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2020.08.04

「ご連絡させていただきます」は敬語として正しい? ビジネスとメールで使える文例と類語・英語表現も紹介

思わずメールで書きかけた「ご連絡させていただきます」。これって敬語として正しいんだっけ…? とあやふやな認識の方も多いのでは? ビジネスやメールで使える文例と類語・英語表現もあわせてご紹介していきます。

【目次】
「ご連絡させていただきます」の意味や読み方とは?
「ご連絡させていただきます」の使い方は? 例文でチェック
「ご連絡させていただきます」の類語にはどのようなものがある?
「ご連絡させていただきます」の英語表現とは?
最後に

「ご連絡させていただきます」の意味や読み方とは?

日常の会話の中で、使い方をよく考えずに使っている言葉って意外に多いですよね。「果たして、この使い方は正しのか、正しくないのか…」と、改めて考えてみると自信がなくなったり、不安になったりもします。

では、この記事で解説する「ご連絡させていただきます」の表現ですが、もし「これは、敬語として正しいでしょうか」と質問されたら答えられますか? 当たり前の様に使っているだけに、答えに迷ってしまった方もいるのではないでしょうか。そんな曖昧な感じになっているあなたに「ご連絡させていただきます」の正しい敬語の表現について例文を交えながら解説していきます。

(c)Shutterstock.com

◆「ご連絡させていただきます」の意味

「ご連絡させていただきます」の表現について、「どこか問題あるの? 普段から使っているわよ」と思う方も多いと思います。「ご連絡させていただきます」のフレーズを、「ご」・「連絡」・「させて」・「いただきます」の様に分解して説明すると解りやすいか思います。

「ご」は、丁寧語、或いは謙譲語を意味する接頭語です。「連絡」は、「れんらく」と読み「別々のものとの間でつながりがつくこと」を意味します。「させて」は、使役の助動詞です。「いただきます」は、「もらう」の謙譲語ですね。となりますと、「連絡させていただく」とは、「相手に許可を得て、連絡という行為を遠慮しつつすること」を意味していることになります。

◆「ご連絡させていただきます」の使い方は? 敬語として正しい?

上記の説明から、相手に対して「ご連絡させていただきます」と言えるのは、以下の様な場合に限ることがわかります。

1:まず、あなたが相手へ「連絡をしていいでしょうか?」と尋ねる。
2:すると相手が「どうぞ連絡ください」と了承してくれた場合に
3:あなたは「ご連絡させていただきます」ということができるわけです。

このことを、文化庁は次の様に定義しています。「させていただく」とは、「基本的に他者の許可を得た上で、自分が行うことについて、その恩恵を受けることに対して敬意を払っている場合に使う」としております。

つまり、「相手に許可を得ている場合」と「それを行うことで恩恵を受ける事実がある場合」の2つの条件を満たす場合にのみ「させていただく」が使用できて、“敬語として正しい”使い方になるのです。

◆「ご連絡させていただきます」をビジネス等で使う時の注意点とは?

ビジネスシーンでは、頻繁に使うことがある「ご連絡させていただきます」ですが、「恩恵を受ける事実」についてはともかくとして、相手の「許可・同意」という点については、しっかり意識して使う必要があるでしょう。許可も同意も得られていないのに連絡するのは“甚だ失礼”ということになりますし、時と場合、相手によって微妙な使い分けが必要になります。

例えば、大切なお客様ともなれば、「ご案内いただきましたお時間に、ご連絡申し上げます」と言うべきでしょう。また、取引先でしたら「お約束の時間に、ご連絡差し上げます」などと、「許可・同意」を得ていることを前提とした使い方が適切でしょう。それほど親しい関係ではない相手との会話であっても、確実に連絡を取りたい場合には「それでは、○時にご連絡いたします」のように言うことができます。

ところで、失礼極まりない「させていただきます」の誤った使用例を挙げておきましょう。よく「ご挨拶させていただきます」といって挨拶する人いますようね。「挨拶」って、わざわざ許可を得てするものなのでしょうか? 人に会った時、挨拶するのは当たり前のことですよね。従って、初対面で挨拶をする際は「ご挨拶いたします」が正しい使い方になります。

「ご連絡させていただきます」の使い方は? 例文でチェック

(c)Shutterstock.com

様々な場面で、使用する「ご連絡させていただきます」。具体的な例を通して正しい使い方を覚えておきましょう。

1:「お忙しいでしょうから、後ほどご連絡させていただきます」

「後ほどご連絡させていただきます」は、相手の都合が悪く話ができない場合、あるいはあなたの方に緊急事態が発生して、話を中断せざるを得ない場合に使う言い回しになります。

あなたの都合による場合には「急ぎの要件ができましたので、申し訳ありませんが後ほどご連絡させていただきます」という用法になります。

2:「メールにてご連絡させていただきます」

ビジネスシーンでは、頻繁にメールを使用しますね。メールの文面の中でも「ご連絡させていただきます」を用いますが、この場合にも幾つかの前提条件があります。普段から何らかの交流や取引といったお付き合いのある相手に対しては、「●●の件で、ご連絡させていただきます」と表現ができます。これは、日頃から付き合いがあり「相手に許可を得て」「恩恵を受けている」から「ご連絡させていただきます」を使うことができるわけです。

メールの場合、「メールさせていただきました」と過去形にする場合があります。「メールさせていただきました」とする場合には、これまた前提条件があります。例えば、何度も電話をしたけれど相手に連絡が取れないから「“やむなく”メールさせていただきました」という表現。また、電話や面談をした後に、確認や記録を残す目的としてメールを送る場合には「先程お話をした内容を、メールさせていただきました」とすることができます。

面倒で手間はかかりますが、トラブルを避けるという意味では確実な方法ですよね。「メールさせていただきます」や「メールさせていただきました」を上手く活用してくださいね。

3:「突然のメールお許しください。初めてご連絡させていただきます」

この「初めてご連絡させていただきます」は、突然のメールや電話でお馴染みのフレーズですよね。このフレーズは「許可をもらっていないので、図々しくて申し訳ないですが…」という意味合いがあるわけです。リアルコミュニケーションでないメールでは使用できますが、電話では失礼ですし“怪しい“ということになりますよね。

「ご連絡させていただきます」の類語にはどのようなものがある?

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「ご連絡させていただきます」に類似した表現を幾つかご紹介しておきましょう。

1:「お知らせ」

平易な類語として「お知らせ」があります。「お知らせ」は、あなたが「何か」を誰かに伝えることを、丁寧に表現した言葉になります。普段からよく使用する言葉ですからお間違えになることはないでしょうが、ポイントだけは押さえておいてください。

口語でも書き言葉としても使える「ご連絡」に対して、「お知らせ」は、多くの場合「書き言葉」として使われます。具体的には、「年末年始休業のお知らせ」とか「日程変更のお知らせ」などのような表現はお馴染みですよね。

使い方の例:「開催日程が変更になりましたので、お知らせいたします」

2:「ご報告させていただきます」

「ご報告させていただきます」は、日々の業務や何かの調査などに関する経過や結果を伝えたい場合によく使用される表現です。この「ご報告させていただきます」は、「連絡」に比べて、伝える対象の範囲やシチュエーションが限定されます。「報告する」ということは、上長や目上の人に対する行為を丁寧に表現した敬語になります。部下に対して使うことはありません。

使い方の例:「進行中のプロジェクトについて、進捗状況を後日ご報告いたします」

3:「ご一報させていただきます」

「ご一報させていただきます」も、ビジネスシーンではよく使われる言葉です。この「ご一報」の言葉は、自分の行動に対して使えます。また、相手への依頼の言葉としても使うことができますよ。

この「ご一報」の使用上の注意点としては、本来伝えるべき内容の「一部分を簡略化して伝える」とか「急いで概要を伝える」といったニュアンスで使うことが多いことです。

自分の行動に対しての使用例:「現状について、取り急ぎご一報させていただきます」

相手への依頼としての使用例:「お忙しいとは存じますが、至急ご一報くださいますようお願いいたします」

「ご連絡させていただきます」の英語表現とは?

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「ご連絡させていただきます」の英語表現は、様々な表現があります。主だったフレーズをご紹介します。

1:I’ll contact with you later.

「contact with~」で「~と連絡を取る」という意味になります。

2:I’ll E-mail you soon.

「E-mail」は「電子メールを送る」という動詞として使うことができます。メールで連絡するときに使える英単語ですね。

3:I’ll call you later.

「call」は「電話をする」という意味になりますので、電話連絡をする際に使ってください。

最後に

今回ご紹介しました「ご連絡させていただきます」のように、普段から聞きなれ、無意識に使っている言葉は、注意が必要だと言えるのではないでしょうか?

周りが使っているからと、安易に使ってしまうと「間違った使い方が身に付く」ことにもなります。「ご連絡させていただきます」から、「正しいかどうか?」を確認をすることの大切さをご理解いただけたのではないでしょうか?

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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