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BEAUTY

2022.05.05

「酸化」とは? 老化を引き起こす活性酸素、老けない予防方法は美容女子必見!

老化を引き起こすと言われる「酸化」。実は私たちの日常では「老化」の原因になる行動が非常に多くあります。今回は美容女子ならぜひ覚えておきたい、この「酸化」についてまとめてみました。そもそも酸化とはなんなのか、酸化すると私たちの身体はどうなってしまうのか、酸化を抑えて老けないケアはどうすれば叶うのか解説していきます。

【目次】
「酸化」とは?
酸化するとどうなる?
酸化を予防するための方法とは
抗酸化作用のある食べ物

「酸化」とは?

簡単にいうと「老化」

酸化とは一般的に、人体に取り込んだ酸素が「活性酸素」に変化し、細胞を酸化させることを言います。

鉄が錆びたりりんごが茶色くなったりするのと同じように、この「酸化」はいわば体内を錆びつかせ、老化や病気などを促進させてしまう可能性があると言われています。

「活性酸素」が老化につながる

「活性酸素」が老化につながる
(c)Shutterstock.com

人はエネルギー代謝を行う中で、体内で多くの活性酸素が生産されています。この活性酸素は、疲労因子の根源と考えられていて、細胞を一時的に傷つける疲労に加え、細胞の傷が修復できないまま残ってしまうと「老化」につながることが明らかになっています。

活性酸素の発生はストレスや暴飲暴食、紫外線、さらに電磁波などが原因になると言われています。

“老化”にもつながる… エネルギー代謝を落とさない方法は?〈薬剤師 坂田武士〉

酸化するとどうなる?

肌が酸化すると肌トラブルが起きやすくなる

肌が酸化すると肌トラブルが起きやすくなる

活性酸素が増えすぎると肌にダメージを与え、老化の原因になります。

肌が酸化すると、シワやシミ、たるみ、くすみなどの肌トラブルを招く可能性が。他にも免疫力が低下してしまうなど、さまざまな肌トラブルを引き起こしてしまいます。

【肌をいじめる原因】3位紫外線、2位栄養・睡眠不足を抜いて1位はなんと…

酸化は髪や体にも影響がある

酸化によるトラブルは顔に限ったことではありません。

他にも髪にパサつきが出たり、白髪が増えたり、首元にシワやたるみができたりといったダメージも。

体の酸化はこういった美容ダメージだけでなく、がんや脳卒中、生活習慣病など健康へのダメージも出る可能性があると言われています。

酸化を予防するための方法とは

質の高い睡眠を取る

質の高い睡眠を取る
(c)Shutterstock.com

質の高い睡眠は酸化ストレス対策のひとつだとされています。

ただし単に長時間睡眠を取ればよいというものではありません。睡眠には通常サイクルがあり、90分間隔で「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」を繰り返しています。レム睡眠は身体が休んでいても脳は活動状態なので眠りが浅い状態です。

医学的に「睡眠の質」というものは定義されていませんが「速やかに寝付けること・途中で起きずにぐっすり眠ること・眠気なくすっきりと起床できること」が主な条件。

質の高い睡眠を取る
(c)Shutterstock.com

自然な睡眠は、副交感神経を優位に働かせてセロトニンを生産することで引き起こされます。この自然な眠気を誘うためにおすすめなのは、心身ともにリラックスできるような音楽を聴くこと。

パッヘルベルの「カノン」やラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」など、音の数が少ないスローテンポのクラシックがよいでしょう。

音量は睡眠を妨げない程度にすることも大切です。

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抗酸化物質を含む食品を摂る

抗酸化物質を含む食品を摂る
(c)Shutterstock.com

『4日間で脂肪だけをキレイに落とす本』の著者である薬剤師の坂田武士先生によると、酸化による老化を防ぐためには、抗酸化物質を含む食品を摂るとよいのだそう。さらに活性酸素の原因を抑え、ビタミンB群などの補酵素を摂ることもポイントだと言います。

「体内で生成される抗酸化酵素(SOD、カタラーゼなど)や食事から摂取する抗酸化物質(ビタミンA・C・Eやポリフェノールなど)の作用による疲労回復(細胞の酸化状態からの回復)に努めることはもちろんですが、活性酸素の発生の原因となるストレスや暴飲暴食、紫外線や電磁波などを抑え、代謝に必要な補酵素(ビタミンB群など)をとることも重要なポイントになります」(坂田先生)

“老化”にもつながる… エネルギー代謝を落とさない方法は?〈薬剤師 坂田武士〉

ストレスを溜めない

ストレスを溜めない
(c)Shutterstock.com

ストレスを溜め込まないことも、酸化予防に有効だと言われています。

例えば適度な運動やストレッチ、デジタル機器と距離を置く、音楽を聴く、深呼吸する、予定を入れない日を作る… など心身のバランスを整えることを意識してみるとよいでしょう。

ストレスを溜めない

生活サイクルを整え、身体にいい食事を摂ることが大切なのです。健全な生活を意識することで健全な心も取り戻せるはず。

情報の流入を制限して自分を緩める時間を積極的に作ることも大切です。

【おすすめのストレス解消法】実践してほしい対処法・やってはいけない行動まで紹介

抗酸化作用のある食べ物

積極的に摂取したい5つの食品

抗酸化作用を持つおすすめの食べ物や飲み物は以下の5つ。

アーモンド

慶應義塾大学医学部科学教室教授の井上浩義先生によると、アーモンドに含まれるビタミンEは、全食品の中でトップクラスなのだそう。

「ビタミンEは強力な抗酸化作用をもち、酸化ストレスから体を護ります。またビタミンEは、“美肌のビタミン”としても知られていて、血行促進作用など、若々しさを保つためのさまざまな作用が期待できます」(井上先生)

黒大豆

黒豆の皮の色素成分には「アントシアニン」という強い抗酸化作用が含まれています。このアントシアニンには、老化の原因となる活性酸素を抑えてくれる性質があり、シミやシワを予防する美容効果が期待できます。

トマト

積極的に摂取したい5つの食品

トマトには、B-カロテン・ビタミンC・Eの「3大抗酸化ビタミン」に加え、活性化酵素除去を助けるリコピンが多く含まれています。

積極的に摂取したい5つの食品

鮭に含まれるアスタキサンチンは、老化を早める活性酸素のダメージから守ってくれる成分。このアスタキサンチンの抗酸化作用はトップレベルだと言われています。

緑茶

積極的に摂取したい5つの食品

緑茶に含まれる「カテキン」は、抗酸化作用で知られているポリフェノールの一種です。このカテキンは、免疫力を高めたり、脂肪やコレステロールの吸収を抑えたりする効果が期待されています。

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