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日焼け肌は直後からのケアが大事
肌の色が変わるだけでなく、水分が奪われて乾燥し、ほてったりヒリヒリしたり炎症をともなうこともある日焼け後の肌。早い段階からお手入れをして、肌を救済してあげることが必須です。
〈POINT〉
・日焼け後にまずすべきこと
・こまめに保湿して肌の潤いを保持
・日焼けで荒れた肌をしっかりいたわる
日焼け後に必ず行いたいケア3STEP
日焼けしてしまった後、正しい対処法ができれば、肌ムラができたりトラブルにつながったりするリスクが減らせます。手順はたったの3つ。鎮静→保湿→美白ケアです。
1:炎症している肌を鎮静させる
日焼けは火傷の一種です。ヒリヒリとほてる肌は、まず鎮静させることが大切。
化粧水をたっぷり染み込ませたコットンをのせてパックをしたり、保冷剤や氷を使ってクールダウンさせたり、とにかく冷やすことを優先させましょう。
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2:たっぷりと保湿する
肌を鎮静できたら、今度はたっぷりと保湿してあげます。日焼け後は乾燥しやすくなるので、潤いをしっかり与えてあげることが大事。
ただし、ここではシンプルなスキンケアにとどめましょう。日焼け後は肌が敏感になっているので、デリケートな肌でも使いやすい低刺激なスキンケアアイテムを使って保湿してあげることをおすすめします。
保湿のポイントは、こすらず丁寧になじませること。なじませたあとハンドプレスで肌に優しく圧をかけてあげれば浸透促進できます。
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3:ブライトニングケアでシミ対処
赤みやヒリヒリ感が落ち着いたら、シミやくすみを残さないよう、ブライトニングケアも取り入れましょう。目安は日焼け後1週間たったくらいから。
ブライトニングケアの重要性を、美容エディターの大塚真里さんに教えてもらいました。
ブライトニングケアの重要性1:炎症をケアしてくれるから
「シミに限らず、シワやたるみ、赤みなどさまざまな肌のトラブルは、紫外線や外的刺激による“炎症”が根本的な原因。ブライトニングコスメには、早い段階で炎症を防いでくれるものが多く、総合的な美肌効果が得られるのです」(大塚さん)
ブライトニングケアの重要性2:くすみをぱっと晴らすから
「洗顔しても化粧水をつけてもくすみが晴れない… その原因は、代謝の滞りや部分的な赤み、血行不良などさまざま。最新のブライトニングコスメは、さまざまなくすみにアプローチしてくれるものが増えています」(大塚さん)
ブライトニングケアの重要性3:新しいシミを防いでくれるから
「ブライトニングコスメの本領は、シミの原因となるメラニンの過剰な生成を防ぐこと。使い続けることでメラニンが肌に溜まるのを防ぐことができ、新しいシミができにくくなります」(大塚さん)
つまりブライトニングコスメは日焼け後のみならず、日焼けをしていなくても日常的に使用するのがよさそうですね。
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番外:水ぶくれや体調不良の併発はクリニックへ
日焼けの程度によっては自己処理で済ませず、クリニックで受診することをおすすめします。
例えば水ぶくれや発疹ができている場合。赤みや痛みのほか、発熱、頭痛、嘔吐といった症状も併発している場合は、すぐに医療機関を受診してくださいね。
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日焼け後にしてはいけないNG行動3つ
NG行動1:皮を剥く
日焼け後、もし皮が剥けていても、それを無理に剥がしてはいけません。
剥けかけの皮の下にあるのは、通常より早いターンオーバーで作られた未熟な皮膚です。これを無理に剥がすことで、表皮を傷つけてしまう可能性があるのです。
これが原因で色素沈着が起き、シミや色ムラが肌に残ってしまう恐れがあります。
皮がめくれている状態の肌はあまりきれいではありませんが、きれいな肌への再生を望むなら無理に剥がさず、自然に剥がれ落ちるのを待ってください。
NG行動2:湯船に入る
日焼けは火傷している状態。冷やすことを優先するべきなので、湯船に入ったり熱い温度のシャワーを当てたりするのはNGです。
肌が落ち着くまでは湯船に入ることは控え、シャワーもできるだけ低めの温度に設定しましょう。
NG行動3:摩擦する
摩擦も絶対に避けてください。
例えば強い圧のシャワーを直接当てる、かゆいから掻く、クレンジングや洗顔で肌が動くほどこする… など。
洗顔はできるだけたっぷりと泡立てた洗顔料で、手が触れるか触れないか程度にし、泡で洗うイメージで行いましょう。
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うっかり日焼けを防ぐために守りたい3つの約束
1:朝、必ず日焼け止めを塗る
朝のスキンケアは、日焼け止めまでがセット。日焼け止めはケチらず、たっぷりと使用することをおすすめします。
目安は500円玉大。これを全顔〜首までしっかり塗りましょう。足りなければ同量をおかわりしてもOK!
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2:2〜3時間おきに日焼け止めを塗り直す
朝日焼け止めをしっかり塗っても、安心してはダメ。
日焼け止めは日中、2〜3時間おきの塗り直しが推奨されています。指で伸ばすとメイクが崩れてしまうため、タッピングするよう肌に優しく叩き込むのがおすすめです。
メイクの上から使えるパウダータイプやスプレータイプの日焼け止めもあるので、ぜひ活用してみてください。
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3:物理的に日差しを遮る
日焼け止めの使用はもちろん大切ですが、一番効果的なのは物理的に日差しを遮ること。
例えば首までカバーできる帽子。今はさまざまなブランドから高機能でおしゃれなアイテムが販売されているので、日焼け止めと併用して使ってみて。
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日焼け後のケアに推奨したいコスメ3選
敏感になっている日焼け後の肌に使うコスメは、刺激の少ない低刺激のものを。肌が落ち着いたら美白コスメもぜひ取り入れて。ここでは日焼け後のケアにおすすめのアイテムを紹介します。
資生堂 イハダ 薬用ローション(しっとり)[医薬部外品]180ml ¥1,650(編集部調べ)
肌荒れや乾燥を防ぐ、高精製ワセリンを配合した薬用の化粧水。みずみずしいテクスチャーで、肌をしっとりと保湿する。
読者が選んだベストコスメを振り返り! チームOggiのよもやまトーク【Oggiベスコス2024上半期】
資生堂 HAKU メラノフォーカス EV[医薬部外品]45g ¥11,000(編集部調べ)
奥までしっかりと届く2種類の有効成分でメラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐ。乾燥小ジワを目立たなくするアプローチも。
〈Oggi読者のレビュー〉
「〝私の肌、こんなに明るかったっけ?〟と驚きました」(フリーランス・35歳)
「進化するたび、美白の体感スピードが速くなります」(金融関連・34歳)
「サラサラの使用感が好み」(教育系・30歳)
Oggi読者が選んだ「シミ・くすみ・シワ」対策に使ってよかったアイテムは?【Oggiベスコス2024上半期】
ミノン アミノモイスト うるうる美白ミルクマスク[医薬部外品]4枚入り ¥1,650
肌荒れと肌の透明感にダブルでアプローチするマスク。とろりとしたなめらかなミルク美容液がしみんこんだシートが特長。
最後に
しっかりUVケアしたつもりでも、紫外線による影響は少なからず受けてしまう肌。とくにアウトドアでの日焼け肌はしっかりアフターケアすることが大切です。集中ケアだけでなく、いつものスキンケアを低刺激処方にチェンジして炎症を鎮静化させましょう。
TOP画像/(c)Adobe Stock