【目次】
・お悩みの肌荒れはどんな状態?
・【肌荒れの原因】肌状態によるケア方法
・【肌荒れ改善】主な3つのポイント
・【基本のケア】おすすめのスキンケアライン
・【角質ケア】乾燥しがちな肌を整える
・【食べ物】デリケートな肌におすすめ
・【サプリメント】体の内側から美容ケア
・最後に
お悩みの肌荒れはどんな状態?
肌トラブルの原因にもなる乾燥。カサカサするだけでなく、炎症を引き起こすこともあります。乾燥・肌荒れの原因や対処法、おすすめのスキンケア・食べ物などを確認しましょう。
〈POINT〉
・まずは保湿を
・“汗あれ”に注意
・肌状態をサポートする栄養素を取り入れる
【肌荒れの原因】肌状態によるケア方法
赤みやブツブツ・ヒリヒリなど肌のコンディションを乱れが気になる…。その原因は本当に乾燥なのでしょうか? さまざまな肌荒れの原因を解説していきます。
【1】その肌荒れは何が原因?
教えてくれたのは… 田口早桐先生
[産婦人科専門医・生殖医療専門医。オークなんばレディースクリニック 院長]
肌荒れの状態はさまざまですが、病理学的に言うとその原因は『乾燥』か『炎症』のいずれかによって起こっているものです。肌が乾燥すると、肌状態を正常に保っているバリア機能がうまく働かず、肌荒れを起こします。
いわゆる赤みやブツブツ・湿疹などは『乾燥』が原因と言えるでしょう。一方、熱をもったり腫れたりしているときは、肌が炎症を起こしている状態。いわゆるヒリヒリする状態・ニキビなどは『炎症』が原因と言えます。
【2】肌が荒れたらすぐに薬を使うべき?
「乾燥による肌荒れの場合は、まずは保湿することを一番に考えましょう。あれやこれや薬を使うより、まず保湿が第一です。一時的に保湿をしてひどくならないようにして、症状が自然におさまるのを待つといいでしょう」(田口先生)
【3】花粉による肌荒れの場合
「繰り返しますが、乾燥が肌荒れを引き起こしている場合は、薬を使用する前に保湿が大切。花粉によって肌荒れを起こしたときも、保湿成分の入っているものであればケアすることができます。ワセリンなどで保湿ケアをし、しばらく様子を見ましょう」(田口先生)
【4】“汗あれ”に気をつけて!
「あせも」だと思って放っておくと、重症化しやすいのが「汗あれ」です。
\教えてくれたのは…/
よしき皮膚科クリニック銀座・吉木伸子院長
「あせも」とは、運動などで大量の汗をかいた際に、汗を排出する管が詰まることが原因でできる炎症のこと。赤いブツブツや水ぶくれができます。
一方「汗あれ」とは、乾燥や間違ったスキンケアによって皮膚が傷んだところに汗をかき、自分の汗が刺激になってかゆみが生じる状態のこと。チクチク・ピリピリします。
■汗あれの予防法
肌を清潔にし、十分に保湿して肌表面にある角質層を傷めないようにしましょう。特に汗をかきやすい部分は、通気性をよくすることも大切です。
【肌荒れ改善】主な3つのポイント
乾燥以外にも、食事のバランスや生活習慣など、さまざまな影響で変化する肌状態。女性が悩む肌荒れの改善策を、女性の医学を専門としている田口早桐先生にお聞きしました。
【ポイント1】クリームやパックで肌の乾燥をケアする
普段から肌を乾燥から守ることが、予期せぬ肌荒れから身を守る有効な手段。保湿効果のあるクリームをこまめに塗り、パックで肌のバランスを整えるスペシャルスキンケアも効果的です。
【ポイント2】“ビタミン”はサプリメントで摂取
抗酸化作用のあるビタミンは、肌状態を良好に保ってくれる代表的な栄養素。肌荒れやニキビが気になる人は、積極的に摂取をしましょう。
と言っても食べ物から摂取するのは意外と大変なので、サプリメントがおすすめ。サプリメントのビタミンは水溶性なので、飲みすぎても体に蓄積されることなく尿として排出されます。
【ポイント3】ターンオーバーの期間を整える
「ターンオーバー」とは、古い角質がはがれおち、新しい皮膚に生まれ変わるまでの期間のこと。この周期は年齢とともに長くなっていきます。ターンオーバーの周期が乱れると肌荒れやニキビの原因になりやすいため、生活習慣の改善やバランスのよい食事・スキンケアを心がけましょう。
【基本のケア】おすすめのスキンケアライン
乾燥して敏感になった肌でも使いやすいスキンケアアイテムを紹介します。肌につける際は、摩擦による刺激をあたえないようやさしくお手入れしましょう。
■アドライズ シリーズ3選
【1】アドライズ|アクティブローション[医薬部外品]
スーッと浸透して、さらっとした使い心地。
【2】アドライズ|アクティブローションディープモイスト[医薬部外品]
肌をやさしくうるおし、しっとりとした状態をキープします。
【3】アドライズ|アクティブクリーム[医薬部外品]
うるおいをしっかり閉じ込める、コクのある美白クリーム。スッとなじんで肌を乾燥から守ります。
■スキンマニア シリーズ3選
【4】スキンマニア|セラミド浸透ローション
肌をうるおいで満たし、バリア機能を整えます。
【5】スキンマニア|セラミド保湿ミルク
肌の保水力を高めながら、うるおいのあるやわらかな肌に。
【6】スキンマニア|セラミド高保湿クリーム
肌のハリや弾力を保つセラミドクリーム。高い美容効果で、大人の肌をやわらげてうるおいのある健やかな肌に。
■ミノン シリーズ4選
【7】ミノン アミノモイスト|エイジングケア ローション(写真:左)
ほんのりとろみがあるテクスチャー。角質層まで浸透し、キメを整えながらしっとりとした肌に。
【8】ミノン アミノモイスト|エイジングケア ミルククリーム(写真:中左)
乳液とクリームの働きが1本に。みずみずしくベタつかない使用感で、肌のうるおいを高めます。
【9】ミノン アミノモイスト|エイジングケア オイル(写真:中右)
エイジングケアクリームにエイジングケアオイルを1~2滴混ぜると、しぼみがちな肌もふっくら! 乾燥が特に気になるときの心強いアイテムです。
【10】ミノン アミノモイスト|もちもちふっくら艶肌マスク(写真:右)
さらにハリ不足を感じる日は、スペシャルケアとしてパックを投入。乾燥した肌のふっくらもちもち感を高めます。
【角質ケア】乾燥しがちな肌を整える
代謝が低下し始めて、乾燥しがちな肌におすすめなのが角質ケア。表皮全体~角層の奥まで浸透し、肌の代謝を整えます。集中ケアもあわせて取り入れるのがおすすめ。
【1】タカミ|タカミスキンピール
肌のターンオーバーに着目した角質美容水。乱れがちな肌の代謝を整えます。肌にダメージを与えないので、刺激なく使えます。
【2】ドクターシーラボ|VC100ミルクピールプログラム
角質ケア成分をブレンドした、マイルドな処方のミルク美容液。肌にしっとりなじんで、みずみずしいハリ肌に。
【3】ナビジョン|ファースト ピーリング
クレンジング・洗顔料では落としきれない汚れをオフ。ザラつきも取り除き、なめらかな肌に導きます。
【4】ルルルン|ワンナイト レスキュー角質オフ
たっぷりの美容液を配合した、肉厚のシートマスク。古い角質を取り除き、うるおいのあるしっとり肌に。
【食べ物】デリケートな肌におすすめ
おやつに取り入れられて美肌サポートも期待できる食べ物を紹介。漢方食材やスーパーフードは、料理にプラスするなど工夫するのも楽しい。
【1】漢方食材
胃の機能を養い、「血」を補ってくれる作用を持つ棗(なつめ)。貧血や目の疲れ、美肌などに効果があり、くすみをとって血色の良い肌色にしてくれる枸杞(くこ)の実。山楂(さんざし)は、消化を助けて血を綺麗にしてくれる作用があり、特に油っこいものを食べた時の消化に役立ちます。また、スキンケアにも使われているハトムギは、古くからイボや吹き出物など肌のトラブルに民間療法として取り入れられていて、なめらかな肌に。
おやつ代わりに取り入れたい! 女性におすすめ|手に入りやすくて気軽な【漢方食材】4選
【2】モリンガ
▲ADUNA|モリンガスーパーリーフパウダー
ポリフェノールなど46種類以上の抗酸化物質・19種類のアミノ酸・ほうれん草の20倍以上の鉄分・リラックス効果が期待されるGABAなど、90種類以上の栄養素がバランスよく含まれている「モリンガ」。見た目は粉末タイプの青汁やケールに似ていて、味はちょっぴりピリッと感が。また、高い浄化作用で体の中の不純物を吸着してくれることと、数多くの抗酸化物質の力で、デトックスやアンチエイジングの効果にも期待!
モリンガを知っていますか?【今注目のスーパーフード】これひとつで高デトックス&アンチエイジング!
【3】マキベリー
▲サンフード スーパーフーズ|オーガニックマキベリーパウダー
アサイーよりも抗酸化作用があると言われているマキベリー。パウダータイプなら、ヨーグルトやドリンクに混ぜて手軽に取り入れやすい。アンチエイジング効果や免疫力アップによる、体の内側のケアが肌荒れ解消にもアプローチ。
連休は【コスメキッチン】おすすめグッズで朝から夜まで集中美容期間♡
【サプリメント】体の内側から美容ケア
サプリメントで効率的にケアをするのもおすすめ。忙しくてなかなか時間が取れない、毎食気を使うのは難しいという人でも簡単にサポートしてくれます。
【1】クラシエ薬品|ヨクイノーゲンBC錠[第3類医薬品](写真:右)
肌荒れに効くと言われるヨクイニンにビタミンをプラスした医薬品。
【2】HACCI|ビューティーサプリメント BEE+ HADA(写真:左上)
食べたものが排出されるまでの体内環境に着目したサプリメント。低温殺菌の酵素やローヤルゼリー・植物成分などを配合し、消化をサポートします。
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最後に
乾燥による肌荒れに悩む女性のための改善策や、おすすめスキンケア・食べ物などを紹介しました。肌状態はいつも同じとは限りません。症状をしっかり確認して正しくお手入れすることが大切です。外側からのケアで乾燥から守って、内側へのアプローチで肌機能をサポート! 自分に合うスキンケアを毎日の習慣にしましょう。