Netflix(ネットフリックス)のドラマ『地面師たち』から生まれた、「もうええでしょう」というセリフ。「現代用語の基礎知識選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」では、トップ10に入りました。このフレーズがドラマを超えて広がり、視聴者やネットユーザーに支持された理由とは何でしょうか?
この記事では、誕生の背景や使い方について、具体的に紹介していきます。
「もうええでしょう」がトレンド! 具体的な発言シーンと注目ポイントは?
Netflixで2024年7月に配信されたドラマ『地面師たち』の中で、ピエール瀧さん演じる後藤義雄(ごとう・よしお)が放ったセリフ「もうええでしょう」が、多くの視聴者の心を掴みました。このセリフがどのように生まれ、なぜこれほどまでに注目を集めたのか、その背景と魅力に迫ります。
視聴者を惹きつけたのは、どんなところ?
『地面師たち』の中で「もうええでしょう」は、交渉の場で一瞬の静寂を生むような、巧妙な切り返しとして使われていました。特に、不動産交渉中に相手の質問を遮る形で発せられるこの言葉は、不毛な議論に終止符を打ち、交渉のペースを一瞬で変える切り返しとして、視聴者に強いインパクトを与えたのです。
また、「もうええでしょう」は、劇中で複数回登場します。「もうええでしょう」を発するたびに場を制す役割を果たし、後藤の口達者で高圧的なキャラクターを際立たせる重要な要素となりました。
「もうええでしょう」を日常で使うなら?
「もうええでしょう」というセリフは、日常生活でもユーモアを交えて活用できます。以下に、具体的なシチュエーション別の使用例と注意点を紹介します。
「この話題はもうええでしょう、次いこう」
長引く話題や終わりどきを見失った会話を締めくくる際に、「もうええでしょう」と言うことで、その会話を切り上げることができます。次の話題へ移行しましょう。
「イタリアンにする? お寿司にする? カレーにする? …ってもうええでしょう。今日は焼肉に決定!」
何を食べに行くかがなかなか決まらないことって、ありますよね。そんなときも「もうええでしょう」とユーモラスを交えながら宣言することで、場の雰囲気を和ませつつ決定を促すことができます。
#もうええでしょう
SNS投稿の際に、話題を締めくくる意味で「#もうええでしょう」とハッシュタグを付けることで、投稿にユーモアを加えることもできますね。このハッシュタグは、同じフレーズを使った投稿を検索する際にも便利です。
使うときの注意点|適切な場面を見極めるコツ
「もうええでしょう」を使用する際は、相手や状況をよく観察し、適切なタイミングで使うことが大切です。特に、相手が真剣に話している場面やデリケートな話題の最中に使うと、不快感を与える可能性があります。軽い話題やカジュアルな場面で、場の空気を和ませる目的で使うことを心がけましょう。
最後に
「もうええでしょう」は、ドラマのセリフから広がり、今や多様な場面で活用されています。言葉が持つ柔軟性とユーモアを意識して、あなたの会話や日常にも取り入れてみてはいかがでしょうか?
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