乾燥対策をしてうるつや唇を手に入れよう
乾燥して唇が荒れたり、ふとした拍子にヒビ割れしたり…。唇の皮膚は薄くて刺激を受けやすいため、日頃のケアが大事です。そこで唇の乾燥対策として、唇が荒れたときの対処法やリップの選び方、保湿ができるリップを紹介します。唇を乾燥からしっかり守りましょう。
〈POINT〉
・乾燥した唇は放っておくとと治りにくくなる!
・都度乾燥ケアするなら保湿成分配合のリップクリームを
・寝る前はリップ用美容液でしっかりうるおす
▼あわせて読みたい
唇がガサガサになる原因
唇が乾燥するのはなぜなのか、考えられる原因を見ていきましょう。唇はもともと、角層が薄く皮脂膜がないため乾燥しやすいパーツ。そこにさらに乾燥を加速させてしまう要因があると、症状が重くなってしまいます。思い当たることがあれば、今すぐストップしましょう。
使っている口紅の成分が合っていない
普段メイクをする方なら、そのメイクに原因がある可能性も。もっとも考えられるのは、口紅に配合されている成分が合っていないことです。
例えばタール系色素やパラベン、アルコール、石油系界面活性剤、紫外線吸収剤、合成香料などが、唇の乾燥を招く可能性のある成分として挙げられます。
これらの成分はすべての人に影響のあるものではありませんが、人によっては刺激を感じやすいもの。
普段頻繁に口紅を使う人は、低刺激なアイテムを探してみましょう。
正しくクレンジングができていない
日常的に口紅を塗る人は、ポイントメイク落としを使っていますか? メイクを落とすとき、顔のついでに唇も勢いでゴシゴシ擦ったり、ティッシュで擦って落としたりしていませんか?
これらは摩擦が起きて唇を乾燥させる原因になります。
口紅が落ち切らず、残った口紅が荒れを引き起こす要因になる可能性も。
唇の乾燥が気になる人は、専用のリムーバーをコットンになじませて優しくオフするか、クレンジング綿棒のような専用ポイントメイク落としを使って、丁寧にオフするのが理想です。
口紅で唇が荒れるのはなぜ? 原因になる成分は? 対処法とおすすめリップ一覧
口呼吸をしている
気がついたら口をぽかんと開けてしまっていること、あなたにもありませんか?
口呼吸は、唇の乾燥を招くだけでなく、風邪や感染症にかかりやすくなり、アレルギー性疾患の悪化、虫歯や歯周病、口内炎などの悪化、さらには睡眠の質の悪化など、さまざまな不調を招きやすいと言われています。
猫背や顔のシワ・たるみ、二重あごの原因にも…!
言われてみれば口が開いていることが多いかも… と感じる方は、鼻呼吸を意識して口呼吸を止めることをおすすめします。
何気なく「口ぽかん」してない!? 実は病気を引き寄せる可能性が…<医師が解説>
睡眠不足や栄養不足も乾燥を引き起こす
使用アイテムの成分が合っていないこと、唇への摩擦、口呼吸のほかに、唇を舐めたり皮をむいたり、つい触ってしまうような行為も、唇の乾燥や荒れを悪化させる原因になります。
このような外的刺激のほか、実は生活習慣が唇の乾燥につながっている可能性も。
例えば水分不足や睡眠不足、栄養不足などが挙げられます。
とくに皮膚や粘膜の健康を維持するビタミンB群や、肌のターンオーバーを整えるビタミンC、新陳代謝を促進する鉄分の欠乏は、唇が乾燥するうえ改善もしにくくなる要因に。
このような生活習慣の乱れを整えるインナーケアは、直接的なケアではないので効果がすぐに見られないかもしれませんが、根本的な改善策として非常に有効です。
唇のケアとともに、生活習慣や食習慣もぜひ意識してみてくださいね。
▼あわせて読みたい
唇の乾燥ケアに活用するリップの正しい選び方
唇の乾燥をケアしていく際リップを使うと思いますが、このリップの選び方を間違えると、いくらがんばってケアしても改善が見られない… なんてことに。乾燥や荒れを効果的にケアしていくため、リップを購入する前にあなたの症状に合わせたリップの選び方をチェックしておきましょう。
薬用、または医薬品リップを選ぶ
リップには主に「化粧品リップ」「薬用リップ」「医薬品リップ」の3種類あります。
乾燥予防程度であれば、オイルやバターといった保湿成分を含んだ化粧品リップで問題ありませんが、乾燥ケア以外に唇の荒れの修復・予防も期待するなら「薬用リップ」や「医薬品リップ」をおすすめします。
薬用リップはビタミンEやパンテノール、カモミールエキスのような唇荒れに効果的な有効成分が含まれています。医薬品リップは医薬品として承認された、特定の効果を持った医薬品成分が配合されています。
あなたの症状に合わせて、どの種類のリップを選ぶか決めましょう。
保湿成分をチェックする
どんな保湿成分が配合されているかもぜひ見てみてください。より高い保湿を求める方は、以下のような成分が配合されているかチェックしてみましょう。
・セラミド
・ヒアルロン酸
・ミツロウ
・シアバター
・ホホバオイル
など
形状で選ぶ
リップの形状は「スティックタイプ」「チューブタイプ」「バームタイプ」の3つが定番です。
スティックタイプは携帯に便利で手を汚さずに使えますが、摩擦が起きやすいのがデメリット。
チューブタイプは保湿成分のほか、ビタミンや抗酸化物質など、追加成分が含まれるアイテムが多く、衛生的。
バームタイプはオイルやバター、天然エキスを含むアイテムが多く、保湿効果が非常に高めです。
効果はもちろん、使いやすさや継続のしやすさも考えて、形状を選んでくださいね。
リップクリームのおすすめ9選! 保湿力が高い逸品や荒れを防ぐ薬用アイテム
▼あわせて読みたい
唇の乾燥対策におすすめのリップ5選
最後に、唇の乾燥ケアにおすすめのリップを紹介します。日中はもちろん、就寝前の集中ケアにも使える、高い保湿力で人気なアイテムを集めました。
オルビス リリースバイタッチ リップマスク ¥1,320

2種類の植物性保湿成分配合のバーム。体温でじんわりととろけ、唇に密着。就寝前の集中ケアに。乾燥にゆらぎにくい、柔らかリップをかなえる。無香料・無着色。
出張先で大活躍♡ ヘアや衣類のケア、乾燥対策などの【便利グッズ】
THREE バランシング ヴァーサタイル リップ マスク ¥3,520

天然由来成分で集中的に唇をケア。濃密なヴェールでうるおいをラッピングし、内側からふっくらとした唇へ。理想的な湿潤状態をサポートする。
カネボウ化粧品 センサイ トータルリップトリートメントスティック ¥6,380

あふれ出すようなうるおいで、唇を長時間乾燥から守るエイジングケア美容液。オイルバームがじんわりと満ち、触れたくなるほど柔らかな状態へ。厚みのある膜で縦ジワの目立ちを防ぎ、なめらかな表面に整える。就寝前の集中ケアにも。
成分、処方、使い心地… 本当にいいものを知る研究員が選ぶ、実力派の「逸品コスメ」
ロート製薬 メンソレータム ヒビプロLP[第3類医薬品]¥1,320
![ロート製薬 メンソレータム ヒビプロLP[第3類医薬品]6g ¥1,320](https://oggi.jp/wp-content/uploads/2025/06/DMA-hibipuro-1.jpg)
治りにくい唇のひび割れや口角炎、口唇のただれに。有効成分が修復し、なめらかな状態へ。患部にしっかり密着。
30年後のキレイのために、投資すべきケアは? 働く私たちの【美容よもやまトーク】
ラ・メール ザ・リップバーム ¥9,350

ミネラルを含んだ美容成分配合のリップバーム。ベルベットのようななめらかテクスチャーでうるおいのバリアをプロテクトしながら、乾燥・ホコリなどからダメージを防ぐ。ふっくらかつ、なめらかでふわふわな質感へ。
メイクブラシにコンシーラー… チームOggiが思わず惚れた♡〝予定外〟の愛されコスメ
▼あわせて読みたい
最後に
唇の乾燥の原因と対処法を紹介しました。紹介したリップの選び方やアイテムを参考に、唇を直接ケアすることに加え、ぜひ生活習慣の乱れを整えていくインナーケアも行なってくださいね。地道にじっくりケアしてあげれば、乾燥や荒れを繰り返さない唇へ変わっていくはずです。
▼あわせて読みたい



