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2023.04.10

「とのことです」の意味とは? 正しい使い方や例文、言い換え表現を詳しく解説

「とのことです」は人からの伝聞を表す丁寧語で、ビジネスシーンではよく使われる敬語表現です。主に目上の人に伝言を伝える際に使います。本記事では「とのことです」の意味や使い方を説明するとともに、会話と文書に分けた例文、言い換え表現もご紹介します。

「とのことです」の意味とは?

会議で発言する女性
(c)Shutterstock.com

「とのことです」は、人から聞いたことを表す「とのこと」に「です」をつけた丁寧語です。人から聞いたことを丁寧に伝えたいときに使います。基本的に目上の人に伝言を伝えるときに使い、ビジネスシーンではよく使われる言葉です。

とくにビジネスシーンでは伝言を伝えるときは、「〜らしいです」と曖昧に伝えるのではなく、「とのことです」と言い切ることが必要です。

ここでは、「とのことです」の意味や使い方についてみていきましょう。

人からの伝聞を表す丁寧語

「とのことです」は、人からの伝言を伝える際の丁寧語です。「とのこと」を漢字表記すると「との事」になりますが、「こと」を漢字で表記するのは、名詞代わりに使う場合です。

「とのことです」の「こと」には実質的な意味がなく、ほかの語に修飾されて使われる形式名詞であるため、漢字表記にはしません。ひらがなで表記するのが一般的です。

目上の人へ伝えるときに使う

「とのことです」は、上司や目上の人に伝言を伝える際に使います。「〇〇さんが〜と言っていました」という伝え方は失礼にあたるため、「とのことです」を使いましょう。

「とのことですが」や「とのことですので」という使い方もできます。文章の流れに応じて使い分けてください。

ビジネスでは​物事をはっきり伝える必要があり、曖昧な表現は避けなければなりません。そのため、「折り返し電話がほしいみたいです」といった表現は避け、「電話がほしいとのことです」としっかり伝えましょう。​

「とのことです」の例文

ペンとメモ帳
(c)Shutterstock.com

「とのことです」は、会話や伝言メモだけでなく、メールなどの文書でも使用できます。文書で「とのことです」を何回も使うと、責任を回避しているような印象を与える可能性もあります。伝言を伝える際は内容をまとめ、「とのことです」は1〜2回程度にとどめるようにしましょう。

ここでは、会話とメールに分けて「とのことです」の例文をご紹介します。

会話での例文

・先ほどA社の〇〇さんから電話がありました。折り返し電話するようにとのことです

・天気予報によれば、明日は晴れて暑くなるとのことです

・営業の〇〇さんが、至急連絡をほしいとのことです

・〇〇課長から連絡があり、帰社が遅れるとのことでした

・B社の工場でトラブルがあり、納品が予定より2日ほど遅れるとです

・〇〇さんは欠席するとのことですが、会議の進行に影響はないでしょうか

文書での例文

(メールや手紙の例文)

・日程の変更をご希望とのことですが、状況によってはご希望に添えない場合もございます。あらかじめご了承ください

・当日は〇〇さんが不参加とのことですので、12名の参加者で開催する予定です

・先日は大変お世話になりました。母からも「よろしくお伝えください」とのことです

・〇日はご都合が悪いとのこと、承りました。また後日、ご連絡をさせていただきます

(伝言メモの例文)

・〇〇課長 C社の〇〇様からお電話がありました。午後にあらためてお電話をいただけるとのことです

・A社の〇〇様が来社されました。約束をとられていなかったため、後日は連絡のうえ、あらためて来社されるとのことです

・総務の〇〇さんから連絡がありました。注文していた部品は明日の午後には届く予定とのことです

「とのことです」の言い換え表現

笑顔のOL
(c)Shutterstock.com

「とのことです」にはさまざまな言い換え表現があります。「とのことです」と同じ内容で使えるのは、以下の3つです。

・といった次第です

・そうです

・ということです

なかには伝言以外の使い方をするものもあるため、状況により使い分けるとよいでしょう。言い換え表現を多く知ることで、シーンに適した表現を使えるようになります。

「とのことです」の言い換え表現を3つご紹介します。

といった次第です

「といった次第(しだい)です」は、説明する状況やことがらが複数ある場合に使います。伝言に限らず、自分の状況について説明する場合にも使える言葉です。基本的に、目上の人に使います。

(例文)

・状況を確認し、これから改善案を検討するといった次第です

・この度、御社の担当となったため、ご挨拶に伺った次第です

・先方との打ち合わせで、このような細かい要望を受けたという次第です
そうです
「そうです」は「~そうだ」の丁寧表現で、伝言を伝える言葉です。「そうです」には、伝聞のほかに動詞に接続する「様態」など、伝聞以外にも使われます。「荷物が重そう」「この服は高そう」といった使い方です。

伝聞の場合は、活用語の終止形につけて表します。「〜をするそうです」「〜だそうです」というような表現になります。

(例文)

・天気予報によると、明日は雪が降るそうです

・〇〇様の到着が1時間遅れるそうです

・〇〇さんは体調不良のため、本日の会議は欠席だそうです

ということです

「ということです」は、「とのことです」をカジュアルにした表現です。そのため、目上の人には「とのことです」の方が適しています。特に取引先など外部の人に使うのは避け、社内で同僚や後輩、親しい間柄の人に使うようにしましょう。

(例文)

・〇〇さんから電話があり、折り返し連絡がほしいということです

・A社からの参加は、今のところ10名ということです

・B社の〇〇さんからメールが届き、書類は本日郵送してくれるということです

「とのことです」の正しい使い方を覚えよう

ミーティング中の様子
(c)Shutterstock.com

「とのことです」は、主に目上の人に使う伝聞の表現です。ビジネスで人からの伝言を使う際は、「〜らしいです」など曖昧な表現を使うのではなく、「とのことです」としっかり言い切ることが大切です。

「とのことです」にはさまざまな言い換え表現があるため、一緒に覚えてシーンごとに使い分けるとよいでしょう。「とのことです」の使い方を覚え、正しく使うようにしてください。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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