目次Contents
この記事のサマリー
・「めんどくさがり」とは「何をするにも面倒がること」を意味します。
・めんどくさがりの背景には、頭の中が煩雑になりやすい特性があるといえます。
・「やらなきゃ」と思っていても動けないときは、タスクの最初の一歩を軽くしてみるのも一つの手です。
「自分はめんどくさがりかもしれない」と思ったことありませんか? 何かを始める前に気力が出ず、つい後回しにしてしまう… そんな瞬間に浮かぶこの言葉ですが、そもそも「めんどくさがり」とはどのような意味なのでしょうか?
この記事では、「めんどくさがり」の特徴や困りやすい場面、向き合い方までを丁寧にひもときます。
「めんどくさがり」とはどんな意味の言葉?
まずは辞書に基づいた「めんどくさがり」の定義を確認し、この言葉が本来どのような状態や人物を指すのかを整理しましょう。
ここを押さえることで、後の特徴や向き合い方が理解しやすくなります。
辞書に見る「めんどくさがり」の意味
「めんどくさがり」は、「何をするにも面倒がること」を指します。「めんどくさがり」は「めんどうくさがり」と同義です。辞書では次のように書かれていますよ。
めんどうくさ‐がり[めんだうくさ‥] 【面倒臭─】
解説・用例
〔名〕
何をするにも面倒がること。何事もわずらわしがってしないこと。また、その人。
*春は馬車に乗って〔1926〕〈横光利一〉「あなたは、どうしてさう面倒臭がりになったのでせう」
引用:『デジタル大辞泉』(小学館)
例えば、仕事や家事を前にすると気持ちが重たくなる、予定を立てること自体が煩わしく感じられる、といった場面が挙げられますね。

めんどくさがりな人に見られやすい特徴
「自分も当てはまるかも…」と感じやすいのが、めんどくさがりの特徴です。ただし、特徴を知る目的はレッテル貼りではありません。傾向として理解することで、必要以上に自分を責めず、対処のヒントを得るための視点として整理します。
行動面に表れやすい傾向
「やろうと思っていたけれど、なんとなく手をつけられなかった」
「やり始めるまでが長くて、つい他のことをしてしまう」
こんな経験があれば、それはめんどくさがりの傾向かもしれません。
実際、こうした状態は怠けとは異なり、準備や段取りを想像するだけで気が重くなり、着手までに時間がかかるケースが多く見られます。また、「先にあれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」と考えるうちに優先順位が分からなくなり、動けなくなってしまうことも…。
行動が遅れる背景には、頭の中が煩雑になりやすい特性があるともいえるでしょう。これは性格ではなく、一定の状況や心理状態で誰にでも起こり得るものです。
気持ちの面で起こりやすいこと
「めんどくさい」という感情が生まれる背景には、「失敗したらどうしよう」「完璧にやらなければ」といった、見えないプレッシャーが隠れていることもあります。
結果への不安や、期待に応える自信のなさが、行動を始めることそのものを重たく感じさせてしまうのです。
さらに、疲れているときや気持ちに余裕がないときほど、「面倒」という感覚は強くなります。
本人としてはサボっているつもりはなくても、周囲からは「やる気がない」と誤解されやすいのが、この感情の難しいところです。
ですが、こうした気持ちの動きを自覚するだけでも、少し心が軽くなるかもしれません。

めんどくさがりで困りやすい場面
めんどくさがると困る場面が当然出てきます。特に仕事や人との約束など、避けにくい場面でどう影響が出やすいのかを整理していきましょう。
仕事で影響が出やすいケース
例えば、「細かな資料の整理が後回しになってしまう」「メールの返信に取りかかるまで時間がかかる」といったことが、日常的に起きやすくなります。
頭の中では「やらなきゃ!」と思っていても、段取りの面倒さや手順の多さを思い浮かべるうちに、つい別のタスクに逃げてしまう… そんな悪循環が生まれやすいのです。
また、「あとでまとめてやろう」と思っていたことが積み重なり、気づけば期限ぎりぎり、というパターンも少なくありません。
こうした傾向は、周囲から見ると「やる気がない」「仕事が遅い」と誤解されがちですが、本人にとっては決して怠慢ではなく、「取りかかるまでが重い」だけという場合がほとんどです。
人間関係で気をつけたい点
人とのやりとりでも、同様の傾向が影響します。例えば、返信を「あとでゆっくり返そう」と思っているうちにタイミングを逃してしまったり、予定を立てるのが億劫でつい返事が遅れたり…。
こうした反応の遅れは、相手から見ると「関心がないのかも」と誤解を招くこともあります。
めんどくさがりの性質は、本人の中では「一時的な気分」のことも多いのですが、相手に伝わる印象はまた別物。
ちょっとした返答の遅れや曖昧な反応が、距離感や信頼関係に響く場合もあるため、「伝えるタイミング」や「相手の受け取り方」への配慮はやはり必要です。
めんどくさがりとどう向き合うか?
「直さなければならない」と考えるほど、かえって負担になることもあります。ここでは無理に変えようとするのではなく、付き合い方を工夫する視点を紹介します。
負担を小さくする考え方
「やらなきゃ」と思っていても動けないときは、タスクの最初の一歩を軽くしてみるのもひとつの方法です。
例えば、「資料作成を始める」ではなく「パソコンを開く」「ファイルを開くだけ」と区切ってみると、心理的なハードルが下がるでしょう。
また、「まとめてやろう」と思うほど動けなくなる場合は、時間を区切って「今日は途中まででいい」と決めると、気持ちが楽になるかもしれません。
無理に完璧を目指すより、「少しだけでも手をつける」ことに視点を変えてみる。そんな小さな意識の変化が、結果的に行動のきっかけになることもあります。
気になる場合の注意点
「自分はただのめんどくさがりなのか、それとも何か問題があるのか?」と不安に感じる人もいるかもしれません。
確かに、極端に物事を先延ばしにしてしまう場合や、日常生活や仕事に大きな支障をきたしている場合は、他の要因が影響していることも考えられます。
判断がつきにくいときは、一人で抱え込まずに専門機関に相談することも選択肢のひとつです。

「めんどくさがり」に関するFAQ
ここでは、「めんどくさがり」に関するよくある疑問と回答をまとめました。参考にしてください。
Q1. 「めんどくさがり」は言い換えるとどうなりますか?
A. 類語には「ずぼら」、「ものぐさ」、「ぐうたら」などが挙げられます。いずれもめんどくさがってなかなか行動しない人を指します。
参考:『使い方の分かる 類語例解辞典』(小学館)
Q2. 「めんどくさがり」は悪いことなのでしょうか?
A.慎重な判断や完璧主義の裏返しであることもあり、必ずしも否定的にとらえる必要はありません。
Q3. 「めんどくさがり」を改善する方法はありますか?
A. タスクを細かく分ける、一歩目だけ取り組む、などで心理的負担を軽減できることがあります。無理に矯正せず、付き合い方を見つける視点が大切です。
最後に
「めんどくさがり」という言葉の背景を知ることで、自分の行動や気持ちを少し客観的に見つめ直せるようになります。
大切なのは、否定するのではなく、うまく付き合っていく視点を持つこと。言葉をきっかけに、自分のペースを取り戻すヒントが見つかれば幸いです。
TOP・アイキャッチ画像/(c)Adobe stock



