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LIFESTYLE

2020.07.02

【花笠音頭とは?】踊りの種類から歌詞の意味・衣装までご紹介

花笠音頭(はながさおんど)とは、山形で毎年8月5日~7日の間に開催されるお祭り「山形花笠まつり」の踊りに用いられる民謡のことです。本記事では、花笠音頭やその踊りの種類、歌詞の意味、また代表的な祭りの衣装について一挙解説していきます。

【目次】
花笠音頭とは? かっこいい踊りの種類もチェック
花笠音頭の歌詞と意味もチェック
衣装にも注目! 花笠音頭が毎年観られる有名な祭りとは?
最後に

花笠音頭とは? かっこいい踊りの種類もチェック

◆花笠音頭(はながさおんど)の起源

山形で毎年8月5日~7日の間に開催されるお祭り、「山形花笠まつり」。東北四大祭りの1つであるこの祭りは、県内外から約100万人もの観客が訪れます。残念ながら今年はコロナの影響で中止となってしまいましたが、夏の風物詩である「山形花笠まつり」についてご説明したいと思います。

山形花笠まつりといえば、なんといっても「花笠音頭」。夕方6時、「ヤッショ、マカショ」という掛け声も合わせて、1万4千人の踊り手たちがパレードを行います。そのコースの全長は、なんと約1.2km。御祭神である蔵王権現(ざおうごんげん)をお乗せした山車(だし)が先導し、踊り子と様々な企業の山車がパレードをする姿は壮観です。

山形花笠まつりのメインでもある花笠音頭は、いつ始まったのでしょうか。花笠音頭の起源には、諸説あります。その中で最も有力とされているのは、明治、大正時代の頃に村山地方で歌われていた「土突き唄(どんつきうた)」が起源である、というものです。

「土突き」とは、建築を行う前に地面を突いて固める作業のこと。この土突き作業を行う際に、調子を合わせるための作業歌として「土突き唄」は、尾花沢地方で歌われていました。この土突き唄が昭和に入ると、現在の花笠音頭で用いられているような賑やかな伴奏の入った民謡に変遷したそうです。

◆花笠音頭・踊りの種類は4つ

山形花笠まつりで踊られている踊りは、「花笠音頭」とひとくくりにされがちですが、実はこの花笠音頭には振り付けが4種類存在します。

その4種類とは「正調女踊り・薫風最上川(くんぷうもがみがわ)」「正調男踊り・蔵王暁光(ざおうぎょうこう)」「笠回し系花笠踊り」「創作花笠踊り」のこと。どんな踊りなのか、順に見ていきましょう。

1:正調女踊り・薫風最上川

花笠音頭の中で、最も一般的だとされる踊りです。紅花摘みの作業歌がルーツであるとされているこの振り付けの特徴は、優雅かつ華麗であるところ。楚々とした動作であることから、女性の踊り手が主となっています。

2:正調男踊り・蔵王暁光

大地をしっかりと踏みしめて踊る、蔵王暁光。薫風最上川と同様に花笠音頭の標準振り付けとして制定されています。豪快な動作も多く、男性の踊り手が増加した一因に挙げられますよ。

3:笠回し系花笠踊り

花笠踊り発祥の地、尾花沢地方がルーツの踊りです。当時、日よけや雨よけのために被っていたものと同様の大きさの笠を勢いよく、ダイナミックに回す躍動感にあふれた踊りは、観客を圧倒します。

現在この笠回し系花笠踊りには5つの流派があり、笠の振り方等の特徴が異なります。しかしながら、どの流派の踊りにも、ルーツとなっている土突き作業の様子が取り入れられているそうです。

4:創作花笠踊り

上記の3つに加え、最近加わった踊りです。伝統的な花笠踊りを基に、ダンスを取り入れるなど、団体ごとに異なる趣向が凝らされています。

以上が花笠音頭の踊りの紹介となります。この4種類の踊りが山形花笠まつりを盛り上げているんですよ。

花笠音頭の歌詞と意味もチェック

◆花笠音頭の歌詞は種類があり地域によって違いも

花笠音頭の歌詞はその地域により違いがあり、一説によると150以上もの歌詞があるのだとか。現在、花笠音頭で使われている公認の歌詞は元々歌われていた2つの歌詞に加え、公募された13歌詞を加えた15歌詞で1曲が構成されています。

花笠音頭の公認の歌詞は、以下のものです。この歌詞に、花笠音頭の特徴である「ヤッショ、マカショ」という掛け声が加わります。

1:そろたそろたよ笠おどりそろた秋の出穂よりまだ揃ろた

2:蔵王権現さんもお盆の夜は笠のおどりに浮かれでる

3:吾妻十湯白布に五色うば湯なめ川谷に湧く

4:赤湯ゆ煙りただようあたり恋の花咲くぶどう園

5:菊は宮内あやめは長井ばらの名所は東沢

6:肌の白さよ情けの深さあの娘湯のまち上山

7:嫁ごとなるならさくらんぼ娘寒河江そだちの色のよさ

8:花の山形紅葉の天童雪を眺むる尾花沢

9:秋の山寺紅葉も見頃私しゃ年頃紅もさす

10:招く東根自慢のものはお湯にりんごにさくらんぼ

11:酒田港へ紅花積んで流す舟唄最上川

12:そろたおばこのすげ笠ごしに浮ぶ鳥海出羽の富士

13:温海岳から吹浦かけて出羽の三山夕涼み

14:蔵王むこどの鳥海嫁ご出羽の三山仲人役

15:西の月山おがんできょうはひがし蔵王の夏まつり

◆花笠音頭の歌詞の意味

前述の通り、この花笠音頭の歌詞は15歌詞中13の歌詞が公募で選ばれたものです。この公募により選ばれた13歌詞は最上川沿いの地域の各名所や名物を歌ったものになっています。

確かに、歌詞を見ると、「ばらの名所は東沢」や「お湯にりんごにさくらんぼ」など地名や名物の名前を確認することができますね。

衣装にも注目! 花笠音頭が毎年観られる有名な祭りとは?

それでは花笠音頭が観られる祭りには、どのようなものがあるでしょうか。花笠音頭は、8月に山形で行われる花笠まつりで見ることができます。その中でも特に有名なのは前述の「山形花笠まつり」と、花笠音頭発祥の地である「おばなざわ花笠まつり」です。

「おばなざわ花笠まつり」では先程紹介した踊りの1つ、笠回し系花笠踊りを観ることができます。笠回し系花笠踊りは、大きな笠をダイナミックに回す踊りでしたね。加えて、この「おばなざわ花笠まつり」では笠回し系花笠踊りの伝統5流派を見ることができます。

また、花笠音頭に加えて、相性のいい花笠太鼓の演奏を聴くことができますよ。花笠音頭の勇ましい掛け声と花笠太鼓が夕方から夜にかけて町中に響き渡る光景は、観客全てを魅了します。

そして、「おばなざわ花笠まつり」では団体、流派により衣装も異なります。オレンジ色の法被や緑色の法被など、様々な衣装が観られるところも魅力的でオススメです。

最後に

花笠音頭についていかがだったでしょうか? 花笠音頭が楽しめる花笠まつりでは、場所によっては観客が一緒に参加して花笠音頭を楽しめるところもあります。

また、年に1度ではあるものの、東京と静岡でも花笠まつりが行われ、そこでも花笠音頭を観ることができます。観るだけでも楽しむことのできるお祭りなので、機会があればぜひ観に行ってみてください。


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