「寝落ち」の意味や気絶との違いとは?
あなたはソファなどで急に眠くなっていつの間にか寝ていた、なんて経験はありませんか? 「寝落ち」はうとうととして気持ちがいいと感じることもありますが、実はいい睡眠ではない可能性も。今回は、「寝落ち」の意味や、カップルの間で人気の「寝落ち」通話について解説します。「寝落ち」通話が気になる方は、ぜひチェックしてみて。
「寝落ち」の意味
「寝落ち」とは、「何かをしている途中で眠ってしまうこと」。特に、チャットやオンラインゲームをしている最中に眠ってしまうことをいいます。皆さんにも、夜ベッドの中でスマホをいじっていたらいつの間にか寝ていたことや、帰宅してソファに座ったまま寝ていたなんて経験はありませんか?
「寝落ち」は、急激に眠気に襲われて、うとうとしだすので気持ちいいと感じることもあります。そのため、ぐっすりと眠れたように思いますが、実は「いい睡眠」とはいえないそう。特にスマホを見ている時など、本来なら脳が活性化している時に急に眠くなるのは、体が睡眠に飢えているサイン。脳と体がリラックスした質の良い睡眠を取れていない可能性があるようです。
気絶との違い
「寝落ち」の、いつの間にか意識がなくなってしまう点は、「気絶」ともよく似ていますね。「気絶」とは、「一時的に意識を失うこと」で、失神とも呼びます。あまりにショックなことが起きた衝撃で意識を失ってしまうことが多いでしょう。気絶がする前には目眩がしたり、顔面が蒼白になるなどの兆候が見られます。何らかの理由で、脳に血流障害がおき、一時的に意識を失ってしまうことを「気絶」というのです。
いきなり目の前がぼんやりとし倒れてしまうので、本人は気を失ったことを覚えていないことも。急に意識がなくなることは「寝落ち」にも似ていますが、あくまで「寝落ち」は睡眠なので、血流障害が原因の気絶とは異なります。
「寝落ち」通話って何?
「寝落ち」通話という言葉を聞いたことはありますか? 「寝落ち」通話とは、「電話やLINE通話で、相手が眠るまで通話をし続けること」。電話の相手は、恋人や親しい異性などがほとんどです。ベッドに寝ながら好きな人の声を聞けるので、ラブラブなカップルなどが毎晩のようにしている傾向も。または、まだ付き合ってはいないけれど気になっている異性や、親しい友達同士で一晩中通話することもあります。
「寝落ち」通話する男女の心理とは?
お互いが盛り上がっている時ならともかく、仕事で疲れている時や、付き合ってもいない相手との長電話はなかなか大変です。電話がそもそもあまり好きではない人にとっては、「会って話をすれば良いのでは?」と思うこともありますよね。「寝落ち」通話が好きな男女にはどのような心理があるのでしょうか? その理由を探っていきましょう。
1:寝る前に好きな人の声を聞きたい
「寝落ち」通話にハマっている人は、寝る前に好きな人の声を聞きたいと思っています。恋人の声を聞くと安心して、まるで一緒にいるような感覚になれることも「寝落ち」通話の醍醐味。深夜まで二人きりで通話することでロマンチックなムードも高まります。「寝落ち」通話が好きな人は、1日1回は好きな人の声が聞きたいという甘えん坊な一面があるようです。
2:好きな人と繋がっていたい
好きな人といつでも繋がっていたいと思っている人は「寝落ち」通話を好む傾向があります。まだお付き合いしていないのであれば、必ず1日に1回は話して、相手との関係を深めたいと思っていることも。相手のことをもっと知りたい、自分のことももっと知ってほしいという心理があるようです。また、他の人と夜に電話をして欲しくないという独占欲が含まれていることもあるでしょう。
3:誰かと暇をつぶしたい
夜になかなか眠れない、何もすることがない! と思った時に、「寝落ち」通話をする人も。深夜にずっと起きているとどことなく寂しいと感じたり、退屈だと感じることもあるでしょう。そんな気持ちを解消したくて、親しい異性や友達に電話をかけたくなるのです。日中は仕事や勉強で忙しくても、夜なら存分におしゃべりを楽しむことができますね。
「寝落ち」通話の注意点
どちらかが眠りにつくまでずっと続く「寝落ち」通話。気になる相手や恋人とする場合は、気をつけたいポイントも。ここでは、主な注意点を3つ紹介します。
1:いびきを聞かれないように注意!
もし、通話中に自分が先に眠りについた場合、相手に寝息を聞かれることもあるでしょう。スースーと小さく可愛らしい寝息なら、彼もキュンとするかもしれませんが、ガーガーと大きないびきをかいてしまったら百年の恋も覚めるというもの。好きな人や恋人など、いびきを聞かせたくない相手とは寝る前に電話を切ったほうが賢明かもしれません。
2:通話中にものを食べない
通話中に相手がものを食べる咀嚼音が気になったことはありませんか? 「寝落ち」通話は基本的に夜の間ずっと電話を繋いだ状態なので、中には夜食を食べたり、お菓子を食べたりする人もいるでしょう。自分では気にならなくても、相手は耳元で鳴り響く咀嚼音に不快な思いをしている可能性も。電話ではどう聞こえているか? という配慮も必要かもしれません。
3:相手を無理に起こさない
深夜までずっと通話をしていると、相手の声がだんだんと小さくなってうとうとしていることに気づくこともありますよね。ついつい甘えて「まだ寝ないで!」「もう少しお話ししようよ」といいたくなりますが、相手を無理に起こすのは厳禁。深夜であれば、寝ているのは当たり前のことですし、次の日の仕事や学校に支障をきたすことも考えられます。相手が先に寝てしまって寂しいという気持ちは堪えて、自分も一緒に眠りにつきましょう。
最後に
「寝落ち」とは、「何かをしている途中で眠ってしまうこと」。スマホをいじっている最中など、思い当たる節がある方も多いのではないでしょうか? また、カップルや若い人に人気の「寝落ち」通話は、夜でも親しい人とお喋りできたり、関係を深められることがメリット。気になる方は、試してみてはいかがでしょうか?
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