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「引き続きよろしくお願いいたします」の使い方
「引き続きよろしくお願いいたします」は、相手とのやり取りや関係性がすでにあることを前提に、「今後も同じようによろしくお願いしますね」とお願いする、継続を意識した丁寧表現です。
これまでの関係性の上で成り立つ言葉なので、初対面の相手や新規のやり取りでは使わないのがベター。
どんなシーンで使うのが適切?使い方の例
この表現がしっくりくるのは、すでにやり取りが始まっていて、これからも関係が続くことが見込まれる場面です。ビジネスの中でも特に自然に使えるタイミングを見ていきましょう。

社内外でのプロジェクト継続時の連絡
すでに進行中の業務や、継続的に関わっているプロジェクトでは、「今後もお願いします」という気持ちを伝えるこの一文が効果的です。
チームでのプロジェクトや取引先との継続案件など、すでに取り組みが始まっている状況での報告・連絡・相談の結びに適しています。
例:「追加の資料をお送りいたします。引き続きよろしくお願いいたします」
定期的な業務報告や依頼の際
何度もやり取りがある相手や、ルーティン業務の中での一言としても便利です。相手との距離を保ちつつ、丁寧にやり取りを締めくくることができます。
例:「以上が今月の〇〇についてのご報告となります。引き続きよろしくお願いいたします」
とりあえず使ってない?注意したい“曖昧さ”
どんな相手にも、どんな場面でもこの一文を使っていませんか?意味が曖昧なまま送ってしまうと、相手にモヤモヤを残してしまう可能性があります。「引き続きよろしこう願いします」を使う際には、次のことに注意しましょう。
内容が不明確だと「何が“よろしく”なの?」という印象に
便利なフレーズのため、内容に関係なく結びに使ってしまいがち。ですが、内容にかかわらずとりあえず使ってしまうと、内容に深みがなく“定型文”として受け取られてしまうかもしれません。
特に、説明や依頼の内容が不明瞭なままこのフレーズで締めてしまうと、定型文としての印象が強くなります。継続案件やこれまでに関係性がある場合以外は、安易に使わない方がよいかもしれません。
初対面の相手や一方的なメールには不適切になるケースも
「引き続き」という言葉がある以上、これまでにある程度の関係性が構築されている上で使えるものです。初回の連絡や、初めてコンタクトを取る場面では、「今後ともよろしくお願いいたします」など、別の表現のほうが適切です。
シーン別|気持ちや敬意が伝わる、使い方・言い換えのバリエーション
「引き続きよろしくお願いします」という言葉は、少しの言い換えや前後の文脈で印象が大きく変わります。シーンに合った表現を使い分けることが、信頼関係を築く一歩に。
言い換え表現のバリエーションを身につけておきましょう。
社外メールで使える例文(取引先・クライアント向け)
例:「今後のスケジュールについてご確認いただければ幸いです。引き続きよろしくお願いいたします」
丁寧な依頼と感謝の気持ちを含めた、社外向けの定番表現です。フォーマルな表現ながらも、これからも変わらずお願いしますね、という親しみも込められています。
社内メール・チャットで使える例文(上司・同僚向け)
例:「来週の会議に向けて準備を進めます。引き続き、ご指導のほどお願いいたします」
目上の人に対しては「ご指導のほど」という言い回しを添えることで、より丁寧さが増します。社内の上司や同僚への連絡では、関係性や状況に応じて柔らかさや敬意を調整すると、印象がより良くなります。
「引き続きよろしくお願いします」の言い換えバリエーション
伝えたいニュアンスによって、表現を使い分けることで、より誠実に気持ちが届きます。
継続のお願いに使える例文
「今後ともよろしくお願いいたします」
丁寧さ重視の例文
「引き続き、何卒よろしくお願い申し上げます」
柔らかさを出す例文
「引き続き、どうぞよろしくお願いいたします」

“+αのひと言”で印象アップ
「引き続きよろしくお願いします」というのは、ビジネスシーンでの典型的なフレーズなので、義務的・事務的に受け取られやすいもの。そこで、「引き続きよろしくお願いします」の前に+αの一言をそえると、印象がとてもよくなります。
例1:「暑い日が続きますが、体調にはお気をつけ下さいませ。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。」
例2:「貴重なご意見を伺うことができて、大変勉強になりました。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。」
たった一文でも、言葉に「気持ち」が乗っていると、相手の受け取り方は変わります。やり取りが形式的になりすぎないよう、少しだけ心を添えることが大切です。
丁寧さが伝わる“ひと言”で、印象が変わる
定番の「引き続きよろしくお願いいたします」も、少しの工夫でぐっと印象が良くなります。
「いつもありがとうございます」「ご確認のほど、よろしくお願いいたします」など、状況に合わせたひと言を添えることで、形式的なやり取りから抜け出すことができます。
テンプレートに頼りすぎず、ときには自分らしい“+αのひと言”も添えて、相手とのコミュニケーションを深めていきたいですね。
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コマツマヨ
WEBサイトライティングをメインに、インタビュー、コラムニスト、WEBディレクション、都内広報誌編集、文章セミナー講師など幅広く活動。