Oggi.jp

おしゃれもキャリアも。働く女性のWebメディア

line instagram TikTok X facebook search

フリーワードで検索

人気のキーワード

  1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 暮らし
  4. 雑学
  5. 「花祭り」とはお釈迦様の誕生日を祝う行事|歴史や語源、行事の内容、甘茶について解説

LIFESTYLE

2025.02.21

「花祭り」とはお釈迦様の誕生日を祝う行事|歴史や語源、行事の内容、甘茶について解説

お釈迦様の誕生日を祝う「花祭り」。本記事では花祭りの概要やその歴史、語源などを紹介します。あわせて、具体的にどのようなことをするのか、行事で重要な役割を果たす甘茶とは何かも解説していますので、ぜひご一読ください。

「花祭り」の基礎知識を解説

花祭りの花御堂の写真

「花祭り」は仏教の行事ですが、馴染みがないという人も多いかもしれません。逆に、仏教系の学校や幼稚園などに縁のある人ならばご存じなのではないでしょうか。

まずはじめに、花祭りの意味や別の呼び方、歴史・由来、語源などの知識を詳しくチェックしていきましょう。

お釈迦様の誕生日を祝う行事

お釈迦様の誕生日である4月8日に実施される仏教のお祝いの行事を、花祭りといいます。お釈迦様とは仏教を開いた方のこと。現在のネパールにあるルンビニの花園で紀元前5世紀ごろに誕生したといわれています。

仏教ならば宗派を問わず、寺院または仏教系の学校などで広く祝われている行事です。日本では、草花で飾った花御堂(はなみどう)をつくり、その中に灌仏桶(かんぶつおけ)を置いて甘茶(あまちゃ)を入れ、安置した誕生仏にひしゃくで甘茶をかけます。

「灌仏会」「降誕会」などとも称される

お釈迦様の誕生日をお祝いする花祭りには、「灌仏会」「降誕会」などのように別の呼び方があります。花祭りの別称は以下のとおりです。

・灌仏会…… かんぶつえ
・降誕会…… ごうたんえ
・仏生会…… ぶっしょうえ
・浴仏会…… よくぶつえ
・竜華会…… りゅうげえ
・花会式…… はなえしき

このように、さまざまな呼び名があるお祭りなのです。ちなみに、灌仏会(かんぶつえ)と呼ばれはじめたのは、840年4月8日だといわれています。

花祭りの歴史・由来

花祭りは、元々インドのあたりで広く親しまれていた行事です。中国では4世紀の後趙で始まり、その後、唐や宋のころに広まりました。日本では、聖徳太子が活躍した606年4月8日から始まったといわれています。

奈良時代には大きなお寺へ広まっていたようです。実際に、奈良時代の誕生仏が残っていたことが確認されています。以後、お寺の年中行事として平安時代に一般化し、江戸時代には寺子屋から庶民に広まりました。

花祭りの語源

花祭りという言葉は、明治時代に浄土真宗の僧侶である安藤嶺丸が使いはじめたようです。お祭りが行われる4月8日ごろ桜の花が満開になること、ルンビニの花園でお釈迦様が生まれたことなどが語源として有力なのだそう。また、美濃部達吉などがお釈迦様の誕生日をドイツでお祝いした際に「Blumen Fest」という名称を使い、ニュースで「花まつり」として訳された影響もあるといわれています。

花祭りとはどのような行事?

花祭りの様子の写真

続いて、花祭りとはどのような行事なのかも確認しましょう。

花御堂をつくり、誕生仏に甘茶をかけて祝う

花祭りでは、花御堂に安置された誕生仏へ、ひしゃくでやさしく甘茶をかけて拝みます。そうして、お釈迦様の誕生をお祝いするのです。まず、花御堂とは花祭りのためにつくられる小さな堂のこと。椿や桜、レンギョウなどの花で大変色鮮やかに飾りつけられます。

誕生仏とは、お釈迦様誕生の際の姿をかたどった立像のことです。天と地を指すポーズをしている理由は、生まれてすぐのお釈迦様が7歩歩き、同様のポーズをして「天上天下唯我独尊」と言ったといわれているため。「天上天下唯我独尊」には、生きとし生けるものすべての命が尊いなどの意味があります。

ひしゃくを使って誕生仏に甘茶をかけるのは、お釈迦様の産湯に関する伝説が由来です。かつて天から9頭の龍が現れ、香水(こうずい)と呼ばれる甘露の雨を降らせたのだそう。それを産湯とし、産まれたばかりのお釈迦様を清めたという言い伝えが元となっているといわれています。

参加者も甘茶をいただく

甘茶は、ひしゃくを使って誕生仏にかけるだけではありません。花祭りでは甘茶を配布する寺院も多く、参加者たちも飲むことができます。言い伝えによると、甘茶を飲めば無病息災で過ごせるようになり、目につけることで目がよくなるといわれているのだそう。

また、花祭りは赤ちゃんの健康を願う行事でもあります。甘茶で赤ちゃんの頭をなでると、元気で丈夫な子どもになるとの伝承もあるのだとか。さらに、害虫よけのおまじないとして、甘茶で墨をすって「千早振る卯月八日は吉日よ、神下げ虫を成敗ぞする」と書いた紙を逆さまにして門口や柱に貼る風習もあるようです。

ただし、中には甘茶を用いない花祭りもあります。

甘茶は甘味料が入ったお茶ではない

花祭りの甘茶の写真

甘茶という名前で呼ばれているため、甘味料が入ったお茶かと思うかもしれません。しかし甘茶とは、砂糖などが入れられたお茶ではありません。

実は、ヤマアジサイの変種である「アマチャ」という名の木の葉を乾燥し、煎じてお茶にしたものが甘茶です。黄褐色の色合いで、お茶そのものに甘みがあります。強い甘みを感じるもののカロリーはなく、花粉症やアレルギーなどの軽減、アンチエイジング作用などが期待できます。

花祭りを楽しもう!

誕生仏にひしゃくで甘茶をかけている写真

お釈迦様の誕生日を祝う行事である花祭りは、4月8日を中心に行われます。日本では聖徳太子が活躍したころから始まった行事です。花祭りでは、花御堂のなかに灌仏桶を置いて甘茶を入れ、安置した誕生仏にひしゃくで甘茶をかけます。

花祭りには、灌仏会や降誕会などのように別の呼び方が複数あります。また、花祭りを行っている寺院では、甘茶を配布することがあります。参加者たちも甘茶を飲めるため、行事について理解した上でお祭りを楽しむとよいでしょう。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

▼あわせて読みたい

Today’s Access Ranking

ランキング

2025.04.04

編集部のおすすめ Recommended

Follow Us!

Oggiの公式SNSで最新情報をゲット!

メールマガジン登録はこちら

最新記事のお知らせ、イベント、読者企画、豪華プレゼントなどへの応募情報をお届けします。

【消費税の価格表記について】 記事内の価格は基本的に総額(税込)表記です。2021年4月以前の記事に関しては税抜表記の場合もあります。

Feature

スマートフォンプレビュー

LINE公式アカウント 友だち募集中

働くすべての女性に向けて、
今すぐ役立つ「ファッション」「ビューティ」「ライフスタイル」
情報をお届けします。