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2023.08.26

XやTikTokでよく使われる「飛ぶぞ」ってどういう意味? 元ネタや使用例もご紹介

TikTokやX、Threadsなどで「飛ぶぞ」という言葉や動画を見かけたことはありませんか? はじめて聞くと、どんな意味があのかわからないという人が多いのではないでしょうか。本記事では、「飛ぶぞ」の意味や元ネタ、使い方について紹介していきます。

「飛ぶぞ」の意味や元ネタは?

(c)Shutterstock.com

SNSでは思いもよらない言葉が大流行することがあります。「どこから発祥したのかわからないけど、なんだか最近この言葉をよく目にするな」と思った経験、ありませんか?

X(旧Twitter)のネタツイートや、TikTokの音源として使われるなど、ネット用語として定着している「飛ぶぞ」の意味や元ネタ、使い方についてを今回はご紹介していきたいと思います。

◆「飛ぶぞ」の元ネタ

「飛ぶぞ」の発祥は、元プロレスラーの長州力さん。彼が、関西地区で放送されているテレビ番組『相席食堂』のロケでホタテを食べたときに、その美味しさを表現するのに思わず口にしたセリフ「食ってみな、飛ぶぞ」が元ネタです。

ホタテを食べただけなのに「食ってみな、飛ぶぞ」という、まるで薬物でトリップしたかのような感想に、スタジオ内は爆笑の渦に包まれました。

あまりにインパクトの強い言葉だったため、放送後にネットでも話題になり、ネットで「飛ぶぞ」が大流行。女子高生に人気の雑誌『egg』がアンケートをもとに公開した「egg流行語大賞2020」の6位にもランクインするなど、若者の間でリアルに使われる言葉に成長?しました。

ちなみに今では天然っぷりが知れ渡っている長州力さんですが、当時はまだその印象がなく、この番組の放送でそのキャラクターが知れ渡ったとも言われていますよ。

さらにちなみに、このシーンはAmazonプライムで閲覧が可能(『相席食堂』シーズン1エピソード7 – 尼神インター・渚と長州力の旅 前編!波乱万丈な相席劇場!)なので、気になる方は実際にそのセリフを観てみてくださいね。

◆「飛ぶぞ」の意味

つまり「飛ぶぞ」は、「精神が飛んでしまいそうなほど美味しい」という意味で使われる言葉なんですね。

現在では食べ物以外でも、曲やお店など人に何かを紹介したいときに、「最高に良い」ことを表現する際に「聴いてみて、飛ぶぞ」と言った使われ方をしています。

「ハッシュドタグ」って?

(c)Shutterstock.com

「飛ぶぞ」という言葉を生み出した長州力さんですが、他にも当時のTwitter上で話題になった言葉が存在します。それがこの「ハッシュドタグ」。

2020年の3月12日に、長州力さんが「少しずつですが親切な人達に教えてもらいながらTwitterの機能を勉強してます」と、Twitterを勉強していることを明かしたツイートがあります。

その文章のあとに続いたのが、「まずはハッシュドタグ」「井長州力」という言葉。「ハッシュドビーフ」や「ハッシュドポテト」など、料理を彷彿とさせる「ハッシュド」と、ハッシュ記号の「#」と異なる「井」の組み合わせが、Twitterで爆発的な話題となりました。

「ハッシュタグ」を間違えて使ってしまった言葉ですが、「飛ぶぞ」の放送のように、長州力さんの「天然っぷり」が発揮されたツイートとして、現在でも人気がありますよ。

「飛ぶぞ」の使い方は? 使用例をチェック

(c)Shutterstock.com

以上「飛ぶぞ」の意味や元ネタや付帯するエピソードについてご紹介しました。次にご紹介するのは「飛ぶぞ」の使い方について。

SNSのハッシュタグ「#食ってみな飛ぶぞ」

XやInstagramでは、自分が食べているものを自慢するときや、自分の店で出しているものの紹介をしたいときに、ハッシュタグとして「#食ってみな飛ぶぞ」が使われます。美味しいものを食べて自慢をしたいときになどに、一度ハッシュタグ「#食ってみな飛ぶぞ」を使ってみてはいかがでしょうか?

画像に「食ってみな飛ぶぞ」を貼り付ける

SNSでは美味しいものを自慢するときに、先述のハッシュタグとともに、食べ物の画像を載せることが多いです。それとは別に、ハッシュタグを使わず食べ物の画像に「食ってみな飛ぶぞ」というテキストを貼り付けたり、放送時の画像を一緒に載せたりすることもありますよ。

人に何かを勧めたいときに

「飛ぶぞ」は、元ネタでは食べ物に対して使っていたことから、食べ物の感想として使われることが多いですが、食べ物以外であっても使うことができます。また、SNS以外でも使うことができるため、人に何かを勧めたいときに、「この曲聞いてみな、飛ぶぞ」といった表現で使われることもありますよ。

おさえておきたい若者言葉5選!

(c)Shutterstock.com

最後に、「飛ぶぞ」と同様に「egg流行語大賞2020」でランクインをした若者言葉を、5つご紹介したいと思います。

やりらふぃ~

「やりらふぃ~」は、TikTokで話題になった「egg流行語大賞2020」で1位に輝いた若者言葉です。「CHERNOBYL 2017」という楽曲から生まれました。その楽曲を踊る人のことや、TikTokの動画と同じファッション、テンションが高い人のことを指して「やりらふぃ~」と言います。

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いぇいいぇい

「いぇいいぇい」は、盛り上がった時の合いの手や、乾杯のときに使われる掛け声です。「egg流行語大賞2020」では4位にランクインしました。

○○てり

「○○てり」は、文末の「る」を「り」に言い換えて、可愛らしい響きに変更したいときに使われる言葉です。「ご飯食べてり」や「今何してり?」といった使い方をしますよ。

大丈夫そ?

「大丈夫そ?」は、「大丈夫かな?」という表現が変化した言葉です。本来の意味と同様に、人の心配をしているときに使います。若者の間で人気なYouTuber、「パパラピーズ」さんが動画内でよく使っていることから広まりました。

○○してもろて

「○○してもろて」は、「○○してもらって」という言い回しが変化した表現です。ギャルの間では、何をおねだりするときに使います。「大丈夫そ?」と同様に、「パパラピーズ」さんが使っていることで人気になった言葉です。

最後に

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「飛ぶぞ」についてのご紹介でした。いかがだったでしょうか? ネット用語として定着した「飛ぶぞ」は、「精神が飛んでしまいそうなほど美味しい」という意味で使われている言葉。食べ物だけでなく、曲やお店などにも使えるため、様々なシチュエーションで使うことができます。

人に何かを勧めたいときに使える言葉ですが、とはいえ相手が意味と知らないと「最高」ということが伝わらないため、使う相手には注意することが必要そうです。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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