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LIFESTYLE

2020.07.08

自由研究のテーマで簡単なのはどれ? 1日でできる工作や100均で材料がそろうものを紹介

夏の終わり。親戚の子どもの自由研究を手伝わなくちゃいけない…。そんな時に、いますぐできる自由研究のテーマは何でしょうか? 学年別にご紹介していきます。

【目次】
自由研究で簡単なもの・小学校低学年向け
自由研究で簡単だけどすごいもの・小学校高学年向け
自由研究で簡単な上に100円ショップで材料がそろうもの
最後に

自由研究で簡単なもの・小学校低学年向け

夏休みの宿題で、親子ともに頭を悩ませる宿題のひとつ、自由研究。何をどうしたら良いのかよくわからず、難しいですよね。身近にある物や生活環境、遊びを利用して、小学校低学年の子どもがひとりでもできるようなものをご紹介していきます。

1:水に浮く野菜や果物を調べてみよう

用意するもの:透明のケース、水、野菜、果物、砂糖、塩、油

透明のケースに水を入れて、用意した野菜や果物が浮くかどうかを実験していきます。実験前に予想を立てておくといいですね。全部実験できたら、水に砂糖を加えて砂糖水、塩水、油を混ぜた水など、水を変えて実験してみましょう。

また、野菜や果物の皮をむいてみたり、切って形を変えても同じ結果になるかを実験してみてもいいですね。実験がおわったら、表にまとめて考察しましょう。

2:いろいろな紙飛行機を作って、一番飛ぶものをみつけよう

用意するもの:折り紙、カレンダー、チラシなど飛行機が折れる紙

紙飛行機には、いろいろな折り方があります。同じ折り方で紙を変えてみたり、折り方の違う飛行機を作ってみましょう。出来上がった飛行機に折り目を加えたりして、改良してみても良いですね。それぞれの飛行機の飛んだ距離をはかり、飛び方やそれぞれの特徴をまとめてみましょう。

3:「色の三原色」を使って、色を作ってみよう

用意するもの:赤、黄、青の絵の具、筆、パレット、画用紙

パレットで2色、3色と混ぜて、画用紙に色を塗っていきます。組み合わせによって、どのような色ができるのかをまとめてみましょう。

4:電気を通すものを調べてみよう

用意するもの:乾電池、豆電球、銅線、電気を通すか調べたいもの(はさみ、鉛筆、下敷きなど)

豆電球を銅線で乾電池のプラスとマイナスに繋ぎます。その途中に、電気を通すかどうか調べたいものを挟んで、豆電球が点灯するかを調べましょう。豆電球が点灯すると、電気を通すということがわかります。調べる前に予想を立てて、その結果を表にまとめるとより考察が深まりますね。

5:通学路の道路標識をまとめてみよう

用意するもの:筆記用具、メモ帳

通学路を歩いて、道路標識を探してメモをしましょう。標識の絵を書いたり、写真を撮っておくとまとめやすいですね。家に帰ってから、本などで標識の意味を調べてまとめましょう。

インターネットを活用しても良いですね。普段、何気なく歩いている通学路ですが、安全について学ぶことができる良い機会になるはずですよ。

自由研究で簡単だけどすごいもの・小学校高学年向け

(c)Shutterstock.com

小学校高学年にもなると、できることや興味を持つことが幅広くなってきます。少し時間のかかることでも集中してできたり、時間の管理も、ひとりでできるようになってきますよね。高学年らしさを生かせるようなテーマを紹介していきます。

1:野菜の汁を調べながら布を染めてみよう

用意するもの:野菜、ミョウバン、鍋、ザル、白い布(新しい布は、洗濯しておくことが望ましい)

野菜の汁の色を調べていきます。野菜を鍋に入れて20分くらい煮ると、水に色が出てくるので、ザルでこしましょう。こした野菜の汁に白い布をいれた鍋を20分煮ます。布を取り出して軽く絞り、ミョウバン5gを溶かしたぬるま湯につけて、1時間経ったら陰干しして完成。

余った野菜の汁をつけた筆で画用紙に色を塗ってもいいですね。染まった布や野菜の汁を写真に撮っておくと、野菜からどのような色の汁が出たのかがわかりやすいですよ。

2:飲み物によって、氷のできる速さと氷が溶ける速さの違いを調べてみよう

用意するもの:水、沸騰させた水(冷ましたもの)、スポーツドリンク、炭酸水、オレンジジュース、透明のプラスチックコップ

飲み物の凍る速さと溶ける速さを調べていきます。それぞれの飲み物を透明のプラスチックコップに50mlずつ入れて、冷凍庫に入れましょう。1時間おきに観察し、凍り始めた飲み物が出てきたら、時間の間隔を短くして、細目に観察することが必要ですね。

また、全ての飲み物が凍ったら、今度は、溶ける速さを確認していきます。室温にもよりますが、30分間隔で仔細に観察していきましょう。経過を写真に撮ったり、表にまとめることをおすすめします。

(c)Shutterstock.com

3:水の色による温度上昇の違いを調べてみよう

用意するもの:ペットボトル(500ml)5つ、ペットボトルを置く段ボール、水、絵の具(白・黒・赤・黄・青)、温度計5本、かき混ぜ棒

天気のいい日に行う実験です。色の違いによって、水の温度がどのように変化するのかを観察してみましょう。5つのペットボトルそれぞれに、100ml程度の水を入れ、異なる色の絵の具を同じ量(ひと絞り)だけ溶かします。

それぞれに温度計を入れて、太陽が当たる場所において、10時から15時くらいまで1時間おきに温度を確認します。時間と温度の関係をグラフに書いてみましょう。色による温度の上がり方や違いをわかりやすく表すことができますね。

4:防災マップを作ってみよう

用意するもの:筆記用具、紙

災害は急に起こるもの。そんなとき、どこへ避難するのか、何が必要になるのかをしっかり考えて、まとめておくと便利ですよね。家族との連絡方法や、行動範囲内にある避難場所。その後の生活で必要になる水の供給場所など、自治体から配布されている防災マップなどを調べ、わかりやすくまとめてみましょう。

5:身の回りの物を作っている国を調べてみよう

用意するもの:筆記用具、紙

家の中にある電化製品や家具、着ている洋服、食べているものなどが、どこの国で作られているのかを調べてみましょう。

製品の分類によってまとめてみると、なぜ、その国で作られているのか、作られている国の状況がわかってくるかもしれませんね。さらに教科書を使って、地域の特徴や、輸入・輸出の関係性も調べてみるのもおすすめですよ。

自由研究で簡単な上に100円ショップで材料がそろうもの

自由研究を行うには、材料が必要になります。テーマが決まっても、材料を準備することは、意外と大変ですね。そこで、100円ショップで材料が揃うものを紹介していきます。

1:水性ペンを調べてみよう

用意するもの:水性ペン(茶色、黒、青など)、コーヒーフィルター、割りばし、透明プラスチックカップ

水性ペンで書いた線を水に浸して、水性ペンの色を分解します。コーヒーフィルターを帯状になるように切りましょう。サイズは、幅2cm、長さ10cmくらいが使いやすいですよ。

色の数と同数のコーヒーフィルターを用意してください。コーヒーフィルターで作った帯の長い方の端に、水性ペンで線を書きましょう。その際、下から2cmくらいあけて書いてください。

透明のプラスチックコップに、水を底から1cmくらいのところまで入れます。割りばしで帯を挟み、先端を水に浸しましょう。このときに、マジックで書いた線が直接水にぬれないように気をつけてくださいね。

30秒くらい放置すると、線からいろいろな色が出てきます。他の色も同じ手順で観察してみましょう。帯を乾かして、写真を撮ったり、画用紙に貼ったりして、まとめるとわかりやすいですね。

2:水に浮く形を知らべてみよう

用意するもの:水を入れる透明の器、粘土

粘土でいろいろな形(星、丸、船型、ボールなど)を作ります。水に浮く形、沈む形を観察しながら、いろいろな形を考えていくといいですね。水に浮くもの、沈むものをわかりやすくまとめていきましょう。

3:ろ過

用意するもの:キャップなしの同じ形のペットボトル(500ml)2本、砂、ガーゼ、砂利、活性炭、綿、輪ゴム、カッターナイフ、はさみ、ビニールテープ

ペットボトルを使って、ろ過装置を作っていきます。1本のペットボトルの底の部分を切り取ります。切った部分は、トガリがあり危ないため、ハサミで整えるか、ビニールテープをはりましょう。

ペットボトルの注ぎ口の部分をガーゼで覆い、輪ゴムで止めます。ペットボトルの注ぎ口を下にして、綿を詰め、続けて、砂利3cm、綿、活性炭3cm、綿、砂10cmの順に詰めていきましょう。この作業では、隙間ができないように、しっかり詰めることが大切です。

もう1本のペットボトルは、注ぎ口側から10cm程度のところをカッターナイフで切り取り、底側の部分を利用して、ろ過後の液体をうけるコップを作ります。先に砂などを入れて作ったペットボトルの注ぎ口をセットしたら、ろ過装置の完成。

ろ過装置の上から、泥水やお米のとぎ汁などを注ぎましょう。ろ過した水を、もう一度ろ過したり、砂や活性炭の割合を変更してみると、どのような変化が起こるのか観察してみてもいいですね。

4:ゼリーを溶かす果物

用意するもの:ゼラチン、透明のカップ(ゼリーを入れる)、鍋、いろいろな果物(パイナップル、桃、スイカなど)

作ったゼリーの表面に果物を乗せて、ゼリーを溶かしてしまう果物をみつけていきます。最初にゼリーを作りましょう。水とゼラチンを混ぜて鍋に入れ、火にかけてゼラチンを溶かします。

水は、ゼラチンの約4〜5倍を用意してください。透明のカップに入れ、冷蔵庫で冷やして固めましょう。ゼリーが固まったら、冷蔵庫から取り出し、ひと口サイズに切った果物をそれぞれ別のカップのゼリーの上にのせます。

1時間くらい経過すると、果物の周りのゼリーが溶けてくるものが出てきますよ。同じ果物でも、缶詰の果物ではどうなるのかを実験して違いを調べてみるのもいいですね。

5:電磁石を作って調べてみよう

用意するもの:太い釘かスプーン(電磁石の軸になるもの)、エナメル線、乾電池、クリップ(たくさん)

電磁石を作って強さを調べます。電磁石は、エナメル線を釘にぐるぐる巻きつけて、エナメル線の端と端を乾電池に接続して完成。釘の先にクリップを近づけて、どれくらいクリップがくっつくかを調べていきます。

電磁石の軸はそのままで、エナメル線の巻く回数を変えてみたり、電磁石の軸になるものを変えてみたりして、くっつくクリップの量の変化をみてみましょう。軸を変える場合は、エナメル線の巻く回数を同じにしてくださいね。電磁石の軸の違いを調べることができます。

最後に

自由研究は、短時間でできるものや、工作を必要とするもの、実験が必要なもの、時間がかかるものなどたくさんの種類があります。子どもの成長や興味の範囲、性格によってやりたいことは千差万別でしょう。子どもの希望を尊重しながら、気候や長いお休みを利用して楽しめるといいですね。

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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