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2022.04.22

「富裕層」ってどんな人? 割合や年収、「準富裕層」「超富裕層」も解説!

「富裕層」とは、「ふゆうそう」と読みます。「富裕層」の定義は、はっきりとはしていませんが、「経済的にとても豊かな層」や「資産が非常に多い人」のことを指す言葉です。「準富裕層」「超富裕層」との違いや、割合などを紹介します。

「富裕層」の意味や読み方とは?

「富裕層」とはどんな人なのでしょうか? まずは、「富裕層」の定義や、どんな職業なのか等を見ていきましょう。

意味と読み方

「富裕層」とは、「ふゆうそう」と読みます。「富裕層」の定義は、はっきりとはしていませんが「経済的にとても豊かな層」や「資産が非常に多い人」のことを指す言葉です。「富裕層」の年収は、もちろん人により異なりますが、2000万円以上とされることが多いよう。また、資産家や医師、スポーツ選手、企業家など、職業もさまざまです。

(c)Shutterstock.com

なお、株式会社野村総合研究所が2020年に実施した「NRI富裕層アンケート調査」では、世帯当たりの「純金融資産保有額」が1億円以上5億円未満の層を「富裕層」としています。「純金融資産保有額」とは、金融資産の合計額から負債を差し引いたもの。金融資産は、預貯金や、株式、投資信託、債券、一時払い生命保険や年金保険などで、負債は、住宅ローンなどを指します。

つまり、金融資産が2億円あったとしても、負債が1億5000万円ある場合は、「富裕層」には当てはまりません。

また、こうした「富裕層」向けのサービスがあるのを知っていますか? たとえば、資産の管理を個別に提供してくれる「プライベート・バンキングサービス」、会員制サロン、百貨店のVIPサロンなど。それぞれの審査基準は異なりますが、裕福な「富裕層」のみが利用できる高級なサービスといえるでしょう。

(c)Shutterstock.com

「準富裕層」や「超富裕層」とは?

株式会社野村総合研究所が実施したアンケートでは、実は「富裕層」のほか「準富裕層」や「超富裕層」なども登場するので、あわせて紹介しましょう。「準富裕層」の定義は、「純金融資産保有額」が5000万円以上1億円未満の世帯、「超富裕層」の定義は、「純金融資産保有額」が5億円以上の世帯としています。

さらには、「準富裕層」の下に「アッパーマス層」「マス層」といった分類も。下から上にいくにつれて割合が低くなっていくので、ピラミッドのような構造になっています。それぞれの「純金融資産保有額」と、世帯数をまとめると下記の通りです。

超富裕層:5億円以上、8.7万世帯
富裕層:1億円以上5億円未満、124.0万世帯
準富裕層:5000万円以上1億円未満、341.8万世帯)
アッパーマス層:3000万円以上5000万円未満、712.1万世帯)
マス層:3000万円未満、4215.7万世帯)
(分類名:純金融資産保有額、世帯数 ※2019年)

参考:野村総合研究所、日本の富裕層は133万世帯、純金融資産総額は333兆円と推計

都道府県別や年齢別の「富裕層」の割合は?

都道府県や年齢ごとに「富裕層」の割合はどう変わるのでしょうか。はっきりとした割合は不明ですが、総務省の「2019年全国家計構造調査」を参考に、都道府県別や年齢別の家計資産を見ていきましょう。

都道府県別の家計資産総額

調査結果によると、家計資産総額(金融資産残高—金融負債残高+宅地資産+住宅資産)が最も多いのは、東京都で4701.0万円でした。続いて第2位は、神奈川県の3787.7万円、第3位は、愛知県の3489.8万円。一方、家計資産総額が最も少ないのは、北海道で1431.6万円。次に青森県の1454.1万円、鹿児島県の1474.7万円でした。

年齢別の家計資産総額

家計資産総額を年齢別に見ていくと、30歳未満は約256万円、30代は約870万円、40代は約1903万円、50代は約2906万円、60代は約4035万円、70代は約4090万円、80歳以上は4386万円。

やはり、年齢が上がるにつれて、資産額は増えていくようですね。ちなみに、金融負債残高が一番多いのは40代。次いで30代です。これは、30代〜40代で家を買う人が多いからかもしれせんね。

参考:総務省「2019年全国家計構造調査」

「富裕層」の特徴とは?

「富裕層」の生活はどのようなものなのでしょうか? ここでは、「富裕層」の考え方や、どのような生活を送っているのかを見ていきます。

費用対効果を考えて判断する

「富裕層」の考え方の特徴として、まず挙げられるのは、何事も費用対効果を考えて判断するということ。たとえ価格が高くても、それ相応のサービスが得られたり、十分な利益が見込めたりするものであれば、購入を検討することが多いようです。

一方で、安いものであっても、費用対効果が合わないものにはお金を出しません。お金にシビアで無駄な浪費をしない点は、「富裕層」の共通の特徴といえるでしょう。

(c)Shutterstock.com

“時間”を大切にする

「時は金なり」というように、お金を生み出すためには、時間も重要であるという意識が強いようです。移動で時間をとられるくらいならオフィスの近くに家を借りる、家事に時間をとられるくらいなら家事代行サービスを利用するなど、時間をお金で買う人が多いですね。それによって生まれた時間で、仕事をしたり、ビジネスに役立つ勉強をしたりして、さらにお金を稼いでいるようです。

初対面の人を信じない

「富裕層」は、保有している資産が多いため、その資産を目当てに多くの人が寄ってきます。「富裕層」からできるだけ多くのお金を取ろうと、高い手数料をふっかけたり、なかには詐欺目的で近づいてくる人も。

相手の思惑を「富裕層」も理解しているため、どれだけ良いサービスを提案してきたとしても、その場では判断しないことが多いようです。「富裕層」は、多くの人が寄ってくるため、人を見極める力が自然と高くなる、ともいえそうですね。

英語表現とは?

続いて、「富裕層」の英語表現を紹介しましょう。

「富裕層」を英語で言いたい場合には「wealthy class」「the wealthy social stratum」などがあります。「wealthy」は「裕福な」という意味で、「class」と「stratum」は「階級」という意味です。

そのほか「wealthy people」も「富裕層」という英語表現で使えるでしょう。

最後に

「経済的に豊かな人」をあらわす「富裕層」。株式会社野村総合研究所の調査結果によると、「富裕層」と「超富裕層」の世帯数は、2013年以降、右肩上がりで増加しているようです。株式などの資産価格の上昇や、金融資産を運用している「準富裕層」などが上の層に加わったことも理由なのだとか。

身近にはなかなかいない「富裕層」ですが、当記事を参考に、「富裕層」の考え方などを取り入れてみるのもいいかもしれませんね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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