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2024.05.24

「一挙一動」はどんな意味? 使い方や「一挙手一投足」などの類語を解説

「一挙一動」とは、「一つ一つの細かい体の動きのこと」。日常生活では、「一挙一動を見守る」などと表現しますね。本記事では、「一挙一動」の意味や使い方、類語などを解説します。

「彼の一挙一動に注目した」というように使われる、「一挙一動」という言葉。皆さんは、普段どのように使っていますか? よく似た言葉に、「一挙手一投足」という言葉もありますが、どんな違いがあるのでしょうか。本記事では、「一挙一動」の意味や使い方、類語などを解説します。

「一挙一動」の意味

「一挙一動」の読み方は、「いっきょいちどう」です。意味を辞書で見てみると、

一つ一つの挙動。ちょっとした振る舞い。一挙手一投足。「―を見守る」

『デジタル大辞泉』(小学館)より引用

となります。手を挙げたり、体を動かしたりすることなど、ちょっとした振る舞いを含めたすべての動きのことを表します。「一挙」と「一動」という同じ意味の言葉を重ねることで、意味を強調していますね。

(c) Adobe Stock

使い方を例文でチェック!

「一挙一動」は、どのようなシチュエーションで使われるのか、例文でチェックしていきましょう。

1:カリスマモデルの一挙一動に世界が注目している。

カリスマモデルやアーティストなどは、その「一挙一動」に多くの人が注目しています。人気モデルが着た服はすぐに完売になったり、インフルエンサーがSNSでおすすめしたアイテムが大ヒットするなど、社会的に大きな影響力を持っている人は、その言動が注目を集めやすいですよね。

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2:試験会場では、生徒にカンニングをされないように試験官が一挙一動を監視している。

いい意味で「一挙一動」に注目されている場合もあれば、悪い意味で監視されていることもあります。生徒がカンニングをしないように、試験官が目を光らせている様子が想像できますね。

3:会場では、ピアニストの一挙一動に観客の目が注がれていた。

ピアニストの美しい動作に、観客の目が引き寄せられている場面です。音楽に合わせて、激しく鍵盤を叩いたり、滑らかな手つきで演奏するなど、緩急のある動きは思わず目で追ってしまいますよね。魅力的な人物や振る舞いは、注目を集めやすいものです。

類語や言い換え表現は?

細かな動作や振る舞いを表す言葉として、「一挙手一投足」「座作進退」「行住座臥」などがあります。意味を一つずつチェックしていきましょう。

1:一挙手一投足

「一挙手一投足」は、「いっきょしゅいっとうそく」と読みます。意味は以下の通りです。

《韓愈「応科目時与人書」から。一度手を挙げ、一度足を踏み出す意》
1 こまかな一つ一つの動作や行動。「―に気を配る」
2 ちょっとした努力。わずかな骨折り。「―の労を費やす」

『デジタル大辞泉』(小学館)より引用

1番目の意味が、「一挙一動」とほぼ同じですね。「一挙一動」以上に、一つ一つの動作に注目した言葉で、一度手を挙げ、一度足を踏み出すという意味です。

(例文)
・姑は、私の一挙手一投足に干渉する。
・メジャーリーガーの一挙手一投足に国民の関心が集まっている。

(c) Adobe Stock

2:行住座臥

「行住座臥」は、「ぎょうじゅうざが」と読みます。どんな意味でしょうか?

1 仏語。人の起居動作の根本である、行くこと・とどまること・座ること・寝ることの四つ。四威儀。
2 日常の振る舞い。また、つね日ごろ。「―初心を忘れない」

『デジタル大辞泉』(小学館)より引用

「行住座臥」は、日常の起きたり寝たりすることなどの動作を表します。普段の立ち居振る舞いを表す言葉ですが、もともと仏語なのであまり馴染みのある表現ではないかもしれませんね。

(例文)
・行住座臥を丁寧に行うことを心がけている。
・行住座臥を意識して生活している。

3:座作進退

「座作進退」は、「ざさしんたい」と読みます。意味は以下の通りです。

日常の身のこなし。立ち居振る舞い。行儀。

『デジタル大辞泉』(小学館)より引用

「座作進退」は、日常の一つ一つの動作を指します。「座る」「立つ」「進む」「退く」ですね。やや硬い表現なので、話し言葉より文章の中で用いられることが多いでしょう。

(例文)
・修行の身なので、座作進退に注意している。
・座作進退によって、人柄がわかるものだ。

4:挙動

「挙動(きょどう)」の意味は以下の通りです。

立ち居振る舞い。動作。「―のおかしい人物」「―不審」

『デジタル大辞泉』(小学館)より引用

「挙動」は、ちょっとした動作のこと。「不審」と組み合わせて「挙動不審な男」というように使われることが多いですね。「一挙一動」が一つ一つの動きに着目している一方、「挙動」はどちらかというと動作全体のことを表す傾向があるようです。

(例文)
・警察はその男の挙動を目で追っていた。
・そのお年寄りはスーパーで挙動不審な行動をしていた。

5:所作

「所作(しょさ)」の意味を見ていきましょう。

1 行い。振る舞い。しわざ。「一日の―を日記に記す」
2 身のこなし。しぐさ。また、演技の動作。「大げさな―をする」「役者の―」
3 「所作事」の略。
4 仏語。身・口・意の三業(さんごう)が発動すること。能作に対していう。
5 仕事。職業。
「常に畋猟(かり)、漁捕(すなどり)を以て―とする国なり」〈今昔・三・二六〉

『デジタル大辞泉』(小学館)より引用

「所作」は、その場での立ち居振る舞いのこと。また身のこなしが美しい場合にも用いられますね。茶道や花道などの道具を扱う手つきでは、所作の美しさが重視されることもあるでしょう。

(例文)
・日常の所作に気を配るようにしている。
・先生の所作を真似するところから始めました。

英語表現は?

「一挙一動」を英語で表現すると、「every movement」になります。噛み砕いて訳すと、「すべての動き」という意味になりますね。以下で紹介する例文を、日常会話で役立ててみてください。

(例文)
・I watched her every movement.(彼女の一挙一動に見惚れていた)
・The world was watching that soccer player’s every movement.(そのサッカー選手の一挙一動に世界が注目していた)
・He made sure he didn’t miss his teacher’s every movement.(先生の一挙一動を見逃さないようにしていた)

最後に

「一挙一動」は、ちょっとした振る舞いを含めた、すべての動きのことを表します。「一挙一動に注目する」「一挙一動に感動する」「一挙一動を監視する」など、さまざまなシチュエーションで使われます。相手の細かな動きに関心を寄せているときに使える言葉なので、この機会にぜひ活用してみてはいかがでしょうか?

TOP画像/(c) Adobe Stock

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