終わりよければすべてよし! 年末のご挨拶マナー
今年の締めくくりとして、お取引先へのご挨拶を考え始めている方もいらっしゃるのではないでしょうか。早速、年末のご挨拶のマナーを確認しましょう!
◆年末のご挨拶先はどう選ぶ?
年末のご挨拶で、全てのお取り引き先を回るのは難しいというのが現実だと思います。年末のご挨拶は、今年お世話になったことへの感謝を伝えるとともに、来年もよろしくお願いします、という気持ちを伝える機会です。
先方との関係性やスケジュールを踏まえて訪問、電話、メールとご挨拶の方法を検討しましょう。特にお世話になったお取り引き先や、来年さらにお付き合いを深めたい、お付き合いが深くなる、お取り引き先に優先的にご挨拶に伺うのがおススメです。
◆訪問のアポイントはどうする?
忙しい年末ですので、なかなかアポイントを取るのも難しいですよね。年末のご挨拶は、アポイントを取らなくても失礼にあたりませんので、アポイントを取らずに訪問し、残念ながらタイミングが合わなければ、名刺やメッセージなどを手土産とともにお渡しするのもひとつの方法です。運任せになってしまうので、必ず対面でお話したいと考えている先にはアポイントをとりましょうね。
なお、年末のご挨拶は12月26日頃〜仕事納めの午前中までにおこないましょう。相手先によって仕事納めの日が異なりますし、年末年始で休暇を取得される場合もありますので、先方のご都合の情報収集が必須ですよ。
◆手土産はどうする?
年末のご挨拶に手土産は必須ではありませんが、今年の感謝の意と今後のご挨拶と考えれば、お菓子などの先方の負担にならない消え物を準備するのがベター。
金額も張り切る必要はなく、3,000円以内が目安です。年末の疲れが癒される甘いものなどをチョイスすると喜ばれそうですね。先方が社内で配りやすいよう個包装で日持ちがするものをチョイスしましょう。
◆ご挨拶は短時間で
年末ご挨拶はアポイントを取らずに伺ってお会いできたら場合には15分以内、アポイントを取ってお伺いした場合には30分以内が目安です。年末の忙しい時期ですので、さくっとご挨拶を済ませて失礼しましょう。
年末は無事にこの一年が過ごせたというホッとした気分と、新しい年に向けて明るい心持ちが相まって、和やかな雰囲気でご挨拶が出来ることが多く、心の距離がぐっと近づくきっかけにもなります。マナーを守って気持ちのいい年末のご挨拶をして、より良い来年を迎えましょう♡
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鶴田初芽
都内在住のOLライター。日本語教師の母からの厳しい指導や幼少期より読書好きだったことが影響し、現在マナー、教育、ライフスタイルなどの執筆に携わっています。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!