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粗探しする人は嫌われる5つの理由
粗探しをする人が、周囲から嫌われる理由を見ていきましょう。
♦︎自分が優秀だと言いたげに見えるから
粗探しをする人は、相手の欠点を指摘することで無意識に自分の優秀さをアピールしているように見えがちです。
他人を下に見ることで自分を相対的に高く評価しようとする行動として映りやすく、たびたび周りに不快感を与えます。自分の能力を誇示するために他人のミスを利用するようにも見えるため、結果として多くの人から嫌われてしまうのでしょう。
♦︎自分のことを棚に上げすぎているから
人間なら誰しも失敗やミスをするもの。ところが粗探しをする人は、自分の欠点には目をつむり他人のミスばかりを指摘しがちな傾向があります。
こういった態度は他人から見ると「自分のことは棚に上げている」と感じられ、フェアではないと受け取めます。自分が完璧でないのに他人を批判する姿勢は、周りからの反感を買う大きな理由のひとつでしょう。
♦︎マウントに聞こえるから
他人のミスを指摘する行動は、しばしば「マウントを取っている」ようにも映ります。
相手を下げて自分を優位に立たせようとしているように見える行動は、指摘されている相手にとっては屈辱的で、信頼関係を損ねる原因にもなります。特に人前でミスを指摘される場合には、粗探しをしてきた相手への不満も大きくなりがちでしょう。
マウントを取る人とはそっと距離を置きたがる人も多いものです。
♦︎人を蹴落として自分が上がっていきたいタイプに見えるから
粗探しを頻繁に行う人は、他人を蹴落としてでも自分の地位を高めようとしているように見える場合も。
競争心が強すぎる人や、他人の成功を妬む人に見られがちな行動でもあります。
こうした行動は周囲から「信用できない人」として見られ、結果として職場で孤立することにもつながります。
♦︎自分が褒められたい欲が感じられるから
自分が他人から褒められたいという欲求によって、他人の粗探しをするパターンもあります。
相手を批判することで「自分はこれだけ優れている」というメッセージを暗に伝えたがっているだけで、目の前の相手を落とすことでその相手からの賞賛を得たいという複雑な心理が隠れている場合も…。
指摘する本人は自分が指摘した事項に対して感謝を期待していますが、指摘された側は不快感や不満を覚えやすく、周囲からは「面倒な人」として認識されやすいでしょう。
粗探しをする人の心理3選
粗探しをする人には、特有の心理もあります。代表的なものを3つ解説します。
♦︎マウントをとりたい
粗探しをする理由は、目の前の相手より自分が優れていることを誇示したいだけであることも珍しくありません。
マウントをとることによりその場で優位に立てていると誤解してしまうと、それが快感となり粗探しがやめられなくなるパターンも散見されます。
♦︎自信がない
自分の自信のなさを隠すために、あえて他人の失敗やミスを指摘して自分が優位に立とうとする心理もあります。
自信のなさを見破られたくないシチュエーションであるほど、相手を攻撃してその場をやり過ごしたくなっていきがちです。
♦︎親切心のつもり
相手のミスや欠点を指摘してあげることが、親切だと勘違いしているケースもあります。
このパターンでは指摘をしてあげることが本人のためだと信じているために、自分が嫌われる行動をしていることに気づきません。
粗探しをする恋人との上手な関係の築き方は?
粗探しをする人は、ビジネスシーンだけではなくプライベートな場面にも存在します。特に、付き合った彼が粗探しをするタイプだとわかったときには、落胆するとともにどうやって関係性を築いていこうか悩んでしまいがち。
そこで、粗探しをする恋人との関係の築き方を解説します。
♦︎細かい点まで指摘してもらいたくない旨を素直に伝える
彼が仮に親切心から指摘をしてきているとしても、粗探しをされているように感じるならその気持ちを素直に伝えましょう。
細かい点までいちいち指摘を受けることを望んでいないことを、攻撃的にならないように気をつけながら冷静に説明するのがベストです。たとえば「あなたが細かく指摘してくれるのは私を思ってのことだと思うけれど、私はそういうのがあまり得意ではないんだ」といったように、自分の感じていることを正直に伝えると彼も頭ごなしに否定されているわけではいことから理解しやすくなるはずです。
♦︎粗探しをされるとなぜ不快なのかを説明する
恋人から粗探しをされると不快に感じる理由を、彼に対して具体的に説明する方法も有効です。
単純に「嫌だ」と言うだけでなく、その背後にある感情や理由を伝えられれば彼の理解も深まるはず。たとえば「細かく指摘されると、あなたに認めてもらえていない気がして自信がなくなってしまうの」などの言い方で、自分の感情をきちんと伝えるようにしましょう。
♦︎粗探しを続けるなら付き合っていけないと理解してもらう
粗探しをする恋人との関係はストレスフル。ふたりの関係に与える影響は深刻だと理解してもらう必要もあるでしょう。
もしも彼が粗探しを続けるならば、ふたりの関係が悪化し最悪の場合にはお別れに至る可能性があることを伝えましょう。感情的にならないで、冷静かつ真剣に話し合えればベストです。
ふたりのためにも、彼に行動を改善してもらえるよう促すことが大切!
粗探しをやめない相手への対処法3選
身近な人が粗探しを続ける場合には、交流をもつだけでストレスですよね。
関係の改善を試しても変化がない場合には、それなりの対処が求められます。
♦︎相手が職場の人なら?→上司に相談する
職場で同僚や部下が粗探しをしてくる場合には、人間関係がギクシャクし業務に影響を及ぼすほどまで問題が深刻化することも。
まずは本人と話をしたうえで改善が見込めないとなれば、早い段階で上司に相談するのがベストです。
当人同士で直接対処することが難しい状況では、第三者が介入したほうが解決が早い場合も少なくありません。上司には、感情的な話にならないよう、具体的なエピソードやどのように自分に影響を与えているかを明確に伝えて。
♦︎相手が恋人なら?→改善するまで距離を置く
粗探しを続ける恋人に対しても、まずは話し合いが必要。しかし話し合いをしても改善せずふたりの関係に深刻なダメージを与えていると感じたなら、一時的に距離を置いてみましょう。
距離を置くことで相手が自分の行動を振り返る時間もできることから、改善のきっかけになることがあります。
距離を置くという選択肢は、関係の再構築を考える上でも効果的。彼からの粗探しに我慢をし続けるよりも、ふたりの関係にとって有益な選択になるはずです。
♦︎相手が友達なら?→関わりを減らしていく
粗探しをやめない友人に対しては、相手の立場や関係性に応じた対処がベター。今よりも関わりを少しずつ減らしていくのは、効果的な対処法です。
負担になる人間関係を無理に続けてしまえば、どんどんストレスが溜まりかねません。そっと関わりを減らすことで、心の平穏を保つ術にもなるでしょう。
もしもその友人が大切な存在なのであれば、関わりを減らす前にまずは少し距離を置くことで関係を見直してみるのもいいかもしれません。
粗探しをやめない人には早めに対処を
粗探しをやめない人が身近にいるならば、早めに対処をしていきましょう。
我慢をしてしまうと、それだけストレスが溜まっていきます。限界までストレスを抱え込まずに、心の健康を保てる環境を優先してくださいね。
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並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。