目次Contents
「打てば響く」という言葉は、ビジネスや日常会話の中でも登場しますね。しかし、意味や使い方が直感的に分かりにくいと感じている人もいるかもしれません。
そこで、この記事では、「打てば響く」の意味や例文、言い換え、英語表現までわかりやすく解説します。
「打てば響く」とは? 意味と続く言葉をわかりやすく解説
まずは「打てば響く」の意味、そして「打てば響く」に続く言葉を紹介します。

「打てば響く」の意味
「打てば響く」は、人や物事の「反応の良さ」を表す言葉です。辞書では次のように説明されていますよ。
打(う)てば響(ひび)・く
引用:『デジタル大辞泉』(小学館)
働きかけるとすぐに反応する。「―・く受け答え」
「打てば響く」とは、すぐに反応があることを意味します。
「打てば響く」に続く言葉
「打てば響く」は、この一言だけで終わることもありますが、続きの表現として「叩けば鳴る、当たれば砕く」と続けることもあります。ひとつの言葉から広がるユニークな表現として、興味深いですね。
参考:『故事俗信ことわざ大辞典』(小学館)
「打てば響く」の使い方を例文で紹介
「打てば響く」は、どのような場面で使われているのでしょうか? 実際の使い方や例文を通じてイメージを深めていきましょう。
新しいチームは、打てば響くメンバーばかりで仕事が進みやすいです。
チーム全体に即応性があることを伝えています。

上司の言葉には、打てば響くような対応を心がけています。
指示やアドバイスに対して、すぐに反応しようと努力している様子が伝わってきますね。
彼女は打てば響くタイプなので、コミュニケーションが取りやすいです。
相手の反応が早く、やりとりがスムーズであることを表しています。
「打てば響く」の類語や言い換え表現、対義語は?
「打てば響く」には、似た意味や反対の意味を持つ表現があります。状況や伝えたいメッセージに合わせて、言葉を選ぶと表現の幅が広がります。
類語・敏感
わずかな変化や刺激にもすぐ気づく様子を表します。感覚が鋭い人にも使われます。
類語・反応が早い
働きかけに対して、すぐに行動や返答があることを指します。
類語・機敏
その場の状況に応じて、素早く判断し、動ける様子を示します。
対義語・無反応
どんな働きかけにも応じず、手ごたえが感じられない状態を指します。

対義語・反応が鈍い
刺激や働きかけに対して、行動や返答が遅い場合に使われます。
対義語・糠に釘(ぬかにくぎ)
何を言っても、全く手ごたえや効果が感じられないことのたとえです。
「打てば響く」の英語表現は?
英語で「打てば響く」はどのように表現されるのでしょうか? いくつかの言い回しを紹介します。
英語では “respond very quickly” や “a prompt reply”、また “answer promptly” などの表現が、「打てば響く」と近い意味で使われます。どれも、働きかけに対して素早く反応する様子を表していますよ。
参考:プログレッシブ和英中辞典(小学館)
最後に
「打てば響く」は、反応の良さや行動力を褒めるときに使える便利な言葉です。意味や使い方、似た表現を知っておくことで、日常や仕事のコミュニケーションがよりスムーズになるかもしれません。
TOP画像/(c) Adobe Stock