【目次】
・輝度の高い目はうるおっている
・【老化】白目にも年齢が出る
・【過労】眼精疲労による目の疾患
・【その他の原因】目へのダメージに注意
・【おすすめの目薬】アイケアで目にうるおいを
・【ストレッチ】疲れ目をほぐして癒す
・【食べ物】体の中からアイケアをサポート
輝度の高い目はうるおっている
白目の透明感で見た目印象も変わる
(写真:上)充血が気になる目
(写真:下)うるおいが満ちた目
スマホやPCなど、常に酷使している私たちの目。スキンケアと同様に、瞳のケアもとても大事です。
目の充血が気になる人も、白目がくすみがちという人も、今からできることや対策を確認していきましょう。
【老化】白目にも年齢が出る
【1】白目の老化チェックリスト
目を酷使しがちな現代女性は、白目の老化スピードも早いかもしれません。
教えてくれたのは… 日比野佐和子先生
(医療法人康梓会Y’sサイエンスクリニック広尾 統括院長)
≪白目の老化チェック≫
□ パソコンやスマホを使う時間が長い
□ コンタクトレンズを装着している
□ ドライアイぎみ
□ 目をこするクセがある
□ 生活習慣が不規則
□ まばたきの回数が少ない
一つでも当てはまっていたら要注意です!
【2】白目の老化現象
「白目の老化は、基本的に30代から始まるといわれています。セルフケアでは老化をリセットするのが難しいので、症状に心当たりがない人であっても、大人ならではの早めのケアが必要です。
肌と同じように白目も、年齢とともにたるみやシミが現れやすくなり、“輝度”の低下も起こります。輝度は「瞳のキラキラ感やうるうる感」と言い換えれば分かりやすいでしょうか。
≪白目のたるみとは?≫
黒目の下など目のキワに半透明のぶにょぶにょとした薄い膜が溜まりやすくなります。これが白目のたるみ。41歳以上の約9割が発症しているといわれています(個人差有り)。
白目がたるむと目力が弱まったり、ドライアイやゴロゴロ感・充血の悪化などにつながることも」(日比野先生)
【3】おすすめのアイケアは?
≪おすすめのアイケア≫
「年齢を重ねると肌の乾燥も進行しますが、それは目も同じ。普段からアイケアを意識することが大切です。
目薬やホットタオルを使って目の疲れをこまめに癒すこと。また、上質な睡眠も眼球の潤いキープや代謝アップにつながりますよ」(日比野先生)
【4】白目の老化を遅らせる行動
1. ハリや弾力感を司る重要な役割を担う「エラスチン線維」を意識的に摂ること。スジ肉や手羽先などに多く含まれています。
2. 就寝2~3時間前はスマホを見ないこと。睡眠の質を低下させるブルーライトは、眼精疲労の原因になることも。
3. 目の疲れや乾きを感じたら、ホットタオルで目元を温めること。血行が促され、目のコリや疲れがほぐれます。
【過労】眼精疲労による目の疾患
【1】充血以外にも症状が…
過労や精神的ストレスが原因で目の筋肉が過度に緊張すると、その結果、目がショボショボする・目の奥が痛い・かすむ・充血する・目が乾くなどの症状が起きます。
特に女性に多いのは頭痛。鎮痛薬が効きにくく、眼精疲労を改善しない限り、繰り返し頭痛が起きやすくなります。
【2】眼科での定期健診
目の網膜は、体の外側から血管の状態が観察できる唯一の器官。そのため眼底検査では、高血圧や糖尿病など生活習慣病の状態がわかることも。
様々な病気の早期発見のため、40歳を過ぎたら不調がなくても眼科検診を受けましょう。
【3】日常でできる対策
1. ブルーライト対策をする。
2. コンタクトやメガネの度数が合っているか確認する。
3. PC作業中は目薬のケアも忘れずに。
【その他の原因】目へのダメージに注意
【1】アイメイク時の注意
目のキワまでがっつりメイク。アイメイクが目に入ると充血の原因になることも。
また、まぶたのフチには脂を分泌する「マイボーム腺」があります。濃密なアイラインなどでここがふさがれると、脂の分泌が妨げられドライアイに。
【2】目も日焼けする
紫外線の影響を受けやすいのは目も同じ。紫外線により活性化酸素が過剰に発生すると、角膜がダメージを受けて充血や痛みが生じたり、老化を早める原因にも。
目の病気につながることもありますので、フレームが大きめのサングラスをするなどの対策が大切です。
【おすすめの目薬】アイケアで目にうるおいを
【1】ロート|リセリッチプレミアム[第2類医薬品]
(写真:右/マツモトキヨシ限定)オフィスの乾燥・PCやスマホの長時間使用などにより、コリ固まって疲れたピント調節筋に。
≪おすすめのポイント≫
・角膜のターンオーバーをサポート
・角膜を保護し、疲れた瞳を癒す
・充血を除去
・炎症やかゆみをケア
・コンタクト装着時もOK
【2】サンテ|メディカルガードEX[第2類医薬品]
角膜ダメージを修復する機能のある目薬で適切にケア。
≪おすすめのポイント≫
・角膜修復・保護機能に特化
・乾燥や紫外線などによるダメージから角膜を修復・保護
・目のかすみ・疲れ・かゆみ・炎症に
・アイメイクが目に入りやすい人に
・目の表面のヒリつき・チクチクに
【ストレッチ】疲れ目をほぐして癒す
【1】ツボ押し3ステップ
眼精疲労は、かすみ目や充血だけでなく、頭痛や肩こり・吐き気をも引き起こします。疲れを感じたら、目のまわりのツボを押してあげましょう。
教えてくれたのは… 崇志さん
(中国推拿整体師療術師・ボディバランスセラピスト。美容にも精通しており、女性からの支持も厚い)
≪ツボ押しのやり方≫
▲眉の真ん中あたりにあるくぼみを、人差し指でグッと30秒ほど押します。
▲鼻の付け根に人差し指をあてて、眉頭に向かってグッと押し上げて30秒ほどキープ。
▲こめかみにあるくぼみを30秒ほど押します(やりすぎに注意しましょう)
【2】オフィスでもできる目のストレッチ
近いものを見続けて目が疲れたときは、目のストレッチがおすすめ。夕方に取り入れると、目玉が生き返ったようにスッキリします。
≪ストレッチのやり方≫
▲まばたきを数回してウォーミングアップ
▲黒目をぐるぐると20回程度まわします
▲上→下→左→右の順で黒目を思いきり動かし、筋肉がのびるのを意識しながら5セット行いましょう
▲上を向き、目を数回開け閉じする
▲顔を正面に戻し、思いきり目をパッ見開いて終了
【食べ物】体の中からアイケアをサポート
■緑の野菜2選
【1】緑豆
体の中の余分な熱をとるとされ、目の充血や口内炎・吹き出物が気になるときに。
【2】ゴーヤー
苦みがある食材には解毒作用があるとされ、目の充血や痛み・口内炎・吹き出物などにおすすめ。
【3】セロリ
お酒を飲んで肝臓が疲れているときや、目が充血しているときにおすすめです。
今日から、毎日のスキンケアとともに『アイケア』も取り入れていきましょう。
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