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やっぱり人間褒められたい! 褒める言葉が大事な理由
月に1回以上は褒められたいという人が多数
ディップが社会人300人に「社会人300人に聞いた、上司のためのほめる技術調査」を実施したところ、「上司にどのくらいほめられたら満足か」という質問に、53.2%が「月に1回以上」と回答したのだそう!
月に1回以上は褒めてもらうことで、やる気アップにつながるのかもしれませんね。
上司に言われたい褒め言葉「がんばったね!」よりも嬉しいのは…<社会人300人調査>
褒める言葉は人間関係を円滑に進める
現役ホテルマン・マナー講師の古岡めぐみさんによれば、挨拶後、たった一言相手を褒めるだけで、人間関係は大きく左右されるのだとか。
例えば「今日はいい天気になりましたね」といった一言や「髪を切りました?」などの変化に気づいた一言でも十分だそうですが、「素敵なネクタイですね!」などの褒め言葉を使うことで、相手もこちら側の良い所を探しはじめるのだそう。
「相手の緊張がほぐれ、自然な笑顔に誘うきっかけになるでしょう。会話のキッカケにもなるので、親しみを感じてもらうこともできます。相手を褒めれば、相手もあなたの良い所を探しはじめます」(古岡さん)
例え褒めちぎらなくても、こうした一言があるかないかで人間関係は大きく変わっていくのでしょうね。
信頼と親密度がすぐにUP! 挨拶の極意とは?|現役ホテルマンに習うマナーの真髄
【女性】を褒めるときのおすすめの言葉一覧
「可愛いね」
女性は何歳になっても、外見を褒めてもらえると嬉しいと感じるもの。
外見そのものに対する「可愛いね」はもちろん、行動や体のパーツ、持ち物に対して「可愛い」と言ってもらえることにも喜びを感じやすいよう。
ただし、言い過ぎると「適当に言ってない?」と疑われたり、対して仲良くない異性や男性上司に体のパーツを可愛いと言われると、セクハラに感じてしまうこともあるので、注意が必要な言葉でもあります。
「笑顔が素敵だね」
女性は外見そのものを「可愛い」「綺麗」などと褒めてもらえることに喜びを感じますが、「笑顔」を褒められることも嬉しいと感じる人は多いよう。
容姿は褒められ慣れしている女性も多いですが、「○○ちゃんって笑うともっと可愛いね」など笑顔に対してさらに褒めると、褒めてくれた相手に対し好感を持ってくれるかもしれません。
「頑張ってるね」
「頑張ってるね」という言葉も女性は言われて嬉しい言葉。
行動を見てくれていないと言えない言葉なので、この言葉を言われることで「私のことちゃんと見てくれてるんだ」と嬉しくなるようです。
【男性】を褒めるときのおすすめの言葉一覧
「かっこいいね」
男性は年代問わず、「かっこいいね」と言われるのが好きな生き物。何歳でもモテていたいと思う男性は、やはり「かっこいい」という言葉には反応してしまうよう。
他にも「イケメンだね」や「スタイルがいいね」「オシャレだね」など、女性と同じく外見を褒められることに喜びは感じるようです。
「○○くんといると楽しい」
外見の他に男性は「○○くんといると楽しい」などの、自分の存在価値を大いに感じられる言葉が大好きなよう。
他にも「優しいね」「頼りになるね」「男らしいね」などの言葉によって、男としての自信が持てるようです。
男性が女性に言われて嬉しい言葉は…「頼りになるね」よりも?<男性582人調査>
「○○くんのおかげで○○ができたよ」
例えば頭のいい男性に「頭いいですね」や「○○ができてすごいですね」というのももちろんいいですが、もう少し心に響く褒め方をするなら、相手の「結果」に対して褒めるのではなく、頑張りに対して褒めるのが有効。
相手の頑張りがあり、それ故頭がよかったり周りの人にはできないことができたりしているなら、そのこと自体ではなく、そこまで至った経緯をリスペクトしたり褒めたりしてみてはいかがでしょうか。
きっと頭脳や結果を褒めてもらえるより、よっぽどハートにアクセスできます。
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褒め言葉さ行も効果的
褒め言葉さ行は、合コンなどの場で男性を喜ばせる言葉として使われることが多いよう!
さ… さすがですね~♡
し… 知らなかった~♡/信じられな~い♡
す… すっご~い♡/素晴らしい~♡
せ… センスある~♡
そ… そうなんですか~♡/そうなんですね~♡
ただし、いずれも相槌を打っているだけの言葉。使いすぎるとただの世間知らずの女になってしまうので注意しましょう。
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【ビジネス】で部下や同僚を褒めるときの言葉一覧
「さすがだね」
ビジネスで上司から褒められたい言葉として、「さすがだね」という言葉は多くの人が求めているよう。
「さすが」という言葉は、予想・期待したことを、事実として納得したときに出る言葉。自分の実力を示すことができたという満足感も相まって、より嬉しく感じるのかもしれません。
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「頑張ったね」
「頑張ったね」という言葉も、部下からすると上司に言ってもらいたい言葉のひとつ。
自分の成果や仕事の進め方などを褒められることも嬉しいものですが、やはり「自分の努力」に対して褒めてもらえるのがもっとも嬉しい、と感じる人は多数。
良い成果を出したことではなく、それに至るまでの努力を褒めることで、次のモチベーションアップにもつながるはず。
「君なら安心して任せられるね」
「安心して任せられる」という言葉は、相手に対する「信頼」があるからこその言葉。
こういった信頼は、一朝一夕にして生まれるものではありません。そのためこの言葉ひとつで、これまでの仕事ぶりや成果を認めてもらっているんだ、という自信に繋がるのではないでしょうか。
上司に言われたい褒め言葉「がんばったね!」よりも嬉しいのは…<社会人300人調査>
褒め言葉が裏目に出ることも? 背筋が凍った実話エピソード
「モデルみたい!」
「売れっ子ではないけれど、モデル事務所に所属し、カタログなどのモデルもしている同僚M。彼女にとってはモデルが本業、うちの職場での接客業は副業的なもの。
それなのに、Mが職場の人に旅先で撮った写真を見せていたところ、後輩女子のひとりが『なんか、モデルみたいですねー』と言って、場が凍りました。
Mは自分ではいつもモデル気取りで、業界人ぶった発言も多いから、一瞬で顔が引きつっていましたね(苦笑)。悪気はないのだろうけど、かなり気まずい雰囲気になりました」(31歳・女性/サービス)
「もう少しで料理のプロ」
「我が社に中途で入ってきた女子が、同期女子のインスタを見たらしく『お料理の写真が素敵でした。もう少しで、料理のプロになれそうなくらい本格的!』と褒め言葉を言ったんです。
でも実は、その子は本当に料理のプロで、週末に料理教室で調理や盛り付けを教えているんですよね。なんとも微妙な褒め言葉に、その場にいたみんなが焦りましたし、褒められた本人も苦い顔をしていて、居心地が悪かったです…」(30歳・女性/貿易)
「面白いし、読みやすいですよね」
「知り合いの年下女子が、最近念願のライターデビューをしました。それで、その子のためになればと、私の知っているベテランのライターさんを引き合わせたんです。するとその年下女子は、ベテランのライターに対して『あなたの記事は、切り口がいろいろで面白いと思います。それに、読みやすいですよね』と、なんとも上から目線な褒め方をしてドン引き!
ベテランライターさんは涼しいでお礼を言っていて、さすがのオトナな対応でしたが、案の定、その後にその年下女子がそのベテランさんにかわいがられた様子はありませんでした…」(31歳・女性/教育)