目次Contents
義両親との同居でストレスを感じる原因は?
気を遣う
夫の両親とはいえ、もともとは全くの赤の他人。そんな遠い関係性の人と一緒に住んで家族になるのですから、できるだけ毎日平穏に、波風を立てないように過ごしたいと考え、気を使い過ぎてしまう人も多いようですね。
家事や子育てへの口出し
家事のやり方や子育ての方針に口を出してこられるのもストレスの大きな原因です。考え方や方針が合わない、同居といえど息子夫婦の家庭のことなので口を出さないで欲しい、といった本音を抱えているものの、義両親に対して強く出ることもできず、うまく交わしたり、義父母の言うとおりにせざるを得なかったり……。
愚痴や嫌味を言われる
性格に難ありの義父母を持つと大変。ほんの少しやり方が違ったり意見が合わなかったりしただけでネチネチと愚痴や嫌味を言われてしまうと、日々の生活そのものが大きなストレスとなってしまいますよね。
価値観の違い
一緒に暮らす上では、清潔感、金銭感覚、生活スタイルなど、価値観が一致していることがとても大切。反対に価値観が違う人との暮らしは、日々の生活で非常に苦痛鵜を感じてしまいます。小さなことでも、毎日積み重なれば大きなストレスに。
夫が味方をしてくれない
義父母との関係が円滑にいかない、ストレスを感じることがあるときも、嫁の立場から意見をすると波風を立ててしまうことがあります。そんなときは、息子である夫から話してもらい解決策を探ってもらうのが最もスムーズな方法ですが、なかには両親との話し合いを避けたり、両親に強くいえない、両親をうまくコントロールできないなどから、嫁の味方ではなく両親の味方をしてしまう人もいます。
ただでさえ、夫の家族のなかに入り込んでいるのに、夫まで味方かになってくれないとなると、孤独や疎外感を感じ、精神的に大きな負担となります。
義両親との同居ストレス、対処法はある?
夫と今後について話し合う
まずは、当事者である夫と話してみましょう。先述のように夫が味方になってくれない場合もありますが、夫にとって義両親は自分の親。そもそも妻が同居によってストレスを感じていることに気づいていない可能性もありますし、多少のストレスはあってもさほど大きな問題ではないだろうと考えていない場合もあります。
適度な距離でコミュニケーションを心がける
嫁は、夫の家族のなかに後から入った立場。難しいですが、義両親のペースで生活をしなければならなかったり、義両親の意見を優先しないといけない場面が出てくることは仕方ありません。両親の一挙手一投足に翻弄されていてはキリがない、と割り切って、嫌味や愚痴は軽く受け流したり、適度な距離感を保って干渉しない・されないようにするなど、賢く立ち回るのもひとつの方法かもしれません。
一旦実家に帰る
大事にしたいくない、けれど義両親と毎日顔を合わせるのが辛くなってきた……。そんな時は、物理的に距離を置いてみるのもいいかも。毎日顔を合わせていると嫌な部分ばかりが気になってしまいますが、離れて冷静になれば新たな視点で義両親との関係を考えていけるかもしれません。
また、実家に帰ることで家事や育児の負担で疲れた心と体をリフレッシュすることもできるかもしれません。
別居?離婚?ストレスが限界に来た時の選択肢
嫁の立場では、義両親に対して意見を通したり強い態度に出ることは難しいものですが、極限までストレスを感じた場合は精神衛生上良くありません。また、子供がいる場合は、子供にも影響を与えてしまう恐れがあります。ストレスで限界だと思ったとき、どのような選択肢があるのでしょうか。
義両親と同居を解消する
夫と話し合い、義両親との同居を解消しましょう。お互い納得のいく答えが出るまでの一時的なものにするか、将来的にも同居は視野に入れないといったものかは話し合い次第ですが、夫婦関係や家族関係、なにより自分自身の体調面・精神面を考慮し、強いストレスを感じる環境からは一旦離れることが大切です。
離婚する
夫が理解してくれなかったり、わがままや身勝手だと決めつけられたりと、ストレスを勘いていることを理解してもらえず、夫とともに別居をすることも許されない場合は、離婚も視野に入れた方がいいかもしれません。たとえ夫のことを愛していても、夫の両親まで心から愛せるかといえばそれはまた別問題。難しい選択を迫られる可能性もありますが、ストレスにさらされた状態が長く続くのは良くありません。一歩前に踏み出す勇気も、ときには必要かも。
実父・実母との同居でストレスを感じることも…
自分の両親との同居でも、ストレスを感じることはあります。両親と夫との関係に気を遣ったり、実の両親だからこそ義両親以上にズケズケと夫婦関係や育児に口を出してきたり、いつまでも子供扱いをしたりと、距離感がうまく取れない場合もあります。
まとめ
義両親であろうと実の両親であろうと、自分以外の人間と一つ屋根の下で暮らしていくことは簡単なことではありませんし、ストレスを感じない方が難しいと言えるかもしれません。
しかし、どうしても辛いときは話し合いや別居、離婚など方法を考え、ストレスの少ない環境でリラックスして暮らしていける環境をキープすることが大切です。
TOP画像/(c)Adobe Stock