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この記事のサマリー
・「フレネミー」とは、友人のふりをしつつ敵対する相手を指す言葉です。
・「フレンド」と「エネミー」の合成語で、アメリカの外交評論家らが中国とロシアの関係を表現するのに用いました。
・英語表記は、“frenemy”もしくは“frienemy”です。
仲がいいはずなのに、なぜか胸がざわつく…。職場や友人関係で、褒めながら皮肉を言う、親切そうな顔をしてプライベートにまでズカズカ入ってくる… そんな相手に消耗していませんか?
この記事では、「フレネミー」の意味と由来を押さえた上で「フレネミー」な人と無理なく距離を取る方法を紹介します。
「フレネミー」とは?
「フレネミー」という言葉を聞いたことがありますか? 言葉は聞いたことがなくても、あなたはもうすでに「フレネミー」に出会っているかも… 早速意味を確認していきましょう。
意味
「フレネミー」とは「フレンド(友達)」と「エネミー(敵)」を組み合わせた「友達のふりをした敵」という意味を持つ造語です。
辞書では次のように説明されています。
フレネミー【frenemy/frienemy】
《friend(友人)+enemy(敵)からの造語》友人のふりをする敵対者。親しくするように見せかけて、相手をおとしいれようとする人。
引用:『デジタル大辞泉』(小学館)
由来
アメリカの外交評論家が、中国とロシアの「友人であると同時に敵」という複雑な関係を表現するのに用いたのがはじまりとされています。
日常会話では、「親しくするように見せかけて相手を陥れようとする」相手を指す語として使われますよ。
参考:『現代用語の基礎知識』(自由国民社)
「フレネミー」の特徴とは?
「フレネミー」という言葉を聞いたことがある人は、「フレネミー女子」という言葉も知っているかもしれませんね。「フレネミー」といえば「女性」という印象があるかもしれませんが、実は性別は関係なく男性でも女性でも「フレネミー」は存在します。
異性だからといって油断は禁物。「フレネミー」の特徴を確認して、被害に遭う前に適切な距離をとりましょう。

表と裏の顔がある
「フレネミー」の一番の特徴は、表面上では仲よく話しているのに、陰で悪口を言っているというもの。普段は仲よく話している人について、平気で悪口を言っている姿を見たら要注意。同じように、陰であなたの悪口も言っている可能性が高いです。
プライベートをしつこく聞いてくる
フレネミーは、「友人のように振る舞いながら、実は陥れようとしている」点がポイント。友人とはいえ、距離を急に詰めようとしたり、必要以上に個人情報を聞いてくるような場合は、慎重に対応することをおすすめします。
人の不幸な話が好き
こちらの弱みや不利になりうる情報にやたらと触れたがると感じたときは、話題を切り替える、答えをぼかすなど、距離の取り方を工夫するといいでしょう。
「フレネミー」に狙われやすい人とは?
あなたの身の回りに「フレネミー」はいましたか? もし身近で見つけてしまったら、できるだけ関わりたくないですよね。実は「フレネミーに狙われやすい人」には特徴があります。自分や、自分の大切な人が被害を受けないためにも、事前に確認しておきましょう。

人気者
周囲から注目されやすい立場だと、人づての情報が広がりやすく、対人トラブルも表面化しやすくなります。必要以上に私的な話題を渡さない姿勢が役立ちます。
優しい人
親身に話を聞く人ほど、「相談相手」として選ばれやすくなります。親しげに距離を詰めてくる相手には、情報の出し方を慎重にするのが無難です。「話せる範囲」を自分の中で決めておくと、巻き込まれにくくなりますよ。
流されやすい人
会話の流れで、ついつい余計な話までしてしまう人は、意図せず自分の情報を渡していたりします。親しいフリをする相手に対しては、即答せず一拍置く、話題を仕事や共通のテーマに戻すなど、会話の主導権を握っておく工夫が必要です。
「フレネミー」の対処法
「フレネミー」を見つけたら、関わらないのが一番です。とはいえ、同じ職場や学校にいる場合は、急に関わりを断ち切るのは難しいですよね。事を荒立てずに「フレネミー」と距離を置くための対処法をお伝えします。
プライベートな話をしない
「フレネミー」に情報を与え、面白おかしくうわさ話にされないためにも、プライベートは話さないでおきましょう。明言を避ける、笑顔でごまかす、話題を変える、など工夫して会話を乗り切りたいですね。
あまりにもしつこい時は「その話はしたくないんだ」とはっきり伝えてもいいかもしれません。
二人きりにならない
話をかわすのが苦手という人も多いでしょう。一対一で話すと、どうしても話題がお互いの話になり、自分のことも話さざるを得ない状況になりますよね。そんな時は、二人きりになる事自体を避けましょう。
複数人で話していれば、自分が話さなくても間が持ちますし、他の人に話題を振ることもできます。「フレネミー」以外のメンバーと「フレネミー」には気をつけようという認識を共有できていれば、お互いに上手く守り合うこともできるでしょう。
さらに、二人きりにならないことで二次的なお誘いを回避することもできます。「二人で遊びに行こう」「二人で食事に行こう」と誘われると断るのに勇気がいりますよね。そもそも誘われる状況を回避することで、気が楽になる上に、より親しい関係になることを避けられます。

「フレネミー」に関するFAQ
ここでは、「フレネミー」に関するよくある疑問と回答をまとめました。参考にしてください。
Q1:フレネミーとは、どんな人を指しますか?
A:友人のフリをした敵対者のことです。
Q2:由来は何ですか?
A:「友人であり同時に敵」という複雑な関係を表す造語としてアメリカの外交評論家らが中国とロシアの関係を表現するのに用いたのが始まりとされています。
Q3:見分けるポイントはありますか?
A:言葉の端に攻撃性が混ざる、距離の詰め方が不自然、よく人の悪口を言っていると感じた場合は注意が必要です。
最後に
話題の造語「フレネミー」について、言葉の意味から特徴、対処法まで解説しました。必要以上に人間関係で悩まないためにも「フレネミー」の存在には早く気づき、適切に対処したいですね。
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