早速、痩せやすい体チェックを開始!
皆さん、まずはこちらの項目をチェックしてみてください。
□ 便秘気味または下痢気味
□ お腹が張って気持ち悪くなることがある
□ がんばっていきまないと排便できない
□ 便の色は黒やこげ茶
□ コロコロ便やびちゃびちゃ便が出ることがある
□ 忙しい朝や外出先で便意を我慢することがよくある
□ テストや大事なプレゼンの前は下痢をしがち
□ よく寝ても疲れが取れない
□ 花粉症などのアレルギーに悩んでいる
□ 冷え性の自覚あり
□ 風邪をひきやすい
□ ちょっとしたことでイライラしやすい
□ 肌あれや吹き出物に悩んでいる
□ 朝食は食べないことが多い
□ 野菜より肉が好き
□ 夜遅くに食べることがよくある
□ 牛乳やヨーグルトは苦手
□ 毎日アルコールを飲んでいる
□ 水分はあまり摂らない
□ 糖質オフダイエットをしている(していた)
□ デスクワークなどで1日8時間以上座っている
□ タバコを吸っている
□ 仕事や人間関係などでストレスを感じやすい
当てはまる数はいくつありましたか? 4個以内の人は痩せやすいといえます。逆に16個以上の人は痩せにくい体といえるでしょう。
実はこれ、腸の状態を表したものなのです。痩せやすい体かどうかを決める大きな要素が腸だといいます。腸内が痩せやすい「痩せ腸」なのか、それとも痩せにくい「デブ腸」なのかがダイエットの成否を左右するのです。
痩せやすくするための体質改善のキーは「腸内環境」!
そもそも「痩せ腸」とはどういう腸のことをいうのでしょうか。それは腸内にある「痩せ菌」が活発に活動している腸のことです。
「痩せ菌」とは善玉菌のこと。その善玉菌が腸内に多く元気に活動していると、日和見菌が「痩せ菌」になりますが、悪玉菌が多いと逆に、日和見菌は「デブ菌」になってしまいます。
なので善玉菌を腸内で増やして元気に活動してもらうことが「痩せ腸」になるために大切なことなのです。
ビフィズス菌や酪酸(らくさん)菌などの善玉菌が「痩せ菌」と呼ばれている理由は、「短鎖脂肪酸(たんさしぼうさん)」を作り出すから。
「短鎖脂肪酸」とは「痩せ菌」たちが作る成分で、酢酸・酪酸・プロピオン酸などの種類があり、脂肪細胞の蓄積をストップさせたり、脂肪の燃焼を助けたり、ダイエットにうれしい活躍をしてくれます。
つまり「短鎖脂肪酸」が腸内で生成されることによって痩せやすい体になるのです。
「痩せ腸」になりたいならヨーグルトだけではダメ!?
ですが「短鎖脂肪酸」を生み出すには、善玉菌が豊富に入ったヨーグルトなどの発酵食品をただたくさん食べるだけでいいというわけではないのです。
痩せやすい体になるためには、善玉菌をただ増やすだけでなく、短鎖脂肪酸を生成してもらうために善玉菌に大好物のエサを与えて元気に活動させ、エサを短鎖脂肪酸に変えるという、ある種の発酵を腸内で引き起こすことが大切です。
この腸内での発酵を私は「内部発酵」と呼んでいます。そして、すでに体外で発酵された発酵食品、いうなれば「外部発酵」の食品+「内部発酵」に必要な食品を取り入れるのが、痩せる体を作る黄金の方程式だと私は考えます。
エサとなるのは食物繊維。特に海藻類、キノコ類、いも類、ごぼうなどに多く含まれる水溶性食物繊維がよく知られています。さらに、私がおすすめするフラクトオリゴ糖が、この内部発酵を引き起こす最高のエサになります。
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コクあま幸せダイエット
著者:工藤孝文、出版社:アスコム
10万人のダイエットをサポートしてきた医師がおすすめ“甘いものを食べたい×痩せたい”が同時に叶うストレスゼロのダイエット! 甘いものをガマンせずに3週間で平均2.5kg痩せた、試した人全員が「これからも続けたい」といった一生続けられるダイエット。
内科医・糖尿病内科医・漢方医 工藤孝文
福岡県みやま市出身。福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。帰国後、大学病院、地域の基幹病院を経て、現在は福岡県みやま市の工藤内科で地域医療に力を注ぐ。専門は、糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病、漢方治療・ダイエット治療など多岐にわたる。
医療、健康に関する情報発信を積極的に行っており、TVをはじめさまざまなメディアに出演。著作も多く『1日1杯飲むだけダイエット やせる出汁』(アスコム)は15万部を超えるベストセラーになっている。
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