現代人の3人に1人が心身の状態が悪いと回答。心身の不調TOP3は?
■特に30代~40代の女性の心身状態が悪いと回答
「ご自身の直近1ヶ月の心身の状態について教えてください」の質問に対して、3割以上が『とても悪い(6.2%)』『やや悪い(29.7%)』と回答。特に30代〜40代女性は、直近1ヶ月の心身状態が悪い傾向にあることが判明しました。
■心身の不調TOP3は、疲れがとれない、やる気がおきない、イライラする
「現在ご自身がかかえる心身の不調をすべて教えてください(複数選択可)」と質問したところ、以下のような結果が得られ、特に30代〜40代の方は、「疲れやすい、疲れがとれない」と感じているという結果に。
・『疲れやすい、疲れがとれない(37.3%)』
・『やる気がおきない(29.1%)』
・『イライラする、怒りっぽい(26.2%)』
・『よく眠れない(23.6%)』
・『夜中によく目がさめる(20.5%)』
実は一年で最も気分が落ち込む月は5月ではなく、これから来る12月? 落ち込みやすいタイミングってあるの?
■一日で最も気分が落ち込む時間は、「23時」
■一週間で最も落ち込む曜日で、「月曜日」
■一年で最も気分が落ち込む月は、5月ではなく「12月」
アンケートの結果から、現代人が最も落ち込みやすいタイミングが判明。時間帯でいうと23時。曜日だと月曜日。そして1年のうちに最も気分が落ち込む月は、5月病で有名な5月ではなく12月でした。
では、落ち込みやすい人とそうでない人って何か違いがあるんでしょうか?
落ち込みやすい人とそうでない人の差は「腸内環境」だった?
■腸内を意識している人は、意識していない人と比べて、気分が落ち込みにくい傾向に
調査結果を見ても、腸内環境について「あまり意識していない、まったく意識していない」人に比べ、「とても意識している、やや意識している」人は気分が「とても良い、やや良い」と答えている人が67.4%と多いことがわかりました。
「腸内環境を意識している人は、なぜ気分が落ち込みにくいのか」ついて、せたがや内科・神経内科クリニック院長。久手堅 司医師はこのように述べています。
「腸と脳は相関関係にあると言われています。腸内環境が良いと、脳内で「幸せホルモン」といわれるセロトニンも分泌されやすく、自律神経に良い影響を与えます。一方で、腸内環境が悪いと、セロトニンが分泌されにくくなり、気分も落ち込んでしまうというわけです」
「落ち込みにくい」体づくりのために、腸内環境を整えるためにできること
私たちが落ち込みにくく、気分良く過ごすためには腸内環境を整えることが大事ということがわかりました。それでは、腸内環境を整えるためにどうしたらいいのか? 腸内環境のために日頃意識をしている人が摂取しているものを見てみましょう。
■腸内環境のために食べている食品TOP3は、ヨーグルト、納豆、チーズ
「腸内環境を整えるために積極的にとっている食品をすべて教えてください(複数選択可)」と質問に対しては、以下のような結果に。
・『ヨーグルト(52.9%)』
・『納豆(31.7%)』
・『チーズ(18.1%)』
・『キムチ(14.0%)』
・『きのこ(13.1%)』
・『バナナ(11.3%)』
・『大豆(10.8%)』
腸内環境を整えるために、ヨーグルトやチーズ、納豆といった発酵食品を積極的にとっている方が多いことがわかりました。
先述の久手堅 司医師もこう述べています。
「腸内環境のためには規則正しい食生活が大事です。食材選びもポイントです。ヨーグルトや納豆、チーズ、バナナなど、どれも腸にとって良い食材と言われています。なかでもヨーグルトは、乳酸菌が腸内最近を活性化してくれることはもちろんですが、手軽に摂取しやすく、習慣化しやすいことが利点です」
さらに、夜に気分が落ち込みやすい人には「夜ヨーグルト」もおすすめとのこと。午後10時から午前2時は、腸のゴールデンタイムと呼ばれており、その時間に摂取することで乳酸菌が働き、腸内環境を整え、よい睡眠に導いてくれるんだとか。
一気に寒くなった10月。年末に向け心も疲れていく季節に、ぜひ腸内環境を良くしてくれるヨーグルト等の発酵食品を積極的に食べてみてはいかがでしょうか?
アンケートの詳細はこちら
調査概要:メンタルヘルスに関する調査
調査期間:2022年8月10日(水)~2022年8月12日(金)
調査方法:インターネット調査
調査人数:3,000人
調査対象:全国20代〜50代の男女
調査主体:ゼネラルリサーチ