1:「モデルみたい!」
「売れっ子ではないけれど、モデル事務所に所属し、カタログなどのモデルもしている同僚M。彼女にとってはモデルが本業、うちの職場での接客業は副業的なもの。
それなのに、Mが職場の人に旅先で撮った写真を見せていたところ、後輩女子のひとりが『なんか、モデルみたいですねー』と言って、場が凍りました。
Mは自分ではいつもモデル気取りで、業界人ぶった発言も多いから、一瞬で顔が引きつっていましたね(苦笑)。悪気はないのだろうけど、かなり気まずい雰囲気になりました」(31歳女性/サービス)
2:「もう少しで料理のプロ」
「我が社に中途で入ってきた女子が、同期女子のインスタを見たらしく『お料理の写真が素敵でした。もう少しで、料理のプロになれそうなくらい本格的!』と褒め言葉を言ったんです。
でも実は、その子は本当に料理のプロで、週末に料理教室で調理や盛り付けを教えているんですよね。なんとも微妙な褒め言葉に、その場にいたみんなが焦りましたし、褒められた本人も苦い顔をしていて、居心地が悪かったです…」(30歳女性/貿易)
3:「面白いし、読みやすいですよね」
「知り合いの年下女子が、最近念願のライターデビューをしました。それで、その子のためになればと、私の知っているベテランのライターさんを引き合わせたんです。するとその年下女子は、ベテランのライターに対して『あなたの記事は、切り口がいろいろで面白いと思います。それに、読みやすいですよね』と、なんとも上から目線な褒め方をしてドン引き!
ベテランライターさんは涼しいでお礼を言っていて、さすがのオトナな対応でしたが、案の定、その後にその年下女子がそのベテランさんにかわいがられた様子はありませんでした…」(31歳女性/教育)
まとめ:褒め言葉のつもりでも失礼にならないよう気をつけて!
本人が相手を褒めているつもりでも、その人の背景や経歴によっては、むしろ失礼にあたる言葉も存在します。相手のことをよく知らないうちに、その場の思いつきで褒め言葉を口にしてしまうと、想定外に失敗しがちです。
悪気がなかったとしても、言い方ひとつでとても残念な印象が残ってしまいますので、よくよく気をつけましょう。
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