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2021.09.19

2021年の「神嘗祭」はいつ? 新嘗祭との違い、歴史ある祭典の目的・意味も解説

「神嘗祭」というお祭りを知っていますか? 「神嘗祭」は、一般的に<かんなめさい>と読み、その年に収穫された新穀を天照大御神にささげ、その恵みに感謝するお祭りです。毎年10月15日から17日にかけて、日本の神社の中心的存在である伊勢神宮で行われます。ここでは、「神嘗祭」の祭典の目的や意味、関連するお祭りなどについて紹介していきます。

【目次】
「神嘗祭」とは?
「神嘗祭」と「新嘗祭」の違い
「神嘗祭」ではどんなことが行われるの?
2021年の「神嘗祭」はいつ? 参道から見ることはできる?
「神嘗祭」に関連するお祭り
伊勢神宮について
最後に

「神嘗祭」を知っていますか? 今では聞き慣れない人も多いと思いますが、もともとは、斎行の日が祝日だったくらい大きなお祭りなのです。

「神嘗祭」とは?

(c)Shutterstock.com

「神嘗祭」とは、一般的に<かんなめさい>と読みますが、ほかに、<しんじょうさい><かんにえのまつり>と読むことがあります。

毎年10月15日から17日にかけて、日本の神社の中心的存在である伊勢神宮で行われる神事です。伊勢神宮では、年間1,500回にもおよぶ祭祀がありますが、その中でも、もっとも重要なものが「神嘗祭」です。

「神嘗祭」とは、その年に収穫された新穀を天照大御神にささげ、その恵みに感謝するお祭り。かつては「神嘗祭」の日は祝日でしたが、現在では、「新嘗祭(にいなめさい)」が行われる11月23日が勤労感謝の日として祝日に指定されています。

「神嘗祭」と「新嘗祭」の違い

では、「神嘗祭」と「新嘗祭」はどんな違いがあるのでしょうか。「神嘗祭」は先に解説した通り、新穀を天照大御神に捧げます。一方、「新嘗祭」はすべての神々に向けて五穀豊穣を感謝するとともに、天皇陛下が新米を神とともに召し上がります。

なぜ、天照大御神に新穀をささげるのでしょうか。それは天照大御神が太陽の象徴であり、天照大御神が稲を地上に授けてくださったところ、この国に稲作が栄えるようになったと日本神話が伝えているからです・

「神嘗祭」ではどんなことが行われるの?

伊勢神宮は天照大御神が鎮座する内宮と、天照大御神の食事をつかさどる神・食物神豊受大神(とようけのおおかみ)が鎮座する外宮に分かれます。

「神嘗祭」は、先にも述べた通り、10月15日から17日まで、3日間かけてさまざまな儀式が行われるのですが、その中でももっとも重要なのが、外宮と内宮ともに夕と朝の2回行われる「由貴大御饌(ゆきのおおみけ)」の儀です。

「大御饌(おおみけ)」とは、立派な食事という意味で、それぞれの神様にお食事をささげ、お召し上がりいただく儀式。伊勢神宮では「外宮先祭」と言われる通り、外宮から先に斎行されます。

この儀式に合わせて、皇居では天皇陛下が皇居内の神殿で神宮を遥拝し、収穫への感謝とともに国家の隆昌、皇室の繁栄、国民の安寧などを祈っておられます。また、「神嘗祭」には、陛下が皇居の御田でお育てになった稲穂がささげられるとともに、日本各地の農家から奉納された「懸税(かけちから)」と呼ばれる稲穂も供えられます。

2021年の「神嘗祭」はいつ? 参道から見ることはできる?

(c)Shutterstock.com

令和3年の「神嘗祭」も10月15日から17日にかけて行われます。それぞれの儀式の予定は以下の通りです。

【外宮(豊受大神宮)】
由貴夕大御饌:10月15日(金) 午後10時※
由貴朝大御饌:10月16日(土) 午前2時※
奉幣:10月16日(土) 正午
御神楽:10月16日(土) 午後6時※

【内宮(皇大神宮)】
由貴夕大御饌:10月16日(土) 午後10時※
由貴朝大御饌:10月17日(日) 午前2時※
奉幣:10月17日(日) 正午
御神楽:10月17日(日) 午後6時※

参拝時間内であれば(※は観覧不可)、参道から見ることは可能ですが、それぞれの儀式は非常におごそかに行われますので、邪魔にならないよう配慮して観覧しましょう。詳しくは伊勢神宮のホームページをしっかり確認してくださいね!

とはいえ、「神嘗祭」は伊勢神宮において、もっとも重要なお祭り。伊勢神宮は日本の神社の中心的な存在ですから、日本でいちばん大切なお祭りと言っても過言ではありません。「神嘗祭」の前後、神宮周辺はたいへんなにぎわいです。

10月15日から16日までの期間は、国の祭りが伊勢神宮に集結する「神嘗奉祝祭」が行われ、全国各地から、ひと握りのお米を持って神宮にお参りする「初穂曳」もあります。

「神嘗祭」に関連するお祭り

(c)Shutterstock.com

「神嘗祭」は、秋の収穫に感謝する祭りですが、そのほかにも五穀豊穣を祈るお祭りが伊勢神宮では行われています。

祈年祭

祈年祭は、春、農業を始める時期に五穀豊穣を祈るお祭り。「としごいのまつり」とも呼ばれます。「とし」とは稲を表す美称で、「こい」は祈り・願いという意味です。つまり、稲作を始めるにあたって、豊作を祈るお祭りということになります。

昔の日本では農耕が生活の中心でした。ですから、豊作かどうかが国の安泰に大きく関わっていました。そのため、祈年祭は国をあげてのお祭りだったと平安時代の史料に書き記されています。

新嘗祭

「新嘗祭」は、<にいなめさい><しんじょうさい>といいます。先に解説した通り、すべての神々に向けて五穀豊穣を感謝するとともに、天皇陛下が新米を神とともに召し上がります。

「新嘗祭」の「新」は新穀、「嘗」はお召し上がりいただくことを意味しています。このお祭りは、伊勢神宮や宮中だけでなく、日本全国で行われています。

伊勢神宮について

(c)Shutterstock.com

最後に、「神嘗祭」が行われる伊勢神宮についておさらいしておきましょう。「お伊勢さん」などと親しまれる伊勢神宮ですが、正式には「神宮」と言います。神社で「神宮」とつくところはたくさんありますが、「神宮」と言えば、伊勢神宮のことを指すのです。

先に述べた通り、伊勢神宮は内宮と外宮に分かれていますが、内宮に祀られている天照大御神は皇室の祖先を神と仰ぎ、私たち国民の大御祖神<おおみおやがみ>として信仰される神様です。外宮に祀られる豊受大御神は、衣食住をはじめとする産業の神。神宮にはこの外宮に加え、14所の別宮、43所の摂社、24所の末社、42所の所管社があります。

伊勢神宮では、20年に一度社殿を造り替える「式年遷宮」というお祭りもあります。神々に常に瑞々しい社殿にいていただくためのことで、このお祭りが始められたのは690年、持統天皇の時代です。前回の式年遷宮は2013年で、62回目でした。

この壮大な儀式は、中心となる遷御の儀をはじめとする33のお祭りと行事からなり、2005年から9年の歳月をかけて行われました。次回は2033年に行われる予定です。

この式年遷宮には、木材をはじめ多くの用材が必要となりますが、伊勢神宮ではそれらを自給できるよう宮域林<きゅういきりん>と呼ばれる森を管理しています。この神宮の森では、200年、300年先の遷宮のことを考えて、木々の手入れがなされています。

最後に

日本を代表するお祭り「神嘗祭」と、それを行う「伊勢神宮」について解説しました。伊勢神宮に祀られている天照大御神は日本神話に登場する神ですが、神話を読むと身近に伝わる物語も登場します。普段、あまり触れることのない人も、秋の実りに触れたときに、神の恵みに想いを馳せてみてはいかがでしょう。

また、機会があれば伊勢神宮にも足を運んでみてください。広大な空間に巨木が立ち並ぶ独特の雰囲気に、心が洗われるような気がするのです。

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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