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励ましの言葉「頑張ろう」の様々な表現を解説! 明日を頑張る方法も紹介
「頑張ろう」とは、「相手を励ましたり、または、一緒に一生懸命取り組もうというときの掛け声などとして使われる言葉」です。
そもそも「頑張る」には、
1. 困難にめげず我慢してやり抜く
2. 自分の意志や考えをどこまでも通そうとする
3. ある場所を占領して動かないでいる。
という意味がありますが、励ます場合には[1]の意味ですね。
韓国語や英語で「頑張ろう」はどう表現する?
外国で「頑張ろう」はどう表現するのでしょうか。
1:韓国語
じつは韓国語には、日本語の「頑張ろう」のニュアンスにピッタリな言葉はありません。似たような言葉には次の3つがあります。
1. 화이팅(ファイティン)
2. 힘내(ヒムネ)
3. 열심히 해(ヨルシミヘ)
[1]のファイティンは日本語の「ファイト」にあたる言葉です。[2]のヒムネは「元気出して」という感じ。[3]のブンバレは漢字で書くと「奮発」、「気合を入れて」といったニュアンスになります。
2:英語
英語の場合にも、シーンによって使い分けることができます。
たとえば、試験や試合を控えた人に「頑張って」と伝えたい場合には、「Good Luck!」と言います。「Good luck on your test today!」と言えば、「テスト、頑張ってね、きっとうまくいくよ」となります。
スラングでは「Break a leg!」がありますね。「足を折って」と訳すとよくわからないのですが、これも「頑張ってね」という意味があります。
「頑張ろう」、つまり「一緒に努力しよう」と言いたいときには、「Let’s do this together.」が自然かもしれません。直訳すると「一緒にやりましょう」。言い方やシーンによっては「頑張ろうね」という雰囲気になりますね。
励まして欲しいタイミングとは?
では、人はどんなときに「頑張ろう」と励まして欲しいのでしょうか。
1:病気や怪我をして辛いとき
病気やけがをすると、しばらく仕事は休まないといけません。日常生活にも支障が出て、それまで普通にやっていたことができなくなってしまいます。
病気や怪我の内容によっては長期間にわたる場合もあり、やりたいことができないストレスが溜まって、精神的にも辛い状態です。こんなときには「頑張って」よりも、「頑張ろう」のほうが励ましにはいいでしょう。
「頑張って」と言われても、頑張りようがなかったり、すでに頑張っていたりする場合がほとんど。「頑張ろう」と寄り添う気持ちを示せば、幾分気が楽になるかもしれません。
2:大きな失敗をしてしまったとき
どんなに賢明に仕事をしていても、失敗はつきものです。毎日たくさんの人たちと関わる仕事ならなおさら。自分のおかしたミスが思わぬところで、大きな問題に発展することも多いものです。
どんな経緯であっても、仕事で大きな失敗をすると同僚や上司、取引先などにも迷惑を掛かてしまいます。自信を失くしてしまい、心が折れそうにもなるでしょう。そんなとき、「頑張ろう」と励ましてもらえると上を向く気持ちになれるかもしれません。
3:恋がうまくいかないとき、失恋をしたとき
恋愛がうまくいかないときや、恋人とケンカしたときも、気分が落ち込んでしまいますね。さらに別れることになったときには、この世の終わりのような気持ちになることも多いものです。そんなときにも「頑張ろう」と励ましてもらえると、少しは気がまぎれるかもしれませんね。
4:頑張ったのに結果がともなわなかったとき
仕事や資格試験、スキルアップなど、目標にむかって日々努力していても、それが思うように達成できない場合もあると思います。そんなとき、誰かに励まして欲しくなりますね。そうは言っても、もう十分頑張っているわけですから「頑張って」と言われると余計辛くなる人も。そんなときには「頑張ろう」のほうがいいでしょう。
「頑張ろう」の言い換えってある?
「頑張ろう」の言い換えをいろいろ知っておくと、シーンにあわせて使い分けができそうです。ポイントは、相手の頑張りを労い、さらに頑張ろうとする姿に寄り添おうとする気持ちを表現すること。
以下はその例です。タイミングに合わせて使ってみてくださいね。
1. ○○なら大丈夫!
2. 頑張ってること、よく知ってるよ
3. できることがあったら言ってね
4. 辛かったよね
5. 明日はきっと良くなるよ!
言ってはいけない励ましの言葉は?
励ますつもりが、かえって追い込んでしまった… という経験はありませんか? 励まされるシチュエーションにあるとき、相手はすでに落ち込んでいます。普段よりも繊細な気遣いが必要であることを念頭に置いておきましょう。
励ましにふさわしくない言葉をいくつかご紹介しますね。
「こうしたほうが良かったんじゃない?」
「なんとかなるよ!」
「私もその時は大変だったな」
どうでしょうか? 言っているほうは励ましているつもりかもしれませんが、言われたほうは逆に突き放された気持ちになりそうな言葉ばかりですね。気をつけましょう。
明日も頑張る方法とは?
最後に、あなた自身が少し疲れてしまったときに、頑張る方法を考えてみましょう。
1:リラックスする・休む
頑張ったのにうまくいかなかったとき、大きな失敗をしてしまったとき、あるいは失恋してしまったときなどは、心身ともに疲れているものです。まずは音楽を聴いたり、美味しいものを食べたりしてリラックスする時間を持ちましょう。疲労回復に努めれば、自然と心が前向きになってくるものです。
2:小さな目標を考える
仕事で失敗してしまったとき、資格試験がパスできなかったときなどには、もう一度仕切り直してリスタートすることが必要です。しかし、失敗が気になって、すぐにはスタートできないかもしれません。
そんなときには、すぐに達成できそうな小さな目標を立てることから始めましょう。「もう一度テキストの1ページ目を読んでみる」「書類の整理をする」といった簡単なことでいいのです。目標を着実にクリアしていくうちに自信を取り戻していくはずです。
3:人に話す
失敗というものは往々にして、自分がいちばん気にしているもの。人から見ると、自分が思っているほど深刻でない場合が多いのです。失敗したり、失恋したりしたら、ちょっと迷惑かなと思っても、思い切って家族や友人に話をしてみましょう。気が楽になりますよ。
最後に
人は誰でも失敗をしたり、辛い経験をしたりするものです。困ったときはお互いさま。励ましたり、励まされたりする関係の友人がいると心強いですね!
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