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2024.03.19

「狂喜乱舞」とはどんな意味? 使い方や類語・対義語を解説

「狂喜乱舞」とは、「思わず踊ってしまうほど、大いに喜ぶこと」。これ以上ないくらいの喜びを表現した言葉です。本記事では、「狂喜乱舞」の意味や使い方、類語の「欣喜雀躍」、対義語の「意気消沈」などを解説します。

皆さんは、最近嬉しかったことはありますか? ちょっと気分が明るくなったり、笑顔になれる出来事は、日常生活の中でたびたびあるかもしれませんが、思わず声をあげたり、我を忘れてしまうほど「嬉しい!」と思うことは、滅多にないかもしれません。

このように、人の喜びの感情を最大限に表現したものが「狂喜乱舞」という言葉です。そこで本記事では「狂喜乱舞」の意味や使い方、類語・対義語を解説します。相手に「喜んでいること」を伝える表現の1つとして覚えてみてはいかがでしょうか?

「狂喜乱舞」とは?

「狂喜乱舞」は、「きょうきらんぶ」と読みます。「狂喜」は、「異常なまでに喜ぶこと」。「乱舞」は、「踊り狂うこと」を表します。このことから、思わず踊ってしまうほど、大いに喜ぶことを「狂喜乱舞」というのです。

人の感情には強弱があり、ほんわかと心が嬉しくなったり、思わず笑顔になるような、穏やかな喜びの感情がある一方で、飛び跳ねたり、ガッツポーズをするような激しい喜びの感情も湧き起こります。そんな中でも、「狂喜乱舞」は、最大限の喜びの感情を表した言葉の部類に入ると言えそうです。

(c) Adobe Stock

使い方を例文でチェック!

「狂喜乱舞」という言葉は、ニュースや会話の中でもたまに聞く機会がありますよね。日常生活における「狂喜乱舞」するくらい嬉しいこととは、いったいどのようなものでしょうか? よくある場面を一緒に見ていきましょう。

1:クリスマスプレゼントにゲームを贈ったら、子供は狂喜乱舞していた。

プレゼントを渡す瞬間は、人が喜ぶシチュエーションの1つ。特に子供は喜びの感情を素直に表現するもの。飛び上がって喜んだり、「わーい!」と手を上げて喜んでいる姿がイメージできますね。

2:甲子園で優勝し、選手全員で狂喜乱舞した。

大会への出場が決まったり、大会で優勝した時はまさに「狂喜乱舞」の状態。一緒に頑張ってきた仲間と掴んだ勝利は、非常に喜ばしいことですね。1人だけでなく、友人や仲間と一緒に歓喜する時にも「狂喜乱舞」が使われます。

3:好きなアーティストのライブのチケットが当たって、狂喜乱舞した。

夢中になっている歌手のライブや舞台のチケットが当選して、感激したことはありませんか? 思わず飛び上がったり、やったー! と叫びそうになる程喜ばしい時に「狂喜乱舞」が使えます。嬉しくてたまらないことがあった時に、使ってみてはいかがでしょうか。

(c) Adobe Stock

類語や言い換え表現は?

「狂喜乱舞」と同じように、思わず小躍りしたくなるほど嬉しいことを表現したい時には、「欣喜雀躍」「喜躍抃舞」「歓天喜地」を使ってみては? 例文も紹介します。

1:欣喜雀躍

「欣喜雀躍」は、「きんきじゃくやく」と読みます。意味は以下の通りです。

[名](スル)こおどりして喜ぶこと。「合格の知らせに―する」

『デジタル大辞泉』(小学館)より引用

喜びのあまり小躍りすることを「欣喜雀躍」と言います。「欣喜」は、「非常に喜ぶこと」。「雀躍」は、「小躍りして喜ぶこと」。思わず飛び跳ねたり、踊ってしまうくらい嬉しい様子が「狂喜乱舞」と共通していますね。

(例文)
・弁護士試験に合格して欣喜雀躍した。
・昇格の知らせを聞いて欣喜雀躍した。

2:喜躍抃舞

「喜躍抃舞」は、「きやくべんぶ」と読みます。意味は「大いに喜び、両手を打ち鳴らしたり、小躍りすること」。「抃舞」には、「手を打って舞うこと」という意味があります。身体中から喜びが溢れ出し、体全体で感情を表現しているというニュアンスが強い言葉です。

(例文)
・パートナーと海外で挙式できることが決まり、喜躍抃舞した。
・娘に子供ができて、私たちは思わず喜躍抃舞しました。

3:歓天喜地

「歓天喜地」の読み方は、「かんてんきち」。意味を見ていきましょう。

[名・形動]《天によろこび地によろこぶ意》大喜びすること。また、そのさま。「―の大喝采」

『デジタル大辞泉』(小学館)より引用

天や地に向かって喜ぶことを「歓天喜地」と言います。嬉しくてたまらないことがあったとき思わず、叫びたくなることがありますが、そのような感情に近いかもしれませんね。喜びのあまり小躍りするといった意味もあります。

(例文)
・ミュージカルは、歓天喜地の大喝采であった。
・歓天喜地という言葉の通り、決勝進出を喜んだ。

対義語は?

「狂喜乱舞」の対義語としては、元気がなくなるさまを表す「意気消沈」や、凄まじい怒りの感情を伝える「怒髪衝天」が挙げられます。早速意味を確認していきましょう。

(c) Adobe Stock

1:意気消沈

「意気消沈(いきしょうちん)」とは、どのような意味でしょうか?

[名](スル)意気込みがすっかり衰えること。元気がなくなること。意気阻喪(いきそそう)。「惨敗して―する」

『デジタル大辞泉』(小学館)より引用

元気をなくして落ち込んでいることを「意気消沈」と言います。喜びに溢れ踊っている「狂喜乱舞」とは真逆の状態ですね。しょんぼりとして肩を落としている様子から、すっかり気力がなくなっていることがうかがえます。何かショックなことや悲しい出来事があったのかもしれませんね。

(例文)
・父が病気だとわかり、母はすっかり意気消沈していた。
・上司から叱られて、後輩は意気消沈していた。

2:怒髪衝天

「怒髪衝天」は、「どはつしょうてん」と読み、「怒りで髪が天を衝くほど逆立っているさま」を表します。凄まじい形相で怒っていることが、字面からも想像できますよね。「狂喜乱舞」は喜びで踊り狂っている状態ですが、こちらは怒り狂っていることを表すので、対義語と呼べるかもしれません。

(例文)
・パートナーの浮気が発覚し、彼女は怒髪衝天の形相だった
・部下が書類を改竄していることがわかり、怒髪衝天の勢いで怒った。

最後に

「狂喜乱舞」とは、「思わず踊ってしまうほど、大いに喜ぶこと」。周りから見たら少し異常と思われるくらい、大いに喜んでいる様子を表す言葉です。我を忘れて羽目を外しすぎてしまうのは考えものですが、嬉しいことは周りの人と思う存分共有した方が、より良い思い出になるはずです。何かとびきり嬉しいことがあった時に、「狂喜乱舞」で最大限の喜びを表現してみてくださいね。

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