「めんどくさがり」とは?
「今日中にしなければならないことがあるのに、腰が重くて動きたくない」、そんな気分になることはありませんか? 動き始めればすぐに終わることでも、ついついスマホを触り続けてしまうなんてことも。まずは、「めんどくさい」の意味について、改めておさらいしましょう。
「めんどくさがり」の意味
「めんどくさい」の正しい言い方は「面倒くさい」もしくは「面倒臭い」です。「面倒」とは、「手間がかかること」「解決が困難であること」「わずらわしいさま」などの意味を持っています。一方、「くさがり」とは、「対象の様子やそのように感じる意」を表す表現で、名詞のあとにつく、形容詞「くさい」が変形したかたちです。
「めんどくさがり」は、「面倒」という名詞に「くさい」が接続したということですね。ほかにも、「辛気臭い」や「うさんくさい」などの表現があります。
「めんどくさがり」な人の特徴とは?
「めんどくさがり」の言葉の意味が分かったところで、続いては「めんどくさがり」な人の特徴について見ていきましょう。自分に当てはまる特徴があるか、セルフチェックしてみてください。
1:後回し癖がある
「めんどくさがり」な人は、「あとでやればいいや」とやらなければならないことを後回しにする傾向があります。その時の自分が一番楽な選択をしがちです。
2:身だしなみにこだわりがない
服装や髪形など、細かい部分を整えることが苦手な人が多いのも、「めんどくさがり」な人の特徴といえるでしょう。大雑把な性格で、細かな部分を整えることを煩わしいと思いがち。一見ファッションがオシャレに見えても、爪が伸びっぱなしだったり、髪の毛が痛んでいたりする場合も多いです。
3:完璧主義の傾向がある
意外に思われるかもしれませんが、「めんどくさがり」の人の中には、完璧主義の傾向がある人も多いです。中途半端なことができない、こだわりが強い完璧主義の人は、何かを始めることに対して他の人よりもエネルギーを使います。
そのため、「やりたくないなぁ」と腰が重くなりがちに。
4:ネガティブな発言が多い
「めんどくさがり」の人は、気持ちが後ろ向きになっていることが多いです。そのため、「疲れた」「やめたい」「やりたくない」などの言葉が出てきてしまうことも。むしろ、ネガティブな言葉を口に出すことによって、「めんどくさい」というネガティブな気持ちになってしまっているといえるかもしれませんね。
「めんどくさがり」なことで起きるデメリット
「めんどくさがり」な性格によって、自分自身が損をしてしまうことが少なくありません。具体的にどのようなデメリットがあるのか、一緒に見ていきましょう。
1:ミスを連発してしまう
「めんどくさがり」な人は、やらなくてはならないことを後回しにしてしまうという特徴があります。そのため、締め切りや約束など、直前でドタバタしてしまうということも多いです。ドタバタと焦ってしまう分、しっかりとした確認ができずにミスを連発してしまうなんてことも。
2:信用を失う
デメリットの一つ目に「ミスを連発してしまう」ということを挙げましたが、自分の怠慢によるミスは、他者からの信用を失いやすいです。「めんどくさい」という気持ちは誰しもが持っている感情。だからこそ、「めんどくさい」という気持ちを自分で管理して、周りに迷惑を掛けないようにする必要があるといえるのではないでしょうか。
3:仕事が増える
「めんどくさがり」な人は、しなければならないことを後回しにしがちです。その場で取り組めばすぐに解決できる問題を後回しにしてしまうので、問題が悪化したり解決しづらくなったりする場合も。結局、仕事を増やしてしまうことになります。
「めんどくさがり」を直すにはどうしたら良い?
「めんどくさがり」であることによって、損を被ってしまうことが理解できたのではないでしょうか。そこで、そんな「めんどくさがり」を直すための方法を紹介します。「めんどくさがり」な性格に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
1:帰宅したら座る前にすべきことを行う
買い物や仕事から家に帰ってくると、座って休みたくなってしまいますよね。しかし、一度腰を下ろしてしまうと、なかなか立ち上がることが難しいものです。そこで、帰宅したら、座る前に洗濯物を取り込んだり、お皿を洗ったり、しなければならないことを一気に片付けてしまいましょう。
そうすることで、後回し癖を改善することができるのではないでしょうか。
2:リストにして書きだす
やらなければならないことをリストにして書きだすのもおすすめの方法です。目的が曖昧だと、何から手を付けて良いのか分かりません。文字化することで、効率の良い手順でやらなければならないことを片付けていくことができます。
また、終わったタスクも視覚化できるため、達成感が得られるのも大きなメリットといえるのではないでしょうか。
3:考える前に行動する
「めんどくさい」と思ってしまう原因として、行動する前にあれこれと手順を考えてしまうことが挙げられます。「あれもしなきゃ、これもしなきゃ」と考えると気持ちがげんなりして、やる気が起きなくなってしまうため「めんどくさい」と思ってしまうのです。
そこで、何かを始めようと思ったら、考え始める前に勢いよく行動に移してしまいましょう。「3、2、1!」と心の中でカウントダウンすると、余計なことを考える前に動けるはず。
最後に
「めんどくさがり」とは、「目的を達成するまでの困難や手間を考えて腰が重く、何もしたくない状態」のこと。「めんどくさい」という気持ちは、誰もが持ち合わせている感情です。
「めんどくさい」という感情と上手に向き合って、コントロールすることで、プライベートだけでなく、ビジネスにおいても良い方向に向かうと思います。ぜひ、本記事で紹介した方法を一つの参考にしてみてくださいね。
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