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【100人に聞いた】周りに「不器用な男性」はいますか?
※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名(未回答含む)。
女性100人に、「あなたの周りに『不器用だな』と思う男性はいますか?」と質問したところ、34.2%が「いる」、65.8%が「いない」と回答。約3割の女性の周囲には、「不器用な男性」の心当たりがあるようです。
そもそも不器用とは、
1 手先が器用でないこと。また、そのさま。ぶきっちょ。
2 物事の処理のへたなこと。また、そのさま。
3 道理にはずれていること。卑劣なこと。また、そのさま。
(引用:デジタル大辞泉)
という意味の言葉です。不器用な男性とは、「2」の「物事の処理のへたな」男性をさすことが多いでしょう。見ていて思わず手を貸したくなるような「もっとこうすればうまくいくだろうに…」とこちらが感じてしまう男性、というイメージでしょうか。
「不器用な男性」の特徴とは?

実際のところ、具体的にはどのような人が「不器用な男性」とされるのでしょうか。身近に「不器用な男性」が「いる」と回答した女性達に、その特徴について聞いてみました。
スマートな立ち回りが苦手
「うまく立ち回らない人」(30代・大阪府)
「何をするにも時間がかかる」(30代・岩手県)
「要領が悪い人」(30代・三重県)
「いい所でミスする」(20代・埼玉県)
「一度に複数のことができない」(30代・東京都)
「何事も無駄が多い」(20代・愛知県)
不器用たる所以ともいえる、立ち回りのおぼつかなさにたいして回答が集まりました。何事もスマートに効率よくこなせる器用な男性に比べ、不器用な男性は要領が悪いことが多いです。見ていてまどろっこしい気持ちになってしまうような、段取りの悪さが特徴のひとつといえるでしょう。本人には悪気があるわけではなく、むしろ精一杯頑張っての結果… ということもありえます。周囲が温かく見守れるかどうかは、そのときの状況や関係値にもよりそうですね。
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人付き合いが苦手
「すぐに文句を言うなど、人付き合いが下手」(30代・神奈川県)
「人への立ち回り方が上手でない」(20代・千葉県)
「ぶっきらぼう」(30代・東京都)
「人への気の使い方がちょっとから回っている」(30代・北海道)
不器用な男性は、人間関係においても不器用になりがち。根は悪い人ではないはずなのに、「もうちょっとうまい言いかたをしたらいいのにな」「なんであそこでああ言ってしまうかな」と感じてしまう、やや雑なコミュニケーションの取り方が特徴です。自然と周囲に気を遣わせる場面も増えるので、フォローに回った人にストレスを与えてしまうことも。不器用な人のコミュニケーションには、助け舟を出し円滑に場を回す、器用な人の手助けが大事です。
ひとりで抱え込みがち
「たぶんこうしたいとかあると思うけど、言わないでいる」(30代・北海道)
「大変なこと、困っていることを一人で抱え込む」(20代・東京都)
自分の要望や案を主張できず、ぐっと押し込めてしまうのも不器用な男性の特徴。アウトプットが不得意なのか、なにかとひとりで抱え込みがちな一面があるようです。それは誰かに迷惑をかけたり、負担に思われたりするくらいならば自分でやろう… という優しさの表れであることも。不器用な男性は、周囲に頼ることを遠慮しているのかもしれません。
マルチタスクが苦手
「二つのことを同時に出来ない。 料理、裁縫全く出来ない。 ロジカルに説明出来ない」(30代・和歌山県)
「なんでも引き受けて、いっぱいいっぱいになっている」(20代・福岡県)
不器用であるがゆえに、複数のことを同時に行うとパンクしてしまうこともあります。器用な男性に比べると、自分のキャパを超えた作業に振り回されてしまいいがちです。とはいえ、忙しい仕事や複雑な作業を複数並行するというのは、誰にだって大変なことのはず。不器用な男性に限らず、得手不得手は誰にでもある… といえるでしょう。
口下手
「恥ずかしがりで、あまりうまく喋れない人」(30代・石川県)
「口下手な人」(30代・神奈川県)
「言葉のチョイスが悪い」(30代・千葉県)
コミュニケーション面でも不器用さを発揮すると、口下手だったり、言葉の選びかたが雑になったりすることがあります。なかには不器用がいきすぎて、無口になってしまう人も。
【100人に聞いた】「不器用な男性」は恋愛対象になる?
※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名(未回答含む)。
「不器用な男性」の特徴についてはさまざまな意見が挙がりました。「こういう人、いる!」「そういえばあの人ってこんな感じかもな…」など、心当たりの人物が思い浮かんだ人もいるでしょうか? そんな「不器用な男性」ですが、女性の恋愛対象としてはどうなのか気になりますよね。
続いて「あなたは『不器用な男性』が恋愛対象になりますか?」と質問したところ、38.3%の人が「なる」、61.7%の人が「ならない」と回答。約6割の女性は「不器用な男性」が恋愛対象外であるとしたいっぽうで、約4割の女性は恋愛対象だと考えています。不器用だからといって、異性としての魅力が低いわけではないといえそうです。
むしろその不器用さが味わい深いものであり、かえって魅力を高める要素になっている… ということもあるのかも? さまざまなテクニックを駆使して恋愛をする器用な男性に比べ、まっすぐで、正直で、一生懸命恋をする不器用な姿に心惹かれる… という女性もいるでしょう。
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「不器用な男性」と上手に付き合う方法

実際に「不器用な男性」との間に恋が芽生えたら、何に気をつけ、どのように振る舞うと関係がうまくいくのでしょうか。上手なお付き合いの方法をアンケートで聞いてみました。
こちらがリードする
「うまくリードする」(30代・神奈川県)
「こちらが上手くリードする」(30代・東京都)
「こちらの希望をはっきり伝える」(30代・奈良県)
「道筋をつくってあげる」(30代・広島県)
「私がゴールを示してあげて、うまくシュートできるようにサポートしてあげる」(30代・愛知県)
「不器用な男性」との恋愛では、女性側がリードしてあげるとすんなり関係が進展することも。どうしても男性側にエスコートしてほしい・スマートに振る舞ってほしいという女性とは相性が悪いかもしれませんが、そうでないのなら可能性は無限大です。
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おおらかに接する
「イライラせずに毎回話す」(30代・大阪府)
「とにかく波風を立てない」(30代・千葉県)
「寛容に見守ってあげる」(20代・愛知県)
彼の不器用な一面を優しく受け止め、ちょっとしたことでイライラしないように気をつけるのも大事です。なにせ相手は「不器用な男性」なのですから、なにごとも器用にこなせなくて当たり前。自分とは価値観も気質も異なる彼のことを、おおらかに受け止めると関係がうまくいくでしょう。人にはそれぞれ自分のペースがあるということを踏まえ、彼の頑張りを認め、失敗を許そうという心持ちが大事です。これはたとえ、「不器用な男性」相手でなくとも大事な考えかたかもしれません。
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自分の理想を押し付けない
「できると思わないで、期待しない」(30代・福岡県)
「妥協する」(30代・東京都)
「期待しないようにする」(30代・福岡県)
「自分の物差しで測らない」(30代・広島県)
はじめから「不器用な男性」が好みのタイプで付き合ったのならともかく、そうでない場合には、彼の不器用さに頭を抱えてしまうこともあるはず。そんなとき、自分の理想の男性像を押し付けてしまわないように注意しましょう。「もっとこうしてくれたら嬉しい」という希望を伝えることと、「どうしてこういう風にできないの?」と問い詰め、理想を押し付けることは違います。彼にも彼の考えややりかたがあるということは忘れずに、お互いの価値観を共有していくことが大事ですね。
彼の「不器用さ」ごと尊重する
「考え方が違うんだと思って、相手のことを尊重する」(30代・岡山県)
「不器用な面はあるていど諦めて、その中でもいい部分を探していく」(30代・東京都)
「不器用な部分も人間らしくて素敵だと認識すると、全然気にならないしいとおしいと思える」(30代・北海道)
「個性なので、気持ち的にも強要する心は持ってはならない。自分にも目を向け、自分も完璧ではないことを自覚して、お互い素直に得意なところは頼ってもらい、苦手なところは頼らせてもらう気持ちをもつ」(30代・和歌山県)
どのような恋愛であれ、相手へのリスペクトを持つことは必要です。完璧な人間などいないのですから、お互いのよいところを大切にできるようになれれば理想的ですね。「不器用」は欠点とイコールではないにしろ、トラブルや不安が生まれたときにこそ、彼女として受け止め、助けてあげられるような誠意と敬意が大事になるはず。「不器用」という彼の個性ごと愛せるようになれば、二人はかけがえのないパートナーになれるでしょう。
「不器用さ」も男の魅力のひとつ
不器用であるがゆえにまっすぐなことも多い彼らは、付き合ってみると意外なギャップを見せてくれたり、器用な男性とはひと味違う安心感や男らしさを見せてくたりすることもあります。「不器用」であること自体はデメリットとはいいがたく、むしろ特別な魅力に繋がる個性のひとつだといえそうです。バレずに浮気をする器用さを持たないというのも、誠実な交際を望む人にとって大きなメリットでしょう。最初から恋愛対象外と決めつけず、相手を理解しようと向き合う気持ちが、「不器用な男性」の新たな魅力を開花させる可能性も。あなたにとっての、最高のパートナーになる道が切り拓かれるかもしれません。
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