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そもそも【玉の輿】とは?
女性が結婚によって手にする裕福な身分のこと
「玉の輿」とは、女性がお金持ちの男性と結婚したことによって手にする裕福な立場のことをいいます。
【玉の輿(たまのこし)】
(1)貴人の乗るりっぱな輿。
(2)女性が婚姻によって手にする富貴な身分。
<「小学館 デジタル大辞泉」より>
【玉の輿に乗る(たまのこしにのる)】
女性が、高い身分の人や多くの財産を所有する人の妻になる。
<「小学館 デジタル大辞泉」より>
逆にお金持ちの女性と男性が結婚し、裕福な立場になることは「逆玉(ぎゃくたま)」という表現が一般的です。
玉の輿を本気で狙っている人は少ない
「コミックシーモア」が6492名の男女を対象に「玉の輿」についてのアンケートを実施したところ、憧れるけど狙っていないという人が約7割という結果に。
Q. 玉の輿に憧れますか? 玉の輿を狙ってますか?
A. 憧れるが狙ってはいない(68.0%)
憧れてはいない(22.4%)
憧れるもしくは狙っている(9.6%)
意外にも玉の輿を狙っている人は少ないようです。狙っていない・憧れていない理由は「普通の家庭が築ければいい」などという意見がありました。いざ結婚となると、現実的に考えている人が多いのかもしれません。
みんなが抱く玉の輿のイメージ
年収と資産が玉の輿の基準
ドクターシーラボが18~59歳の未婚女性362人に「玉の輿」に関するアンケートを実施。
これによると「玉の輿に乗る」と聞いてイメージするのは「年収(44.8%)」と「資産(43.6%)」が基準のようです。
年収は1,000万円程度
では、いくら以上の年収が「玉の輿に乗る」といえるのかを質問したところ、「1,000万円程度」と答える人がもっとも多い結果に。
2017年に実施された他社のアンケートでは「3,000万円以上」が1位でしたが、今回の結果は「1,000万円程度」と2,000万円もダウン。
女性の社会進出が進んでいるからこそ、より現実的なイメージをする人が増えたのかもしれません。
職業はIT社長や医者
「玉の輿といって思い浮かべる職業」については、第1位「IT社長(37.6%)」、第2位「医者(25.4%)」という回答。
IT社長や医者はお金持ちのイメージがあるため、納得のいく結果です。
年収1000万超え男性は、ラメリップや乾燥唇にキスしたくない!?【玉の輿アンケート】
玉の輿に乗るには?
自立した女性になる
玉の輿に乗りたい女性は、自分のレベルを上げるところからスタートしたほうがいいというのは、投資家である冨塚あすかさん。
「あなたがもし本気でお金持ちと出会いたいのなら、まずは自分のレベルを上げるところからスタートしたら良いわ。
当然、このレベル上げは決してキャピッとした勘違い満載の『女磨き♡』なんかじゃなく、しっかりと地に足のついたものであること。言うなれば『人間力』の底上げね」(冨塚さん)
男性に選んでもらう時代は終わり、女性も「選ぶ」時代の今。ひとりで生きていけるだけの経済力をつけること、これが最適解なのだといいます。
大人の女性がモテる要素…『知性』『教養』『可愛げ』『経験』からくる『自信』!〈稼げて愛されて美しい女性の考え方〉
高級バーへ行く
お金持ちの男性が来店していることも多い高級バー。玉の輿に乗りたいなら、そんなお金持ちの男性と出会える場所に足を運ぶのも方法のひとつです。
中にはワンナイトを狙ってナンパしてくる男性もいるので見極めは大事ですが、真のお金持ちはひとりで静かにお酒を飲むことが多いといわれます。
相手から声をかけられるのを待つものいいですが、バーに通ってマスターから紹介してもらう、なんていうのもいいかもしれません。
セミナーや異業種交流会に参加する
定期的に開催されるセミナーや異業種交流会に参加するのもおすすめ。経営者が多くいることもあり、ここにも玉の輿に乗れるチャンスがあるかもしれません。
自分が興味のある分野のセミナーなら、参加男性と意気投合しやすいはずです。
ジムやフィットネスクラブに行く
仕事ができるお金持ち男性は、自己管理能力が高く、健康管理にも気を遣っています。そのためジムやフィットネスクラブにも出会いのチャンスが。
高級ジムになると幅広い年齢層のお金持ち男性がいたり、体を鍛えるよりも人脈づくりを目的に通う男性もいたりします。
思い切ってこちらから声をかけるのもアリかもしれません。
ハイスペ男と出会いたいなら? 出会いスポット4選♡〈OLタケ子の恋愛コラム〉
幸せばかりじゃない? 玉の輿に乗った人の実話エピソード
医者一族と結婚したら友達と遊ぶ時間がなかった
患者として訪れた病院で、当時研修医だったご主人と出会ったナオコさん。患者と医者の卵という2人はその関係を飛び越えて交際、数年後に結婚。専業主婦になったようですが…。
「当時はみんなからものすごく羨ましがられました。通っていた病院の院長息子。おじいさまから親類まで医者医者医者のオンパレード。私もセレブ一族の仲間入り! なんて浮き足立ってた時が懐かしいですね。てっきりお手伝いさんがいたり、ショッピング三昧の休日を過ごしたりできるなんて思っていたんですが大違い!
まずは家事。主人にはいつも『完璧以上を目指すように』と厳しくチェックされる毎日。家計は彼が管理するため、私個人が使えるお金はほとんどありません。口紅一つ買うのでさえ主人からその代金をもらわなくちゃいけないし。
それ以外に毎月のお墓参り、義両親や義兄弟の誕生日会などの食事会への参加や贈り物探しなどファミリーイベントに加え、盆暮れ正月は親族が集まるため私は給仕係を完璧にこなさなければなりません。もちろん主人が普段お世話になっている方々への、季節のご挨拶も欠かせません。だから友達と遊ぶなんてことは、全くできてないのが現実。自分の時間はほぼありません。
彼のご両親からは『元気な男の子を産むんだよ』と顔を合わせるたびに言われる始末。周りが思うセレブ婚というより、食べ物には困らない婚と言ったほうが合ってるかも。これでも医者一族と結婚した私が羨ましいですか?」(ナオコさん)
名家と結婚したら花嫁修業が大変だった
地元でも有名な超名家の旦那さんと結婚したマイさん。幸せかと思いきや、孤独を感じよく泣いていたよう…。
「社会人2年目の時、転勤してきた今の主人と出会って付き合いました。当時は名家出身だなんて話してなかったし、結婚も考えていなかったから、20代の恋愛って感じで楽しいお付き合いをしていたんです。
結婚してほしいって言われてびっくりしたけど、彼とならと思ってOKしました。いずれ地元で家業を継ぐみたいなことは聞いていたけれど、ご両親へご挨拶に行ったときに腰を抜かして…。
彼の家がもう旅館みたいなお屋敷で、ほんとにここに嫁ぐの? と呆然。主人のご両親は着物で迎えてくれるし、お茶を持ってきてくれるお手伝いさんもいたり。さすがに圧倒されましたね。主人、隠れハイスペック男だったんです。憧れのセレブ婚〜♡ なんて思っていたらとんでもない!
結婚後、主人は東京、私だけ主人の地元で花嫁修行! 着物の着付けからお華、お茶、お習字。その他にも和歌、日本舞踊はお義母さんからみっちりレッスン。
家のしきたりは当然、食事の作法もすっごく細かいんです! この歳になって茶碗を持ち上げる所作を厳しく指導されるとは思わなかった。
こんな平民中の平民女が今さら女子力上げろと言われても無理〜。私も若かったから、我慢できずよく泣いていました。今はようやく主人と一緒、娘も生まれてお陰で楽しい生活を送れています。
けれど、あの孤独な“花嫁修行”だけは、セレブ婚は失敗したなと感じた日々でした」(マイさん)
セレブ婚ではなく“食べ物に困らない婚”!? ハイスペ男との結婚で苦労した女性2人の実話
玉の輿に乗りたいのなら、自分のレベルアップからスタートして
玉の輿のイメージや玉の輿に乗るためにできること、実話エピソードをご紹介しました。玉の輿に乗りたいのなら、まずは自分のレベルアップから始めるのが最適解。自分一人でも生きていける経済力を身につけ、自立した女性を目指しましょう。
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