年末の挨拶をメール・手紙で伝える! 例文をご紹介
今年1年お世話になったことへの感謝を込めて、年末には挨拶をメールや手紙で送ります。来年もよろしくという意味を込めるなら、直接会って挨拶することが望ましいです。しかし、年末はどの会社も忙しく、迷惑をかけることにもなりかねないので、特別な事情がない限り、メールや手紙で挨拶を伝えるほうがよいでしょう。
挨拶の例文を相手別に紹介します。ぜひ参考にして、心のこもったオリジナルの挨拶文を作ってみてください。
なお、メールで送るときは、件名に「年末のご挨拶」と入れておくようにしましょう。件名もなくメールを送ると、見落としてしまうことや進退に関わる重要メールと誤解される可能性があります。
取引先へ
○○株式会社 ○○様
いつも大変お世話になっております。
株式会社△△の△△です。
早いもので今年も残りわずかとなりました。
○○様には本年も格別のご高配を賜り、心より感謝を申し上げます。
弊社では下記の日程で休業いたします。
12月28日~1月4日
それに伴い、年内の営業は12月27日18時まで、新年の営業は1月5日9時よりとなります。休業期間中のご連絡は、090-○○○○-○○○○まで、もしくは○○@○.co.jpまでお願いいたします。ご迷惑をおかけすることになりますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
よいお年をお迎えくださいませ。
先輩、上司へ
○○さん
本年も残すところあと少しばかりとなりました。
○○さんには、仕事の面だけでなくプライベートも大変お世話になり、感謝しております。
この1年が実りの多い年であったのも、○○さんにご指導をいただくことができたおかげです。
来年度もご迷惑をおかけすることになりますが、良き社会人として一層精進する所存ですので、ご指導をよろしくお願い申し上げます。
メールにての年末のご挨拶をご容赦ください。
良いお年をお過ごしくださいませ。
同僚、後輩へ
○○さん、今年も大変お世話になりました。
10月の有明展示場でのイベントは、○○さんの協力なしには成功はありませんでした。来場された方からもご好評をいただき、無事に終えることができました。これからもご迷惑をおかけするかと思いますが、サポートをよろしくお願いいたします。
今夜は楽しみにしていた忘年会です。思い切り楽しんで、一年の疲れを吹き飛ばしましょう!
普段あまり会わない方へ
○○さん(先生)、お世話になっております。今年もあと僅かとなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今年は暖冬のおかげか、寒さに弱い私も風邪もひかず、元気に過ごしております。
今年は仕事の都合で年末年始も出勤することになり、帰省できず、○○さん(先生)にご挨拶に伺うことができません。まだまだ先とはなりますが、お盆の時期にでもお目にかかれたらと考えております。
それでは、良いお年をお過ごしください。
年末の挨拶をメール・手紙で伝えるときのマナー
年末の挨拶をメールや手紙で伝えるときは、今年1年の感謝と来年も継続した関係を築きたいということを端的に文章にすることが大切です。
仕事関係の取引先やクライアントであれば、休業と最終営業日・時間、年始の営業開始日・時間について含めることも忘れてはいけません。万が一に備えて緊急連絡先も記載しておきましょう。
また、メールや手紙で挨拶するときは、次の3つのマナーに留意することも大切です。
・送るタイミングに注意する
・一斉送信はしない
・カレンダーなどの粗品の発送は早めに
それぞれのポイントについて解説します。
送るタイミングに注意する
取引先に年末の挨拶を送る場合は、相手側の最終営業日までに届くようにしましょう。年末年始はできるだけ仕事関係に関わりたくない方も多いので、休業期間にかからないように配慮することが必要です。
ただし、メールであればすぐに相手に届きますが、郵便の場合は送付時間がかかります。年末は郵便が混み合うことも考慮に入れ、早めに投函するようにしましょう。
一斉送信はしない
担当する取引先が多くても、年末の挨拶メールを一斉送信することはNGです。失礼な印象になるので、手間がかかっても1通ずつ送信するようにしましょう。
メールの基本文は同一でも問題ありませんが、個人に向けたメッセージを一言でも含めると尚良いです。例えば、「社内イベントではお世話になりました」「いただいた励ましの言葉が心の支えになっています」など、共通の記憶としてあるものを記載すると、より心のこもった文章になります。
カレンダーなどの粗品の発送は早めに
年末の挨拶にカレンダーなどの粗品を渡そうと考えている場合は、早めに業者に発注するようにしましょう。年末は印刷業者も混み合うので、早くから計画を立てておくことが必要です。
また、粗品を配送業者に依頼して送る場合には、さらに早めにスケジュールを組むことが必要になります。年末は配送業者も混み合うので、通常よりも日数がかかることが少なくありません。
年末の挨拶回り! 言葉やマナーをご紹介
大切な取引先やクライアントには、メールや手紙ではなく直接会って、年末の挨拶をしたいものです。今年1年のお礼と、来年も引き続き良い関係を築きたいことを丁寧に言葉で伝えます。
挨拶回りの予定がある場合は、相手に喜んでもらうための用意をしておくことが必要です。事前に準備しておきたい言葉やマナーについて見ていきましょう。
挨拶に含める内容と例文
直接取引先やクライアントに会って挨拶するときは、次の内容を忘れずに含めるようにしましょう。
・今年1年の感謝
・来年も良い関係を築きたいという希望
・年末年始の営業時間、休業期間
・挨拶の締めの言葉(良い年末をお過ごしくださいなど)
例えば、次のように挨拶できます。
今年はいつも以上にお世話になりました。来年もお付き合いいただけましたらと社員一同願っております。今年は28日が最終営業日となり、少し早いですが16時に閉めさせていただきます。来年は1月5日から通常通りの営業となりますので、何なりとお申し付けください。ぜひ良い年末年始をお過ごしくださいませ。
アポイントを取ってから出かける
挨拶回りに伺うときは、アポイントを取ってから出かけましょう。約束せずに直接出かけるのは失礼にあたります。また、年末は忙しいので長居はNGです。話がはずんで長引くときでも、15分以内に退出するように心がけましょう。
挨拶回りに手土産は必須
挨拶回りに伺うときは、何か手土産を持っていきましょう。カレンダーなどの粗品やお歳暮をその場で渡すと、相手に失礼がありません。
応接室などで待っているときは、手土産は床に置かないことがポイントです。ソファやテーブルに置き、相手と会話をするときにスムーズに手渡すようにしましょう。
年末の挨拶で1年の感謝を伝えよう
年末の挨拶をすることで、今年1年の感謝の気持ちを相手に伝えることができます。また、今後も良い関係を保っていきたいと考えていることも、相手に伝えることができるでしょう。
挨拶のときには、仕事の話はNGです。直接会って挨拶するときも、休暇などの楽しい話題になるように心がけましょう。
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