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2024.09.06

双璧(そうへき)って知ってる? 語句の意味や使い方、6つの類語をまとめて解説!

双璧(そうへき)とは、優劣を判断できないほど同等の価値をもつものを指す言葉です。この記事では「双璧」という熟語の意味に始まり、正しい使い方や6つの類語を解説します。ぜひ参考にしてください。

「双璧」の意味

双璧とは、漢字の組み合わせからは、想像しにくい意味をもつ熟語といえるかもしれません。ポイントは「双」が2つのものを指す漢字であり、「壁」には壁玉という意味をもつ熟語です。

本章では「双璧」という熟語について、語句の読み方や意味を解説します。「双璧をなす」という言葉の意味についても解説するため、参考にしてください。

「双璧」の読み方・意味

双璧は、「そうへき」と読みます。2つ以上のものを表す「双」と、美しい玉を意味する壁玉(へきぎょく)の「壁」が合わさった熟語です。言葉の意味は、一対の宝玉です。また、どちらも優れていて、甲乙つけ難い2つのものを表すこともあります。

比較される1組の立派なものという意味もあるようです。なお、辞書で「双璧」と調べてみると、以下のように解説されています。

【双璧】そうへき〔サウ〕1.一対の宝玉。2.ともにすぐれていて優劣のつけがたい二つのもの

出典:小学館 デジタル大辞泉

「双璧をなす」とは?

「双璧」という熟語を使った言葉に、「双璧をなす」というものがあります。双璧をなすという言葉も、双璧単体の意味と大きく変わりません。

いずれも2つのものが優劣つけられないほど、どちらも素晴らしい状態をいいます。「双璧をなす」という言葉を使う場合は、以下の例文を参考にしてください。

・このキャラクターは主人公と「双璧をなす」ほどの人気キャラです
・日本という国は、第二次世界大戦までは大国アメリカと「双璧をなす」ほどの国力があった

天秤の前で箱を持っているビジネスパーソンのイラスト
(c)AdobeStock

「双璧」の使い方

双璧という熟語は、日常生活ではあまり使われることのない単語かもしれません。「これまでに聞いたことがない」という方もいるでしょう。しかし、せっかく覚えた単語ならば、日常でもどんどん使い、自分の中に定着させたいところです。

本章では、「双璧」という言葉を会話の中で使う方法と文章の中で使うための例文を紹介します。

「双璧」の会話例

「双璧」を会話の中で用いるためには、以下の会話例を参考にしてください。

Aさん「スパイダーマンとアベンジャーズ、どっちが好き?」

Bさん「マーベル作品の双璧である作品だから、なかなか難しいね」

Aさん「たしかにどちらもマーベルを代表する人気作品だもんね」

Bさん「これは誰に聞いても、悩んでしまうんじゃないかしら」

「双璧」の例文

文章の中で「双璧」という言葉を使うためには、以下の例文を参考にしてください。

・ドストエフスキーとトルストイは、ロシア作家の双璧といえる
・W大学とK大学は、日本の私立大学の中でも双璧とされている学校だ
・医師と弁護士は、難しい資格の双璧である
・あの2人は、日本画の双璧です

「双璧」6つの類語・言い換え表現6つ

「双璧」のように、2つのものが甲乙つけ難いことを表す熟語は複数あり、二枚看板(にまいかんばん)や四天王(してんのう)、伯仲(はくちゅう)、拮抗(きっこう)、三羽烏(さんばがらす)、互角(ごかく)などが挙げられます。

それぞれ「双璧」と似た意味をもつ熟語ですが、中にはニュアンスが異なる熟語も。それぞれの意味を紹介します。

天秤に乗っている人のイラスト
(c)AdobeStock

1. 二枚看板(にまいかんばん)

二枚看板(にまいかんばん)とは、1つの芝居に登場する2人の中心的な出演者のことを指す言葉です。

この意味から転じて、特定の集団を代表する2人の人物という意味で使われることもあります。また誇りとなる2つのものを指す場合も、二枚看板と表現されるケースがあります。

日本では「看板娘」というように、特定のものの「顔」となる人を「看板」と表現することがあるため、それらと関連付けて覚えておくといいかもしれません。

2. 四天王(してんのう)

四天王(してんのう)とは、仏語に由来する言葉です。仏教において四天王とは、文字通り4人の守護神という意味で用いられます。4人とは「東の持国天」「西の広目天」「南の増長天」「北の多聞天」のことです。

上記に由来して、現在では特定の部門や弟子の中でもっとも優れている4人を総称する言葉として用いられています。

3. 伯仲(はくちゅう)

伯仲(はくちゅう)とは、兄・弟や長兄・次兄といった意味で用いられる言葉です。また、双璧と同様に、力が釣り合っていて優劣つけ難いといった意味で用いられることも。「2人の実力は伯仲する」といった使い方をします。

4. 拮抗(きっこう)

拮抗(きっこう)には、以下2つの意味があります。

・鳥が飛び上がり、飛び降りる状態のこと
・能力や勢力が等しく、お互いに対抗して優劣がない様子

2つ目の意味は「拮抗する勢力〜」といった使い方で広く知られています。しかし1つ目の意味は、あまり知られていないかもしれません。

5. 三羽烏(さんばがらす)

三羽烏(さんばがらす)とは、特定の集団に所属する人の中や、誰かの門下・部下の中で、とくに優れている3人を表す言葉です。他にも囲碁においては、黒または白の石が3つ斜めに並んだ形のことを指します。

6. 互角(ごかく)

互角(ごかく)は「双璧」と同様に、力が同等で比較できない2つのものを表す言葉です。具体的には、両者の力の差が認められないことや対等に張り合っていくといった意味で用いられます。

なお、「互角」は「牛角」と表記することもあります。これは牛の角が、左右どちらも大小の差がないことに由来しているためです。

「双璧」を正しく使おう

「双璧」という言葉について解説しました。「一対の宝玉」や、どちらも優れていて甲乙つけ難い2つのものといった意味をもつ言葉です。双璧を使った表現としては「双璧をなす」という言い回しがあり、こちらも同様の意味をもちます。

また、双璧と似た意味をもつ言葉には、二枚看板や四天王、伯仲、拮抗、三羽烏、互角などがあります。双璧とあわせて、押さえておきましょう。

メイン・アイキャッチ画像:(c)Adobe Stock

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