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【質問】「恋愛に疲れた」経験はある?
※アンケートは20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数121名(未回答含む)。
まずは、100人の女性に「恋愛に疲れた経験はありますか?」とアンケートを実施。結果は「ある」…42.5%、「ない」…57.5%となり、約4割の人が「疲れた経験がある」ことがわかりました。
恋愛=幸せなものという前提で考えると、ちょっとショックな結果になったかもしれません。なぜ、そう思ってしまったのか? 理由を見ていきましょう。
【相手の問題】「恋愛に疲れた」理由は?

まずは、恋愛に疲れた具体的な理由として、「相手側に理由がある」と答えた人の回答をピックアップしました。
振り回される
人の都合を考えず振り回す相手に疲れたという人が多いよう。付き合っているなら、お互いに対等であり、約束は守って当たり前なものですよね。自分勝手な行動に辟易したり、話し合っても改善される気配がない場合、恋愛疲れにつながってしまいます。
「振り回されたとき」(30代・高知県)
「相手の都合に振り回されたとき」(20代・茨城県)
「相手が約束をしても守らないとき」(30代・北海道)
「自分勝手な人だったとき。報われないとき」(30代・岡山県)
距離感が近すぎる
距離感が近すぎて面倒だったとの回答も。ファッションやヘアスタイルに関する強要や、束縛がきつい系も疲れさせる典型例。いつも一緒にいてほしい、行動を把握していたいと言われると、「信頼されていないのだろうか」と悲しくなりますよね…。このようなタイプの人と付き合っていると、なぜかこちらが罪悪感を抱くことになり、疲れも加速するばかりです。
「ファッションから髪型にまで口出してきたり、うるさかった」(30代・栃木県)
「相手の束縛がひどかった」(30代・神奈川県)
「相手が重かった」(30代・青森県)
連絡の頻度が高い
仕事や友達と遊んでいる最中でも、常に連絡をしてくるタイプの相手だったからといった声もありました。平日の夜や予定のない休みなど〝ひとり時間〟を楽しみたいときに、延々と会話されては疲れるのも当然です。中には、やりとりしすぎて話題がなくなってしまったという人も…。
「相手の連絡の頻度が高くて疲れました」(30代・秋田県)
「連絡のやりとりがしんどく感じたことがあります」(30代・埼玉県)
「毎日のように連絡をとっていたので、話題も枯渇し疲れてきてしまった。」(20代・東京都)
【自分の問題】「恋愛に疲れた」理由は?

相手に何か問題があったわけではないのに、「恋愛に疲れた」と感じてしまうこともあるようです。もしかすると、その理由は自分にある…? ということで、いくつか該当する回答をピックアップしました。「同じ感覚だ」と感じる人もいるかもしれませんね。
考えすぎてしまう
恋愛では、友達や家族との生活では気にならないような、些細なことが気になってしまうもの。相手が自分のことをどう思っているのか、この先一緒に付き合っていて未来があるのかなど、考えすぎて混乱したという回答が。ほかにも、ちょっとしたLINEのやり取りの中で気になることがかさんだとの声も。最終的に、何をどうすればいいのかわからず疲れた…というところに行きついてしまったようでした。
「いろいろ考えすぎてしまって、自分に疲れる」(30代・北海道)
「本当にこの人と一緒でいいのか、考えても解決できず勝手に疲れた」(30代・埼玉県)
「LINEの返信を気にしたり自己反省することに疲れた」(30代・東京都)
感情が不安定になる
恋愛中は嬉しいと感じることが多い反面、そうでない場面もつきものです。相手を強く思うからこそ、誰といるのか気になったり、どんな会話をしているのか気になって仕方がないという事態に陥ることも。気持ちのやり場がないため妙にイライラしてしまったり、感情のジェットコースターに悩まされたりするよう。
「高校時代、同じクラスに彼氏がいて、ほかの女友達と話しているのを見て嫉妬したりしていた」(30代・埼玉県)
「相手が何しているのか気になって、気持ちの情緒が不安定」(20代・東京都)
余裕がなくなった
一緒に過ごす時間が楽しく思えるのは、通じ合っているからこそ。相手と会う時間がもったいなく感じたり、思いやる気持ちが薄れてきているなら、恋愛疲れがピークに達しているサインなのかも。
「会うのが面倒になった」(30代・長野県)
「自分のことで精いっぱいなので他人のことを思いやる余裕がない」(30代・東京都)
ひとりの時間が大事
元々ひとりで過ごす時間を大切にしている人の場合、デートの予定を入れるとその時間が減ることに。それをストレスだと感じていること自体、相手に対して申し訳ないと思ってしまうとの回答が。また、会いたい頻度などの感覚が双方合わないと、恋愛にめんどくささを感じてしまうようです。
「ひとり行動が好きで、休日は自分の趣味など好きなことをしたい派。恋人と過ごすために予定を入れるのが嫌になり、その感情に罪悪感があった。考えたり悩んだりするのに疲れてしまった」(30代・東京都)
「自分の時間がほしい人間なので急に冷めるというか、恋愛に割くのは疲れる」(20代・愛知県)
「恋愛に疲れた」を解消するための方法は?

恋愛に疲れてしまった状態を解消するために、回答者の皆さんはどんな行動をとったり、どんなことを心がけていたのでしょうか。アンケートの最後に教えてもらいました。
別れる
いちばん多かったのは「別れる」という選択。正直疲れてしまっていた時点で、もう愛情はなかったのかもしれません。自分の人生ですから、人のために我慢せず、自分を優先させるのも大切な考え方です。
「その人とはさよならをする」(30代・福岡県)
「付き合いを解消した」(20代・東京都)
「恋人より自分のやりたいことを優先させてしまうため、はっきりと伝えて別れた」(30代・東京都)
「気持ちの整理をつけて別れる」(30代・愛媛県)
ひとりの時間をつくってみる
一旦その人とは距離や時間を置くことで、お互いにひとりの時間をつくるというパターンも。ひとりでいるときの心境の変化や、相手が行動を改めようとするのかなど、ある程度の期間を取らないと見えにくいでしょう。その上でもう一度話し合うことを前提としておいて、とりあえずは現状維持という選択もありですね。
「ひとりになる」(30代・福岡県)
「ひとりの時間をつくる」(20代・大阪府)
「距離を置く」(30代・埼玉県)
楽しめることをする
〝恋愛だけが人生に必要なものではない〟と、ひとまず方向転換してみたなどの回答も。今まで時間が取れなかった趣味に没頭したり、新しい趣味を探してフレッシュな感覚を楽しんだり…本当に自分が好きなものを見つけるための買い物も、時間がないとできないことです。まず、自分が心から楽しい! と思えることを見つければ、新たな世界が開けるはず。
「サウナ、買い物、友人と会う」(30代・兵庫県)
「ほかに趣味や何か打ち込めるものを見つける」(30代・埼玉県)
「趣味に没頭する方に方向転換した」(30代・埼玉県)
友達と過ごす
気心知れた友達と過ごすことは、凝り固まってしまった頭を柔らかくするためにも重要です。悩んでいたことを話せば、目からウロコの解決策が見つかるかも。また、時間を忘れて遊ぶことで、十分に英気も養われるのではないでしょうか。
「友達とご飯に行く」(30代・千葉県)
「友達と会う、カラオケをする。暇な時間をつくらない」(20代・東京都)
「共通の友達に相談して、笑い話にした」(30代・東京都)
恋愛から距離を置く
恋愛に疲れてしまったら、しばらくは誰とも付き合わないと決めておくのもいいかも。○月まではNG! などと友達に宣言しておくのもアリ。その期間中に、ひと目惚れしてしまうといったこともあり得ますが…一旦その恋心は抑えて。仕事や趣味などほかのことに集中しましょう。
「しばらく恋人をつくらない」(30代・長野県)
「恋愛ごとに関わらない」(20代・千葉県)
「恋愛のことを忘れる」(30代・埼玉県)
自分と向き合う
〝恋愛に疲れた〟とまで思ってしまうのは、あまり芳しくない状態です。まずは自分にやさしくして、心身が癒される方法を考えたいですね。疲れてしまった理由が複合的なのであれば、友達や周囲の人に少しずつでも話をして、頭の中を整理するのがよさそう。自分で日々感じたことを、いいこと・悪いこと含めて日記に書きつらねるのもいい方法です。書くだけですっきりしますし、後から読み返して自分の考え方のクセに気づくなど、役立つこともあるかもしれません。
「悲しみを抑え込まない。何年かけてもいいから、しっかり自分を癒そうと腹をくくったら少しずつ立ち直れてきた」(30代・東京都)
「ほかの友だちに話を聞いてもらった。あと日記を書いた」(30代・大阪府)
次の恋へ
今のパートナーとの恋愛に疲れたのであれば、ケジメをつけて、また別の出会いを探すという手もあります。ただ、新たにできた好きな人への気持ちがあふれそうになったときは、まず立ち止まって〝自分が無理せず付き合えるのか〟を考えてみましょう。また、付き合えそうならば、早いうちに連絡の頻度や避けたいことなどを話し合えるといいですね。友達など周囲の人にも相談しながら決めれば、失敗を避けられるかもしれません。
「パートナーと思いきって別れて婚活パーティーに行き、新しい出会いを探した」(30代・福岡県)
「出会いを求めた」(30代・愛知県)
恋愛疲れを察知したら…早めの行動が吉
「恋愛に疲れてしまう」という状態は、付き合うときには想像しにくいものです。ですが、これは危険かも、と感じるようになっているならば、速やかに距離を置く・別れるといった行動をとりましょう。せっかく付き合った大好きな人との恋愛がそういった結果になるのは悲しいことですが、疲れてしまったなら早めの決意が必要です。すでに心身がヘトヘトという人は、自分に合いそうな解消方法を積極的に試して、少しでも傷を癒してくださいね。
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