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2024.02.19

「一心同体」は心を一つにして行動すること! 意味や使い方などを紹介

「一心同体」は、複数の人が心を一つにして行動するという意味。ビジネスシーンはもちろん、スポーツや結婚式、スピーチなどでも登場します。本記事では、意味に加えて使い方、「心」や「体」を使った四字熟語を紹介します。

「一心同体」とは?

スピーチやあいさつなどで使うことがある「一心同体」。この言葉のニュアンスはわかるけれど、正確な意味は知らない人もいるかもしれません。「一心同体」は結婚式やスポーツシーンなどでも使われている言葉。意外と見聞きすることがあるので、意味や使い方を把握しておきたいですね。

意味と読み方

【一心同体】
読み方:いっしんどうたい

二人以上の人が心を一つにして行動すること。「夫婦は—」
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用

複数の人間が心を一つにしてともに行動することや、夫婦や恋人同士、家族などの心が一致していることなどを表します。いずれも、しっかりとした信頼関係が築かれ、気持ちが通じ合っている場合に、この言葉を用いることが多いでしょう。

なお「一身同体」と表記するのは誤りとされています。慣例として認められることもあるかもしれませんが、ビジネスシーンやかしこまった場などでは、正しい表記で書くことをおすすめします。

7つの拳
(c)Adobe Stock

「一心同体」の使い方

ここからは「一心同体」という言葉の使い方を紹介します。3つの例文を挙げますので、参考にしてくださいね。

《例文1》強豪チームに勝てたのは、チーム全員が一心同体となり試合に挑んだからだ

「一心同体」はスポーツシーンでも使われます。チームが一体となり、勝利や成功を目指す場合に用いられることが多いでしょう。また、演劇や演奏などでも使われています。複数の人が、同じ目標を達成するために協働するような場合に、用いると考えてください。

《例文2》先行きが不安な時だからこそ、一心同体になり前進しよう

「一心同体」はビジネスシーンでも使われています。プロジェクトや事業を展開する時はもちろん、経営状態や売上が芳しくない場合も、士気を高めるために「一心同体」を用いることがあるでしょう。

《例文3》役者の演技に魅了されたのは、役と一心同体になっているからだ

役者や声優などの演技に対しても「一心同体」を使うことがあります。本来存在しない架空の人物やキャラクターに心を重ね合わせ、まるでその人(キャラクター)であるかのように演じる姿に、感動したことがある人もいるでしょう。

老夫婦
(c)Adobe Stock

《例文4》祖父母は常に一心同体で、言葉がなくても理解し合っていたように見える

夫婦や恋人、家族、友達などの人間関係を表す際も「一心同体」を使います。この場合は「常に心が一致し、お互いのことを理解し合っている」のような意味になるでしょう。

「一心同体」の類語は?

「一心同体」の類語を見ていきましょう。いくつかピックアップして紹介します。

「三位一体」

「三位一体」は、三者が心を合わせるという意味。三つのものが一つになることや、三者が本質的にまったく同一であるということも表します。読み方は「さんみいったい」。

キリスト教で教理として使われている言葉でもあり、その場合は「父(神)・子(キリスト)・聖霊の三位は、唯一の神が三つの姿となって現れたもので、元来は一体である」という意味になります。

「二人三脚」

「二人三脚」は、二人が協力して物事を行なうことを表す言葉。「ににんさんきゃく」と読みます。運動会の競技で、二人が一組になって横に並び、隣り合う足をヒモで結んで走るものがありますが、これも「二人三脚」です。

「渾然一体」

「こんぜんいったい」と読むこの言葉は、すべてがとけ合って一つのものになるさまを表します。この言葉は色や音、光、自然などに使いますが、人の心に対してはあまり使われません。その点は「一心同体」と異なりますので、把握しておきたいですね。

「偕老同穴」

「偕老同穴」は、「かいろうどうけつ」と読みます。夫婦がともに生きて老い、死んだら同じ墓に葬られることを意味する言葉。夫婦が仲睦まじく、契りの固いさまを表す際に用いられています。結婚式や結婚記念日などのお祝いで、メッセージとして使われることも。夫婦像の理想を表す言葉とも言えるでしょう。

ストレッチをする女性
(c)Adobe Stock

「心」が使われている四字熟語を紹介

「心」を使った四字熟語を紹介します。「一心同体」と似たような意味を持つ言葉もありますので、ぜひチェックしてください。

「一意専心」

「一意専心」は、わき目もふらずに、心を一つのことだけに注ぐことを表します。読み方は「いちいせんしん」。研究や仕事、問題解決、趣味のことなどに関連して使われることが多いでしょう。ひたすら一つのことだけに集中して、周りが見えなくなる様子を表す際に使われることもあります。

「以心伝心」

「以心伝心」は、無言のうちに心が通じ合うことを意味する言葉。元は仏教用語であり、仏法の奥義を、言葉や文字を借りず師の心から弟子の心に伝えることという意味も持ちます。友人や家族間において、意思疎通を必要としないほど仲が良く、理解し合っている場合に使われることが多いでしょう。なお、「意心伝心」の標記は誤りですので、注意してください。

「一味同心」

「一味同心」は、心を一つにして力を合わせることや、その人々を表す言葉。「いちみどうしん」と読みます。同じ目的をもって集まった人達が、心を同じくして協力するような場合に使われることが多いでしょう。基本的には、複数人が何かしらの事柄に対して取り組む前提で使うと考えてください。

「体」が使われている四字熟語も紹介

「一心同体」の「体」が使われている四字熟語も紹介します。どのような言葉があるでしょうか?

「異体同心」

「異体同心」は、身体は別々であるが、心は同一であることを意味します。読み方は「いたいどうしん」で、夫婦や家族、友人、師弟などの仲がよいことを表す際に用いられることが多いでしょう。強い信頼関係と絆で結ばれている関係性を表したい場合に、この言葉が適しています。

「四肢五体」

「四肢五体」は、人間の体全体を表す言葉。「ししごたい」と読みます。「四肢」は両手両足、「五体」は頭・首・胸・手・足を指しますが、漢方の分野では、筋・血脈・肌肉(きにく)・骨・皮を指すということも。これらの意味が転じて、からだ全体を意味する言葉として使われています。

「表裏一体」

「表裏一体」は、相反する二つのものが、大もとでは一つであることを意味します。また、二つのものの関係が密接で切り離せないことという意味も持つ言葉。「ひょうりいったい」と読みます。

最後に

「一心同体」について紹介しました。「一心同体」を実現するのは難しいこともありますが、実現できれば大きな成果をつかめるということも。士気を高めたい時など、大切な場面で用いることができる言葉ですね。

TOP画像/(c)Adobe Stock

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