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2023.04.07

今さら聞けない「ご支援」の正しい使い方とは? 言い換えや英語表現も紹介

「ご支援」とは、活動をスムーズに進めるために支え助ける意味である「支援」に、接頭語の「ご」がついた敬語表現のことです。本記事では、「ご支援」を使った具体的な例文や言い換え表現、英語表現を紹介します。日常生活で使う時の参考にしてみてください。

「ご支援」の意味とは?

「ご支援」は、ビジネスをしているとよく聞く言葉ですね。しかしながら、いざ使おうと思うと、表現の仕方に迷ったことはありませんか? 人によっては「選挙や募金を募っているシーンで使われる言葉だ!」というイメージがある方もいらっしゃるかもしれませんね。しかしながら、使い方がわかれば、感謝の気持ちを表すなど、さまざまな場面で活用できます。

まず、意味を確認しましょう。「支援」とは「活動をスムーズに進めるために、支え助けること」。一般的に「自立支援」「財政支援」「復興支援」など、社会的・人道的・経済的・政治的な意味で使われます。「ご支援」というように「ご」をつけると、「力を貸して助ける」を意味する敬語になりますよ。

似た言葉で「援助」があります。こちらも「困っている人に力を貸すこと」という意味ですが、相手を「全面的に」助ける行為を表します。「開発援助」であれば「開発に全面的に力を貸す」という意味になり、「開発支援」であれば「部分的に助けて開発を支える」という意味になります。

「支援」は「支え」であって、足りない部分を補い支えるというイメージ。一方の「援助」は全面的に支える行為に使いますので、違いを覚えておくと便利です。

「ご支援」を使った例文で使い方をチェック!

意味がわかったところで、具体的に使ってみましょう。例文を紹介します。

パソコンメールをする人
(c)Shutterstock.com

1:平素よりご支援を賜りまして、誠にありがとうございます。

普段からの協力に、感謝の意を表す時に使う例文です。

学校など様々な団体の関係者などに向けた文章の書き出しに使われる表現です。冒頭で、日頃の協力や理解について感謝の気持ちを伝えた後、本題に入ります。また、文末に「引き続き、ご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます」とし、文章を締めくくる際にも使われますよ。

2:ご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

新たなポジションや職に就く際、「社外の目上の人」に向けた挨拶などで使う例文です。

ご鞭撻は「努力をおこたるなと強くはげますこと。叱咤激励すること」を意味する敬語です。「ご支援ご鞭撻」で理解と協力とともに、応援をお願いする気持ちを表します。

似た表現の「ご指導ご鞭撻」は、文字通り「指導と応援」の意味になり、「社内の目上の人」に向けた表現となります。混同しないように注意しましょう。

3:こちらでご支援できることがあれば、何なりとお申し付け頂ければ幸いです。

支援を申し出る時に使う例文です。

「力を貸します」というと、上から目線と思われるかもしれません。しかし、「ご支援できることがあれば、何なりと」とすることで、支援を受けるかどうかは相手の意志に委ねられます。また、こちらが相手を支えたいという気持ちを表現することも可能。

4:皆様からの多大なるご支援に心より感謝申しあげます。

寄付を受け取った時や活動に協賛してもらった時などに使う例文です。

活動などに対して金銭的援助をしてもらった時などに使い、感謝の気持ちを伝えます。活動終了後であれば詳細を報告する際に、ふさわしい表現です。

「ご支援」の言い換え表現を紹介

ここでは「ご支援」の言い換え表現をいくつか紹介していきます。使う相手や場面に合わせて、使い分けてみてくださいね!

1:お力添え

手助けを表す「力添え」に「お」を付けた敬語です。やわらかい言い方で、ぜひ力をお借りしたいという気持ちがストレートに伝わる表現です。

例文:お力添えいただきますよう、お願い申し上げます。

2:サポート

配慮が行き届いた対応への感謝と、仕事ぶりを称賛する表現。同僚や部下に対して使えます。しかし、捉え方によっては偉そうな印象を与えますので、目上の人には使わないほうがよいでしょう。

例文:きめ細やかにサポートしていただき、感謝申し上げます。

3:お引き立て

「お引き立て」の意味は「ひいきにすること」で、「普段よりこの上なくひいきにしてもらい本当にありがとう」という気持ちを表現する時に使います。かしこまった言い方で、取引先など社外に向けた言葉になります。

例文:平素は格別のお引き立てにあずかり、厚くお礼申し上げます。

握手する女性たち
(c)Shutterstock.com

4:後押し

「後押し(あとおし)」は助力、後ろ盾の意味です。物事などを進めるために事前に支援をお願いする時に使います。読んで字の如く「後ろから押す」で、陰ながら支援するイメージです。

例文:提案が採用されますよう、○○部長にぜひ後押しをお願いする次第です。

「ご支援」を英語で表現すると…?

英語で「ご支援」と表現する場合は、主に下記のような例があります。

英語の本とイヤフォン
(c)Shutterstock.com

1:help

「Thank you for your help.」(ご支援いただきありがとうございました)

手を貸してもらった際のお礼の表現です。また、依頼する文章にも使うことができますが、助けるのが当たり前のように受け取られるかもしれません。相手が確実に対応してくれる時に使うのが無難です。

2:support

「Thank you for your warm support.」(暖かいご支援をありがとうございます)

supportの意味は「支える、応援する」です。warm(温かい、思いやりのある)を入れて、相手の親切な手助けに感謝の意を表します。

3:assistance

「I would really appreciate your assistance.」(あなたの支援に心から感謝します)

appreciateは「~に感謝する」の意味で、ものやことに対して使います。really(本当に、正直に)が入ると、心からの感謝の気持ちが強調できます。またthankより丁寧な表現になります。

最後に

本記事では、「ご支援」という言葉の使い方について掘り下げてみました。「支援」と「援助」の違いや、「ご支援」の類語表現など、今まで知らなかった発見があったのではないでしょうか?

「ご支援」は、助けを求めるだけでなく、感謝の気持ちも伝えることができる柔軟性の高い言葉です。本記事で紹介した類語表現以外にも、「お力」「フォロー」「バックアップ」といった言葉でも言い換えられます。意味を正しく理解し、言い換え表現のストックを増やして本当に伝わるビジネス文章を目指しましょう!

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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