを止めたい人に向け、「なんか」という口癖を改善する方法を解説します。ぜひ参考にしてくださいね。
話し始めを意識する
「なんか」という言葉は、話し始める時によく使われる傾向があります。話し始める前に一呼吸置き、使い始めの言葉を選ぶようにしてください。一呼吸置くことで、随分と改善されるはずです。
加えて、「なんか」が増えやすい場面を先に押さえると改善が早くなります。結論がまだ決まっていないとき、相手の反応が気になって言い切れないとき、沈黙を埋めたくなったとき。
自分がどれに当てはまるかだけ見つけると、次に何を直せばいいかがはっきりしますよ。
ポジティブな言葉づかいを意識する
「なんか」という言葉を使うと、会話はネガティブになりがちです。そうなると、話しづらくなったり、会話が続かなくなったりしてしまいます。雰囲気を壊さないようにするためには、ポジティブな言葉を使うといいですね。
そうは言っても、ポジティブな言葉って何? と思うかもしれません。ポジティブな言葉や表現が思い浮かばない場合は、言葉づかいが素敵だなと思う人の真似をしてください。その人の使う言葉をよく聞き、いいなと思う言葉づかいを記録するなどして覚え、少しずつ使ってみるのです。
ポジティブな言葉や、自分が素敵だなと思う言葉を使うと、気持ちがよくなり、会話が楽しくなります。それを続けていけば、知らず知らずのうちに「なんか」が減り、ポジティブな口癖が増えていきますよ。
語彙力を増やす
「なんか」が増える背景として、言いたいことはあるのに言葉がすぐ出てこない場面が重なることがあります。適切な言い回しが見つからないときに「なんか」でつないでしまいやすいため、言葉の選択肢を少し増やすのも一つの方法です。
語彙力を増やすには、読書が適しているといわれます。本を読む時間があまりない人は、プロのナレーターが朗読した本を聴けるアプリやサービスを活用してみては? 移動や家事の合間に本を聴くことができるので、おすすめです。

「なんか」を違う言葉に言い換える
「なんか」を違う言葉に言い換えるのもおすすめです。「なんか」と類似した意味を持つ言葉を紹介しますので、ぜひ言い換えの参考にしてください。
▷「なんか」の言い換えにおすすめの言葉
・なんと言うか
・なんと言いますか
・上手く言えないのですが
・すぐに言葉が浮かばず、申し訳ないのですが
・適切な言葉が思い浮かばないのですが
これらの言葉は、ていねいさを感じさせるため、好ましい印象を持ってもらえることも。まずは、これらの言葉を意識して使ってみてくださいね。
「なんか」を使ったら、周囲の人に教えてもらう
口癖は、無意識で使ってしまうもの。気をつけていても、つい使っていることもあります。こうした場合は、周囲の人の協力を仰いでみるのもいいかも。家族や職場の仲間、友人に頼んでおき、「なんか」を使ったら、その都度教えてもらいましょう。
口癖には性格や心理が表れる
「なんか」などの口癖には、その人の性格や心理状態が見え隠れします。身近な人がネガティブな言葉を使うことが増えたら、少し注意を払うといいですね。自分自身のことはわからないことが多いため、周囲の人に教えてくれるよう頼んでみてください。
一方で、ポジティブな口癖は、聞いている方も気持ちがいいもの。「ありがとう」「うれしい」「素敵」のような言葉は、周りを元気にさせる力があります。ぜひ意識して、口癖のように使ってくださいね。

「なんか」に関するFAQ
ここでは、「なんか」に関するよくある疑問と回答をまとめました。参考にしてください。
Q1. 「なんか」が多いと、相手にどう聞こえますか?
A. 話の焦点がぼやけて聞こえやすく、「結局何が言いたいの?」というもどかしさにつながることがあります。結果として雑な印象や自信のなさに結び付けて受け取られる場合もあります。
Q2. どういう場面で「なんか」が増えやすいですか?
A. 結論が決まっていないとき、反応が怖くて言い切れないとき、沈黙を埋めたいときに増えやすい傾向があります。まずは自分が増える場面を一つ特定すると対策が取りやすくなります。
Q3. 直したいのに直らないときは、どうすればいい?
A. いきなりゼロを目指さず、「出たら気づく」「言い直す」を積み重ねるほうが続きますよ。周囲に合図を頼む、話す前に一呼吸置くなどの工夫をすると、直していけるでしょう。
最後に
「なんか」という言葉はあまりいい印象を持たれません。「なんか」を何度も聞かされると、気持ちがモヤモヤしたり、うんざりしたりする人も多いので、使うのはできるだけ控えましょう。「なんか」という口癖を改善したい場合、まずは話し始めを意識してください。どんな言葉で話し始めるかを考えてから、一呼吸おいて話すと、かなり改善されるでしょう。
口癖は無意識で口から出るもの。だからこそ、いい言葉を使うことを意識したいですね。
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