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「こんばんは」「こんばんわ」結局、正しいのはどっち?
結論を先にお伝えすると、正しいのは「こんばんは」です。
つまりもう一方の「こんばんわ」は、明らかな誤りです。
辞書で意味を調べると「夜、人に会ったり、他家を訪問した際などにいうあいさつの語」(出典:デジタル大辞泉/小学館)で、現代においても日常的に夜間の挨拶として使われています。
♦︎なぜ “わ” ではなく “は” なの?
「こんばんは」という語は、もともと「今晩は」と書きます。
というのも、この言葉はもともと「今晩は、いい夜ですね」や「今晩はご機嫌いかがですか」などの挨拶が省略されたものだからという説が一般的。
ここで使っている“は”には助詞としての働きがあるので、発音の音は“わ”でも、表記には“は”を使います。
なぜ?「こんばんわ」と書いてしまう人が多い理由

アラサー世代にも「こんばんわ」と誤記をしてしまう人がチラホラ見受けられます。
間違えやすい背景には、共通する理由も。
「こんばんわ」と誤記をする理由をまとめました。
♦︎発音どおりに入力してしまうから
LINEやメールで、発音どおりにキーボードを打つと「こんばんわ」と入力しがちです。
日本語には発音と表記が一致しない言葉もあるものの、一度クセになってしまうと直さないままになってしまうのは、比較的“あるある”です。
♦︎LINEやSNSで周りが使っているから
厳密には間違いだとわかっていても自分の周囲の人たちが「こんばんわ」を使っていると、自分も「まぁ、伝わるしいいかな」と同じように誤記してしまうパターンも。
本来は間違いだとわかっているけれど、自分だけ浮いてしまうのを避けたい心理が強いのかも。
♦︎誰からも指摘されないままだったので正しい表記を知らないから
「こんばんわ」と書いている人に対して、あえて間違いを指摘する人は少ないもの。
つまり誤記だと認識をしても、そのままスルーする人が大半です。
そのため本人が誤記だと気づかないまま、ずっと「こんばんわ」を使い続けているパターンもあります。
「こんばんわ」で黒歴史… アラサーのリアル失敗談が切ない

ところで「こんばんわ」の誤記によって、黒歴史をつくってしまったアラサーも!
筆者がヒアリングした切ない失敗談を紹介しましょう。
♦︎日本語の基礎が危うい人扱いをされてしまった
社会に出てすぐにフリーランスで働いていたAさんは、20代後半で初めて会社に所属。
リモートワーク中に、取引先に「こんばんわ。○○の▲▲です」とメールを送ったところ、CCに入っていた社内の先輩からすぐに電話がかかってきたとのこと。
「まず、メールの冒頭は『お世話になっております』ね。それから、“こんばんわ”は間違いで、“わ”じゃなくて“は”だよ!」と指導を受け、とても恥ずかしかったそうです。
Aさんは指摘を受けるまで、完全に「こんばんわ」が正しいと思い込んでいたそうで、この件以来、先輩から“日本語の基礎が危うい人”のレッテルを貼られて困ったそうです。
♦︎アプリで出会った相手に違和感を抱かれた
Bさんは、アプリで出会った相手とまだ会う前の段階で『こんばんわ〜!』とメッセージを送信。
すると、相手から少し時間が経ってから「普段から、こんばんわって書くんですか?」と質問が送られてきたとのこと。
本当は「こんばんは」が正解だと知っていたBさんは、アプリではあえて柔らかい表記にしたくてネットスラングのつもりで「こんばんわ」を使ったそうですが、相手に強烈な違和感を抱かれてしまったようでした。
その後、その相手はフェイドアウト…。Bさんは「最初から、正しい表記で書けばよかった」と悔やんでいました。
♦︎社内チャットで何年も赤っ恥をかき続けた
30代前半のCさんは、社内チャットで「こんばんわ」を多用していたとのこと。本人は正しい表記だと思い込んでいたそうですが、ある日の雑談で先輩から「そういえば、いつも“こんばんわ”って書いているけれど、正しくは“こんばんは”だよ」と指摘を受けて、青ざめたそうです。
「自分では正しいと思っていたからこそ、ものすごく恥ずかしかったし、後輩からはきっと“社会人歴が長いのに言葉が残念”って思われていたかもって考えたら、大ショックでした」と話していました。
もう迷わない♡ 一生使える覚え方

「こんばんは」と「こんばんわ」の表記に迷ってしまう自分を卒業!
ルールを覚えれば、もう一生、間違えなくなりますよ。
♦︎挨拶の文末には、すべて「は」を使う
同じような挨拶言葉である「こんにちは」も、夜間の挨拶である「こんばんは」も、どちらも文末に「は」を使います。
つまり、挨拶にはすべて「は」を使う! と覚えておくだけで、もう間違える心配はありません♡
小さなミスでも大人になると致命傷になる場合も
「こんばんは or こんばんわ」問題は些細ではありますが、積み重なると本人の印象をも左右します。
アラサー世代になれば「知らなかった」や「なんとなく」が通用しにくくなるだけに、誤った日本語に気づいたら、早めに正しい表記をマスターしたいところです。
今日からはもう「こんばんは」一択で!
仕事でも恋愛でも、“きちんとした日本語を使う人”を心がけていきましょう◎。
TOP画像/(c)Adobe Stock

並木まき
ライター、時短美容家、メンタル心理カウンセラー。企業研修や新人研修に講師として数多く携わっている。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。



