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2022.08.18

「意味合い」ってどんな意味? 言い換え表現や使い方を解説

「意味合い」とは、「それとなく示される意味」のことで、やや遠回しなニュアンスを持つ言葉です。便利な言葉なので、会話の中で繰り返し使っている方も多いのではないでしょうか? 今回は、「意味合い」の意味、「意味合いが強い」などの使い方、言いかけ表現、意味との違いについて解説します。

「意味合い」とはどんな意味?

日常生活で「意味合い」という言葉を、なんとなく使っている方が多いのではないでしょうか? 無意識に「意味」と使い分けているものの、違いを説明できる人は少ないかもしれません。そこで今回は、「意味合い」の意味や、使い方、言い換え表現、英語表現を解説します。この機会に、「意味合い」が持つ意味をしっかり覚えていきましょう。

?の木ブロックが3つ重なる
(c)Shutterstock.com

意味

「意味合い」は「いみあい」と読み、名詞の「意味」と動詞の「合う」が組み合わされた言葉です。言葉のニュアンスとしては、「それとなく示される意味・内容」や「他の物事や表現との関わりにおいて帯びる意味」を表します。

日本語には、「三途の川を渡る」や「忖度」「あいにくですが…」など、ストレートに表現しない遠回しな言い方がありますが、「意味合い」もそれに近い言葉といえるかもしれません。

「意味合い」と意味の違いとは?

続いて、「意味合い」と意味の違いについてみていきましょう。そもそも「意味」とは、「言葉が示す内容」や「価値」を表します。会話の中では、「単語の意味を調べる」「それでは意味がない」というように使いますね。「意味」は、その言葉が持つ意味そのものを指すので、ほとんどの人が同じ内容を共有できます。

しかし、「意味合い」は、その意味に含まれた背景や雰囲気なども含むため、必ずしも全員が同じ認識を持つとは限りません。その言葉に含まれた真意を、ある程度自分で察する必要があるのです。

つまり「意味合い」と意味の違いは、その内容が直接的かどうかという点にあるでしょう。

使い方を例文でチェック!

日頃から無意識に「意味合い」という言葉を使っているものの、具体的にどのような場面で使う言葉なのかわからない方も多いはず。ここでは、「意味合いが強い」「意味合いが込められている」などのフレーズを例文でチェックしてみましょう。

手を使って男性に説明する女性
(c)Shutterstock.com

1:その作品にどのような意味合いがあるのか理解できません。

そもそも「意味合い」は、ストレートに意味が伝わる言葉ではありません。その言葉の裏にある感情や、物事の背景から推測して感じ取るものです。そのため、必ずしも相手がその「意味合い」を理解できるとは限らないということができますね。

2:そのテニスサークルは、真剣に大会を目指すというより娯楽の意味合いが強いようだ。

「意味合いが強い」は、その傾向が強いという意味で使われます。例文では、厳しい練習を重ねて大会で優勝することを目標としているのではなく、みんなで楽しむことに重きを置いているようだと解釈できますね。

3:このプレゼントに、そんな意味合いが込められていたなんて知らなかったよ。

「意味合いが込められている」というフレーズも時々使われます。例えば、単なる友チョコだと思って受け取ったものが、実は本命のチョコレートだったという場合。

告白の意味を込めて贈られていたなんて知らなかったというときにも、「意味合い」は使われます。曖昧な表現だからこそ、受け手の解釈に頼る部分があるので、必ずしもこちらの本心が伝わるとは限りません。

類語や言い換え表現とは?

「意味合い」を別の言葉に言い換えるとしたら、どのような表現があるのでしょうか? ここでは、似た意味を持つ言葉を3つ紹介します。

1:暗黙

「暗黙の了解」や「暗黙のルール」という言葉を耳にしたことはありませんか。「暗黙(あんもく)」とは、「口に出さないで黙っていること」という意味。「暗」は「くらいこと。はっきり見えないこと」。「黙」は「声を出さないこと」を組み合わせた言葉です。

「暗黙の了解」「暗黙のルール」は、お互いが口に出さなくても、意味やルールを共有しているという意味がありますよね。はっきりと明言していなくても、それとなく内容を理解している点が「意味合い」とよく似ています。

・私と彼が付き合っていることを両親は暗黙のうちに認めていた。
・どんなに遅くとも夜の12時までに帰るというのが、我が家の暗黙のルールである。

2:趣旨

「趣旨(しゅし)」には2つの意味がありますが、1つ目は「もとにある考えや狙い」。2つ目は「言おうする事柄」という意味です。

1つ目の意味はビジネスシーンで「会社設立の趣旨」というように使われ、理由や目的を指すので「意味合い」とは意味が異なります。もし、「意味合い」と同じような使い方を挙げるとすれば、2番目の「話の趣旨が伝わらない」となるでしょう。

・あなたの話の趣旨がわかりません。
・この作品を制作した趣旨が掴めなかった。

勉強しノートに字を書く手元
(c)Shutterstock.com

3:ニュアンス

「ニュアンス」は、「意味合い」の言い換え表現としてよく使われますね。その意味は、「言葉の微妙な意味合い」「言葉の外に表された話し手の意図」。その言葉が持つ、直接的な意味以外の空気感や話し手の感情などを伝えたいときに使われる言葉です。

・彼の発言のニュアンスを汲み取る。
・話し方のニュアンスがさっきと違っていた。

英語表現とは?

英語で「意味合い」を表現したい場合、どのような言葉があるのでしょうか? 覚えておくと便利な単語を2つ紹介します。日本語との違いについても押さえておきましょう。

1:implication

「implication」は、「言外の意味、意味合い、含蓄」などの意味があります。英語ではどちらかというと何かをほのめかしたり、暗示させるときに使う傾向があるようです。

・She could not understand the implications of this phrase.(彼女はこの言い回しの意味合いが理解できなかった)

2:nuance

日本でも馴染みのある「nuance」はフランス語ですが、英語圏でも使われています。意味は先述の通り、言外の意味や話し手の意図です。ただし、英語の「nuance」は、色彩や音色の微妙な違いをも表します。もし、日本語で色彩の微妙な違いを伝えたい場合には、「色合い」という言葉を使うといいでしょう。

・There is a subtle difference in nuance between the two sentences.(2つの文の間には、微妙なニュアンスの違いがある)

最後に

「意味合い」の意味や、使い方は理解できましたか? 「意味合い」は、本来の意味以外にも話し手の意図や物の背景などが含まれている、曖昧な表現です。その人がどんな意図をもって話しているかを想像する必要がある言葉といえますね。この機会に、「意味合い」と意味の違いをしっかりと押さえて、会話の中で意識して使い分けてみましょう。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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