あなたの身の回りに「警戒心が強い」人はいませんか? もしくは自分自身が「警戒心が強いね」と言われたことがある人もいらっしゃるかもしれませんね。仕事や恋愛面では、「警戒心が強い」相手となかなか打ち解けることができず、困ってしまうこともあるでしょう。そこで今回は、「警戒心が強い」人の特徴や原因、「警戒心が強い」人との付き合い方を紹介します。
「警戒心が強い」人の特徴とは?
そもそも「警戒心」とは、「外敵の攻撃に対して、自分の身を守ろうとする気持ち」のこと。このような傾向が強い人には、どのような特徴があるのでしょうか? 自分や身の回りの人に当てはまる部分があるかどうかチェックしてみましょう。
1:人見知り
「警戒心が強い」人は、人見知りな性格であることが多いです。常に相手のことを警戒しているので、一定の距離を保って接する癖があります。特に、あまり親しくない相手に対してはむやみに愛嬌を振りまくことをせず、そっけない態度をとることがほとんど。同年代や年下の人に対しても常に敬語で喋ったり、必ず「さん」付けで呼ぶなど、どこかよそよそしいのが特徴です。
2:プライベートについて話さない
「警戒心が強い」人は、用心深い性格なので、自分のことをあまり話そうとしません。個人的な情報について聞かれたり、「休日は何をしているの?」などプライベートなことに首を突っ込まれるのが苦手なのです。自分が認めた人でないと心を開きたくないという頑なな姿勢を持っています。
3:目を合わせようとしない
他人と目を合わせようとしないことも「警戒心が強い」人の特徴。面と向かって話している時も、伏し目がちだったり、目があった瞬間に逸らしてしまう傾向があるようです。アイコンタクトという言葉があるように、人は目を合わせることで相手と意思疎通を図ります。しかし「警戒心が強い」人は、人と距離を縮めることに抵抗があるので、無意識に視線を避けてしまうのです。
「警戒心が強い」原因とは?
他人との間に壁を作ってしまう「警戒心が強い」人。好きになった人や職場の仲間がこのようなタイプだと、「どうしてここまで警戒心が強いのだろう?」と原因が知りたくなることもあるでしょう。「警戒心が強い」主な原因を3つ紹介します。
1:傷つきたくない
「警戒心が強い」人は、繊細でナイーブな心を持っています。そのため他人が放った言葉に傷ついたり、いじわるをされたなどの経験があると「もうあんな思いはしたくない」と自分を守ろうとするのです。傷つきたくないという気持ちが強いあまり、他人に対してバリアを張ってしまうのかもしれませんね。
2:自分に自信がない
「警戒心が強い」人の中には、自分に自信がない人もいます。「本当の自分を知られるのが恥ずかしい」「こんなことを言ったら馬鹿にされるのでは」などと考えて、心を開くことができないようです。ネガティブ思考で、何事も悪い方向に考えてしまうことから他人と距離を取りがちだということができるでしょう。
3:信頼できる相手かどうか見極めたい
「警戒心が強い」人は、慎重派。何事も自分の頭でよくよく考えて納得しないと行動に移しません。対人関係においても、相手の話している内容や行動をよく観察して「嘘をついていないか」「信頼に足る人物であるかどうか」などを見極めます。リスクやトラブルをなるべく回避して行動することが多いようです。
「警戒心が強い」男女の恋愛傾向とは?
「警戒心が強い」人は、自分のプライベートなことを話そうとしないので、どんな恋愛をしているのか想像できないこともあるでしょう。「警戒心が強い」人の恋愛傾向や異性への接し方の特徴を見ていきましょう。
1:異性に対して奥手
「警戒心が強い」人は、恋愛面において奥手なタイプ。基本的にリスクを避けたがる性格なので、「嫌われたらどうしよう」「フラれるくらいなら告白しないほうがいい」などと考えて、なかなか積極的にアプローチできません。本当は気になっているのに好意がないふりをしたり、そっけない態度をとってあとから後悔することも…。恋愛面では基本的に受け身であることがほとんどです。
2:連絡先をなかなか教えない
「警戒心が強い」人は、個人情報やプライバシーをとても気にします。そのため、知り合ったばかりの異性や飲み会で出会った相手などには、なかなか連絡先を教えることがありません。気になっている人が「警戒心が強い」タイプの場合、LINE交換をするのは至難の技といえるでしょう。
3:一度付き合うと長続きしやすい
「警戒心が強い」人は、打ち解けるまでに時間がかかるものの、一度心を開くと相手との深いつながりを求めます。そのため、一度交際すると長続きしやすい傾向があるようです。自分が心から信頼している相手にだけ、甘えたり本音を打ち明けることも。刺激的な恋愛より、家族のような安心感のある恋愛を好む傾向があるようです。
「警戒心が強い」人と打ち解ける方法
仲良くなりたい相手が「警戒心が強く」、なかなかお近づきになれない… そんな場合、どのように対応したらいいのでしょうか? 「警戒心が強い」人と接する際のポイントを紹介します。
1:嘘をつかず、誠実に接する
「警戒心が強い」人は、相手が信頼できる人かどうかよく観察しています。そのため、ちょっとでも嘘をついたり、言葉と行動が矛盾していたりすると、一気に信頼を失ってしまう可能性が。繊細で傷つきやすいところがある「警戒心が強い」人には、真っ直ぐに誠実な態度で接しましょう。
2:ベタベタしない
「警戒心が強い」人は、他人とベタベタ馴れ合うのを好みません。たとえ、友人や恋人であっても、常に一緒にいることを強要されたり、プライベートなことに口出しをされたくないと思っているようです。お互いの考えや、価値観を尊重し会える相手が理想的といえるでしょう。
3:相手のペースに合わせる
「警戒心が強い」人は、馴れ馴れしく接してくる人が苦手。いきなり距離を縮めようとするとかえって嫌われてしまう可能性があるため注意が必要です。仲良くなりたいと思うなら、相手のペースに合わせ、時間をかけて信頼関係を築いていきましょう。
最後に
「警戒心が強い」人は、人と打ち解けるのに時間がかかるものの、一度心を許したら深く信頼してくれる人でもあります。いきなりプライベートなことを聞いたりすると、かえって警戒されてしまう恐れもあるので、焦らずゆっくり信頼関係を深めていきましょう。お互いにとって心地の良い関係でありたいですね。
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