男性への「甘え方」がわからない女性の割合は?
※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
20〜30代の女性100人に男性への「甘え方」がわからないことがある? と質問したところ、はい… 55.9%/いいえ… 44.1%との集計結果となりました。
全体の半数以上の女性が、男性への甘え方がわからずタイミングを逃したり、甘えることを躊躇してしまったりした経験があるようです。
「甘え方」がわからない理由とは?
大人になるにつれて、どんな甘え方をするのが適切なのかわからずに、一歩踏み出せない女性もいるでしょう。甘え方がわからない女性の特徴や理由をチェックしてみてください。
◆長女として育ってきたから
甘え方がわからないのは、幼少期の環境が原因となっていることも。
「お姉ちゃんなんだから」などと、兄弟の見本となるように躾られてきたことが、甘え下手に繋がっているケースが。
常に、「できない」ではなく「できるように考える」ことをしてきたため、頼るということをあまりしなかったのかもしれませんね。
「自分自身が長女であり、親に甘えることなく育ったから」(20代・三重県)
「長女で、人に頼ることがそもそも苦手だから」(20代・山形県)
「長女で妹に甘える環境を譲ってきた」(30代・東京都)
「長女として育ったため、下の子の様子を見て我慢することが身についており、どう行動することが甘えるということなのかわからなかった」(30代・東京都)
◆プライドが高いから
「甘える」というと、男性にかしずいたり、へりくだったりするイメージがあるかもしれません。そのため「甘える=媚を売る」という印象が強くなっているのかも。
もともとそのような思考が強いと、恋愛でも男性に甘えることに抵抗を抱き、甘えることをしなくなってしまう可能性が。
「甘えている自分を想像して、気持ち悪くなる」(30代・奈良県)
「元から人に甘えたりするのが苦手なので」(30代・東京都)
「人に甘えることはしたくない」(20代・北海道)
「基本的に頼ることが苦手な性格なので」(30代・千葉県)
◆周りの目が気になるから
甘える人は、「わがまま」「能力がない」などと評価をされがち。
そのため嫌われたくないという心理から、自分の本心をなかなか表に出すことができないのかも。
「相手がワガママと捉えられる可能性があるから」(30代・愛知県)
「甘えとわがままは紙一重だと思うので、わがままを言いたくなくて甘えることが出来ない」(20代・埼玉県))
「気を遣ってしまう」(20代・大阪府)
「自分が疲れてるなぁという状態で甘えたいと思っても、相手も疲れてるのが分かると躊躇してしまう」(30代・東京都)
◆自分でこなせてしまうから
誰でも「こうなりたい」という目指すべき女性像がありますよね。特に女性の場合は、自立した女性を理想としていることも多いので、自分でなんでもこなせるように意識して生活している場合も。
困ったことがあっても人に頼ることなくひとりで解決できてしまうので、「甘える」環境がなかなかないのですね。
「何でも一人でするのが好きだから」(30代・北海道)
「基本人に頼りたくないから」(20代・沖縄県)
「困った時に人に頼らないから」(20代・広島県)
「頼る必要がない」(20代・東京都)
◆恥ずかしくて行動できないから
日本人は特に、「素直に愛情表現をすることが恥ずかしい」と感じている人も多く、人前で甘えることに抵抗を持っている人も多いのでしょう。
また、普段のお姉さんキャラの自分とのギャップを感じて、恥ずかしいという感情が生まれてしまうのかもしれません。
「こころの中では甘えたくても、恥ずかしく行動を起こせずにいる」(30代・東京都)
「しっかりしていないといけないと思ってしまう部分があるため」(30代・茨城県)
「恥ずかしい。どう気持ちを表現して良いかがわからない」(30代・神奈川県)
「恥ずかしいから」(20代・静岡県)
「甘え方」がわからない場合の対策は?
甘えるといっても当然、状況によって甘え方は違ってきます。そこで具体的なシチュエーションごとに、どのように甘えればよいのか紹介。ぜひ参考にして、自分ができそうなことからはじめてみましょう。
◆いつ、誰に甘えてみる?
1:仕事で甘えてみる
仕事で甘えるのはよくないことだと思われがちですが、一番甘えやすいシチュエーションかもしれません。
会社はチームで動いているのですから「困っているの、助けて」と言えば、相手も断りにくいですよね。
実際、そういえば日常でやっていたなんてことはありませんか? 意外と無意識のうちにしているかもしれません。しかし、甘えた後には必ずお礼を言うとか、相手が困っているときには助けるのが最低限のマナーかと思います。
2:好きな人に甘えてみる
基本的に男性は、「頼りになる人」「頼もしい人」「優しい人」と思われたい傾向があることを押さえておくと良いでしょう。
まず、甘えてみて、相手の反応を見るという手立てもあります。その甘え方としては、悩んでいなくても悩んでいるフリをしてみたり、あえて弱いところを見せたりしてみても◎。
たとえば「誰にも相談できなかったんだけど、聞いてくれる?」とか「この機械の使い方がわからないんだけど…」など、自分一人では解決できないことを、素直に協力のお願いをしてみるといいかもしれません。
3:恋人に甘えてみる
恋人の場合、多くは「優しくしてほしい」「相手の気持ちを確かめたい」「彼に愛情表現をしてほしい」という目的があって、甘えますよね。
2人の親密度にもよりますが、恋人関係であるのなら、甘えたい気持ちを直接出す方が効果的。お互いの距離が縮まるはずです。
照れないで、恥ずかしがらず、素直に甘えてみましょう。甘えにくいのであれば、恋人を甘えさせてみてるのも手。甘えてもらえば、あなたも甘えやすいのではないでしょうか。
◆どんな甘え方をしてみる?
1:質問をする
男性は頼られたり、甘えられたりすることが好きな人が多いので、相手の専門分野や仕事上のことで頼ってみるのも良いかもしれません。
IT関係、力仕事など得意分野の中で質問をする。「困っているの」「わからないの」と助けを求めてみてください。
2:SNSやLINEを活用する
照れくさい、面と向かっては恥ずかしくてできないという人は、SNSやLINE、アプリなどを使って甘える方法もありますね。
上記の<1:質問をする>と同様に、「困っているの」「わからないの」とメッセージを送ってみるなど、スタンプなども上手に織り交ぜてみてくださいね。
3:甘えられる場所をうまく活用する
なかなか甘えることができないという人は、甘えられる環境を作るというのも一つの手。具体的にはこちら。
・遊園地:ホラー系やジェットコースターで「こわい」と言って手を握ってもらったり、荷物を持ってもらったりできますね。
・映画館:眠くなったフリをして、頭を肩に置いたりできますね。
・男性が得意なジャンルの環境を活用する:男性がリードできる場面を作ることが大切。自然と甘えられる環境が整います。その人のテリトリーに連れて行ってもらいましょう。
ここぞとばかりに「わからない」と言って甘えることができます。
たとえば、釣りやゴルフ、テニス、スキー、登山、家電量販店も挙げられますね。
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◆頼みごとをする
うまく甘える方法がわからない人は、日常生活の中にある些細な頼みごとをしてみるのも良いでしょう。
「棚の上にある箱をとってほしい」「瓶の蓋を開けて欲しい」など、ハードルが低いことの方が頼みやすく、依頼するシチュエーションもそれなりにあるはずです。
手伝ってもらった後はしっかりお礼をして、相手がいることで助かっている、あなたは頼れる存在ということを思い切り評価してあげましょう。
「なにかをお願いする」(20代・東京都)
「頼ったり、少しわがまま言えたらいいのかと思う」(20代・東京都)
「頼りにしていることが伝わる甘え方」(20代・東京都)
◆素直になる
素直に自分の気持ちを伝えることは大切なこと。本当は甘えたいのに強がって平気なフリをしていると、彼氏も「今の現状のままで良いのか?」と判断してしまいます。
すれ違い防止のためにも、どう思っていて、どうして欲しいのか自分の気持ちを素直に話すことが必要ですね。
「自分の気持ちを素直に伝えること」(30代・東京都)
「弱みを見せること。悩みを打ち明けること」(30代・愛知県)
「素直に困っていることや、こうしてほしいという事を言葉で伝える」(30代・東京都)
「素直に表現する」(20代・大阪府)
◆伝え方を工夫する
男性は察するのが苦手な人も多いので、それとなくアピールよりもはっきり伝えた方が伝わりやすいでしょう。
甘え方や伝えるタイミングを一歩間違うとわがままになってしまうので、相手の状況もしっかりと把握した上で、思いやりの気持ちを持ってしてほしいことを簡潔に伝えるのがGOOD!
「ほどよく寂しいなどを伝える」(20代・静岡県)
「好きだという思いを、言葉に出しながら甘える」(20代・大阪府)
「大きな負担にならない程度に頼る」(20代・東京都)
「彼氏が忙しくないタイミングで甘える」(30代・岐阜県)
◆スキンシップを取る
上手く言葉で伝えることができない人は、行動で甘えたい気持ちを示すのが◎! さりげなく裾を掴んでみたり、腕を組んでみたり… 距離を近付けることでドキドキする展開に発展するでしょう。
もしかしたら彼氏の方から「甘えたいの?」と聞いてくれるかも。自分から伝える緊張感も省けるので、口下手な人におすすめです。
「スリスリしたりボディタッチ」(30代・北海道)
「笑顔で抱きしめる」(30代・新潟県)
「肌を寄せて触れ合う」(30代・東京都)
「何も言わずギュッとする」(30代・埼玉県)
◆特別感をアピールする
彼氏にだけ、か弱い自分を演出して特別感をアピールしてみましょう。「あなたにしか頼めないの」「みんなには秘密だけど話聞いてくれる?」のようなストレートな告白に、男性側も喜んでくれるはずです。
ただし、誰にでも甘えている女性は、男好き・ぶりっこなど思われることも。周りから距離を置かれてしまう可能性もあるので注意してみて。
「女の子らしく可愛くおねだりする」(20代・山形県)
「自分にしか見せない顔や態度で甘えること」(30代・東京都)
「自然にかわいく頼ってくる」(30代・茨城県)
「外ではクールで、2人になるとべたべたする」(30代・北海道)
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最後に
人に甘えることに慣れていないと、一歩踏み出す最初の段階で躓いてしまうことも多いかもしれません。
ですが、甘え方のポイントやコツを掴んでしまえば、自然とそのアプローチができるようになるもの。最初は自分がチャレンジしやすいことから始めて、甘えることに抵抗をなくしていくのが良さそう。
仕事でも恋愛でも、どのシチュエーションでも上手く活用できるようになると、生き方の幅も広がります。
甘えるということは、相手に対して特別感や信頼関係があるからこそ、できること。彼氏も彼女に甘えてもらえると、男性としての自信も高まり「愛されているんだな」と実感するできるはず。
ふたりの関係がより深まるよう、応援しています。
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