【目次】
・「価値観の違い」とは?
・「価値観の違い」は、どんなときに感じる?
・どうして「価値観の違い」は起こる?
・「価値観の違い」があるのって悪いこと?
・「価値観の違い」の乗り越え方
・最後に
友達や恋人と一緒にいたり話をするとき、何気ないことで、「なんか、この人と合わないな…」と思ったりすることはありませんか? もしかすると、それは「価値観の違い」が原因かもしれません。
この「価値観の違い」に気づくと、その人との仲がうまくいかず、最悪の場合、関係が終わってしまうことも…。ただ、どうしても関係を終わらせたくない人もいますよね。そこで今回は、「価値観の違い」について、なぜ起こるのか、そして、その乗り越え方を紹介したいと思います。
「価値観の違い」とは?
まず、「価値観の違い」の意味について確認です。普段何気なく使っている言葉ですが、はっきりとした意味を理解しないまま使ってることってありますよね。「価値観の違い」には、一体どんな意味があるのでしょうか。
「価値観」の意味
まず「価値観」とは、「それぞれの人が大切にしている、考え方や物事の優先度など、その人なりの判断基準」のことを指します。つまり「価値観」とは、「自分の人生をどう生きるか」に大きく関わるものといえますよ。
「価値観の違い」の意味
「価値観の違い」の意味は、言葉の通りです。もし、「あなたはどうして仕事をしていますか?」と質問をされたら、あなたはどのように回答しますか?
人によっては「お金のため」「社会のため」など、様々な回答が出てくることでしょう。これは、回答した人それぞれの、仕事に対する「価値観が違う」ということになります。
「価値観の違い」は、どんなときに感じる?
それでは、どんなときに「価値観の違い」は起こるのでしょうか? 今回は、「価値観の違い」が出やすい3つのシチュエーションを紹介です。
1:お金の使い方
「価値観の違い」を感じやすいものとして最も上がりやすいのが、お金の使い方、つまり「金銭感覚」に関する違い。
例えば、恋人であれば、結婚資金のために貯金をしようと計画していたのに、彼氏が貯金を全くしないとき。友人であれば、旅行に出かけた際に、「せっかくの旅行だから、美味しいものを食べたい」と思うか、「お金がもったいないから、コンビニで買えばいい」と思うかなどが挙げられます。特に金銭感覚は日常生活に大きな影響を与えるもののため、「価値観の違い」を感じやすいといえますよ。
2:休日の過ごし方
特に、恋人や夫婦の間では、この休日の過ごし方は重要です。「せっかくの休日だから、できるだけ外出したい」と思うか、「疲れているから、家でひとりゆっくり休みたい」と思うかなど。
休日の過ごし方に関する「価値観」が合わない場合は、ほとんどが正反対になります。そのため、休日の過ごし方の「価値観」が合わないと、関係の悪化につながることが少なくありません。
3:趣味に対する考え方
よく夫婦間で、「いつまでも、おもちゃにお金をかけて…」「貴重なものだったのに、勝手に捨てられた」なんて話を聞くことがありますよね。これは、趣味に対する「価値観の違い」によって起こるものです。
特に趣味に関しては、「自分の考え・やり方を理解してくれない」「こんなものにお金をかけるなんて無駄」など、歩み寄りが難しいパターンが非常に多くなっています。
どうして「価値観の違い」は起こる?
そもそも「価値観」というのは、育ってきた環境や今までに交流のあった人、人生経験などから生まれるものです。それぞれの人生経験から何が好きなのか、大切なのか、これからをどう生きていきたいかという違いは生まれます。
たとえ兄弟であっても、全く同じ人生経験を得ることはないですよね。そのため、人によって「価値観の違い」があるのは当たり前なんです。
「価値観の違い」があるのって悪いこと?
「価値観の違い」が原因で関係が悪化することもあるため、「価値観の違い」について、マイナスイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。ここでは、「価値観の違い」があることのデメリット・メリットについて紹介したいと思います。
「価値観の違い」があることのデメリット
「価値観」があることのデメリットは、何と言っても、大きく意見が違うためコミュニケーションが取りづらく、喧嘩が増えたり関係が壊れてしまうことです。
どうしても人と衝突すると、話もなかなかうまく進まず、ストレスがたまったりしますよね。こういった点があるのが、「価値観の違い」のデメリットといえます。
「価値観の違い」があることのメリット
「価値観の違い」があることのメリットは、何より新しい「価値観」を知ることができること。人との衝突は疲れるものですが、それを乗り越えれば何よりの成長になります。
そういった面では、「価値観の違い」がある人は、自分を成長させる最高のパートナーともいえますよ。「価値観の違い」がある人と交流すればするほど、今まで知らなかった考え方や、モノの見方を得ることが可能です。
「価値観の違い」の乗り越え方
「価値観の違い」にメリットがあるのはわかってても、どうしても、「価値観の違い」がある人と衝突してしまうなんて人もいるかもしれませんね。最後に、「価値観の違い」の乗り越え方について紹介です。
1:価値観を押し付けず、相手の話を聞く
「価値観の違い」がある人と話すのに苦手意識がある人は、まず、「自分の価値観を押し付けない」ということに意識してみましょう。
「価値観」を押し付けたり否定したりせず、相手の話を聞くようにしてください。相手の話を聞いた後に、自分の意見を落ち着いて伝えるようにすれば、相手の「価値観」に冷静に向き合うことができますよ。
2:お互いに、すり合わせられそうなところは歩み寄る
いくら好きな人であっても、「価値観が理解してもらえない」と思うと、相手の性格まで合わないと感じてしまいがちです。もし「価値観の違い」を感じたら、他の価値観ですり合わせができないか相談してみましょう。このときに大事なのが、どちらかが合わせるのではなく、お互いに歩み寄ることです。
3:絶対に譲れないところを把握する
価値観の中でも、人それぞれに「絶対に譲れないところ」は存在します。価値観の中でもここを否定してしまうと、関係の悪化につながることも。
また、それぞれの譲れないところを理解することで、「ここは良いけど、これだけは気を付けてほしい」とすり合わせを容易にすることができます。
最後に
「価値観の違い」は、日常の様々なシチュエーションで感じるものです。ただ、「価値観が違うから」と関係を終わらせるのは、とてももったいないもの。
「価値観の違い」がある人とのつながりは、必ずあなた自身の成長につながります。「価値観の違い」の乗り越え方を覚えて、「価値観の違い」がある人とも、積極的に交流することがオススメです。
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