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2023.01.15

年収900万円の手取りはいくら? かかる税金や生活費などについても紹介

年収900万円の手取りはいくらになるのでしょうか? この記事では、年収900万円の場合にかかる税金や社会保険料の目安について紹介します。また、年収900万円の方の割合や生活費の内訳、貯蓄を増やす方法についても解説するので、参考にしてみてください。

年収900万円なら、手取りも年収と同じ?

年収900万円であるからといって、手取りが900万円になるわけではありません。手始めに、「年収」と「手取り」という言葉の意味について、確認しておきましょう。

年収とは

年収とは、毎月の給与に諸手当やボーナスなどを合計した1年間の賃金総額のこと。交通費は実費支給となるため、基本的には年収には含まれません。なお、年収は税金を計算するための基本データになります。

一万円札3枚
(c)Shutterstock.com

手取りとは

手取りとは、年収から税金や社会保険料が差し引かれて、実際に受け取ることができる金額のことです。手取りは基本的に、額面の8割程度であり、給与明細上で「差引支給額」として表記される金額が、手取りに相当します。

差し引かれる税金には、例えば住民税や所得税があります。一方、差し引かれる社会保険料には、例として健康保険料や雇用保険料などが挙げられますね。

年収900万円なら税金・社会保険料はいくら?

次に、年収900万円の場合、支払うことになる税金や社会保険料はいくらになるのかを見ていきましょう。この記事では、独身・扶養家族がいない場合での想定とします。税金や社会保険料は変動するものであり、紹介した金額はあくまで目安です。

積み木でTAX
(c)Shutterstock.com

1:所得税

所得税は、所得金額が増えるに従い、税率も上がります。年収900万円の場合、支払う金額は約62万円ほど(所得控除が増えればもっと低くなります)。

2:住民税

住民税も確認しておきましょう。ちなみに、住民税とは、地方税の一種です。都道府県が課税する道府県民税と、市区町村が課税する市町村民税の総称ですね。教育や福祉など、行政が提供するサービスの財源になります。年収900万円の場合、支払うのは約73万円です(所得控除が増えればもっと低くなります)。

3:社会保険料

社会保険料は、勤め先の所在地によって徴収金額が異なりますが、年収による大きな違いはありません。社会保険料には、厚生年金保険料・健康保険料・介護保険料(ただし40歳以上65歳未満のみ)、雇用保険料、労災保険料などがあります。

社会保険料は、年収の約15%に相当し、年収900万円の場合、支払う社会保険料は約135万円です。

年収900万円の手取りはいくら?

独身で扶養家族がいない場合、年収900万円の手取りはおおよそ620~680万円の範囲になります。

なお、税金や社会保険料は社会情勢に応じて変動するものであり、半永久的に固定されているわけではないので、そのため、上記の金額はあくまでも目安と捉えてください。

年収900万円の人の割合はいくら?

では、年収900万円の人が全人口に占める割合はどれぐらいなのでしょうか? 国税庁が公開した、令和元年の「民間給与実態統計調査結果」によると、年収900万円台の人は全体の1.9%でした。極めて少数であることがわかります。

年収900万円の生活費の内訳は?

次に年収900万円の生活費の内訳(毎月分)について、確認していきましょう。年収900万円ですと、ボーナスを加味しなければ月の手取りは55万円前後になります。この記事では、独身者であるケースについて解説します。あくまで、目安であることを念頭に置いてくださいね。

1:住居費

家賃・住宅ローンなどの住居費は、手取りの25%以内に収めるのが理想とされています。ですので、手取りを55万円とすると、月に約13万円は住居費に充てることができるでしょう。

2:食費

食費は、手取りの15%前後が理想とされています。そのため8万円程度を食費に使えるでしょう。ただし、料金が高い飲食店で頻繁に食事をするのであれば、これを超えるかもしれません。

サラダとサンドイッチ
(c)Shutterstock.com

3:水道・光熱費

水道・光熱費は、手取りの5%前後が理想とされています。そのため、2.5万円程度を当てることができる計算に。ただし、光熱費は、北海道や山間部など寒い地域では暖房費が他の地域よりもかかります。こういった場所であれば、光熱費の割合は増えるでしょう。

4:通信費

通信費は、手取りの5%前後が理想とされています。そのため、だいたい2.5万円を当てることができますね。ただし、ソーシャルゲームなどをよくプレイする人のケースだと、通信費の割合は増えるでしょう。

上で列挙した以外に、交際費(約3万円)・被服費(約3万円)・保険医療費(約1万円)などがあります。とりわけ交際費・被服費・食費・住居費はどのような生活をするかによって、大きく変わるものです。

手取りが増えると、生活レベルを上げたくなるかもしれませんが、制限のない支出の増加は家計にも響きます。それに、いったん生活水準を上げて、それに慣れてしまうと、なかなか以前の水準には戻れません。気を付けたいものですね。

貯蓄をさらに増やすための方法について

年収900万円に満足せず、さらに貯蓄を増やしたいと思う人もいるかもしれません。そんな時は、節税や節約などの手段がありますよ。以下、見ていきましょう。

1:毎月の支出を把握する

手取りが多いからと、普段から余分な買い物をしているかもしれません。そういうときは、家計簿などを付けて日々の支出を可視化することで、余分な支出などが見えやすくなります。最近は、便利な家計簿アプリも増えました。

支出がすぐに記録されるようにするのも手です。例えば、クレジットカードだと決済後、すぐには口座から引き落とされません。利用した金額や回数次第では、決済した時点でどれくらいのお金を使ったのかを忘れてしまうかも。

一方、デビットカードだと決済後、すぐに口座から引き落とされ、支出記録がつきます。引き落とされる残高以上の買い物ができないので、お金の使い過ぎを防止できますよ。

2:固定費の見直し

通信費・家賃・サブスクリプションサービスなどの固定費は、必ず支払いが発生するものです。基本的に値段が変動することがないので、うまく見直せば大きく節約できるかもしれません。

最後に

以上、年収900万円の場合の手取りや税金、生活費の内訳などを見てきました。年収900万円にもなると、税金や社会保険料などの負担が大きくなります。

また手取りが多いので、日ごろから高級なランチしたり、広いマンションに住むなど生活水準も高くなりがち。定期的に家計の見直しをし、生活にかかる費用が適正であるかどうか、貯蓄ができているかどうかなど確認するように心がけましょう。

執筆/京都メディアライン

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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池田 啓子

監修/株式会社SMILELIFE project 池田啓子さん

生命保険や金融商品の販売をせずに、「フィーオンリー」のFPサービスを通じて、お客様の立場に立ったライフプランニング相談業務を行っています。


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