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クロワッサンのカロリーと糖質量はどれくらい?
使用する材料にもよりますが、クロワッサン100gのカロリーはおよそ406kcal、糖質は49.6gです。
しかし、100gのクロワッサンというとかなりビッグサイズ。大きいサイズでも70g前後、通常サイズなら40〜45g、ミニサイズなら20〜25gほどのクロワッサンが一般的です。
ここでは大きいサイズを70g、通常サイズを45g、ミニサイズを25gとしたカロリーと糖質量を紹介します。
カロリー | 糖質量 | |
---|---|---|
大サイズ 70g | 284kcal | 34.7g |
中サイズ 45g | 183kcal | 22.3g |
小サイズ 25g | 102kcal | 12.4g |
ちなみにごはん100gあたりのカロリーは156kcal、糖質は35.6gです。食パン100gあたりのカロリーは248kcal、糖質は42.2gです。
その他パンとのカロリー&糖質を比べてみよう
クロワッサンとその他パン類のカロリーと糖質量を比較してみましょう。バターをたっぷり使用するクロワッサンはパンの中でも高カロリーなイメージがありますが、実際のところどうなのでしょうか。ここではすべて100gあたりのカロリーで比較します。
カロリー | 糖質量 | |
---|---|---|
クロワッサン | 406kcal | 49.6g |
食パン | 248kcal | 42.2g |
ロールパン | 309kcal | 46.6g |
ベーグル | 270kcal | 52.1g |
ライ麦パン | 252kcal | 47.1g |
全粒粉パン | 251kcal | 41.0g |
あんぱん(こしあん) | 267kcal | 51.0g |
あんぱん(つぶあん) | 266kcal | 49.7g |
クリームパン | 286kcal | 47.0g |
ジャムパン | 285kcal | 56.5g |
チョココロネ | 320kcal | 43.3g |
メロンパン | 349kcal | 58.2g |
デニッシュパン | 382kcal | 33.0g |
揚げパン | 369kcal | 41.7g |
カレーパン | 302kcal | 30.7g |
コロッケパン | 232kcal | 30.2g |
カツサンド | 262kcal | 23.1g |
たまごサンド | 290kcal | 14.0g |
コーンマヨネーズパン | 270kcal | 33.8g |
焼きそばパン | 212kcal | 33.7g |
想像通り、クロワッサンはパンの中でもかなりの高カロリーであることがわかります。
ただし先述した通り、実際はクロワッサン1個で100gを超えることはあまりありません。よっぽどずっしりしたクロワッサンや、かなり大きいタイプでない限り、1個食べる程度なら多くても70g前後です。
一方、コロッケパンやカツサンドのようなお惣菜パンは、1個あたり100gを超えるものが多くあります。
実際に食べる量で考えると、クロワッサンよりも多くカロリーを摂取してしまう可能性があることに注意しましょう。
クロワッサンが太りやすいと言われる理由は?
小麦粉を使っているから
クロワッサンに限りませんが、パンは小麦粉を使っています。さらにはお砂糖もたっぷり含んでいるため、糖質が高くなりがち。
クロワッサンの糖質量は100gで49.6gでした。これはごはんや食パンよりも高い数値です。
シンプルなタイプのクロワッサンでこの数値なので、クリームやチョコレートが入ったもの、コーティングされたものやクッキー生地で覆われたものなど、アレンジされたクロワッサンはさらに高糖質になります。
糖質は健康を維持するために欠かせない栄養素ですが、過剰に摂取した分は脂肪として体に蓄積されてしまうので注意が必要です。
バターがたっぷり含まれているから
クロワッサンにはバターがたっぷり。生地の中に混ぜるバター以外に、生地に折り込むバターも使用されます。つまり、相当な量の油が入っているのです。
70gの大きめクロワッサンに含まれる脂質量は14.3g。
同じ重さのフランスパンに含まれる脂質量が0.9g、6枚切りの食パンに含まれる脂質量がおよそ2.5gなので、クロワッサンの脂質がかなり多めであることがわかります。
フランスパンや食パンに別途バターを10g塗って食べてもまだ、クロワッサンに含まれる脂質量に軍配が上がるほど。パン類の中でも脂質が高いクロワッサンは、やはり太りやすいパンと言えます。
パクパクと食べられるから
パンは柔らかい食感で噛みごたえがあまりなく、満足感を得にくい食品です。
最近ではミニクロワッサンも増え、g単位で購入できるパン屋さんもちらほら見かけます。小さい割に高カロリーなミニクロワッサンは、次から次へと手が伸びついつい食べ過ぎてしまいます。
こうしたミニサイズのパンは自分ではそれほど食べていないつもりでも、気づくと相当なカロリーを摂ってしまっていた…! となる可能性が高いのです。
ダイエット中クロワッサンが食べたくなったら?
シンプルな材料で作られたクロワッサンを食べる
例えばバターたっぷり、ずっしり重いクロワッサンは、その分カロリーや脂質も多くなりがち。クリーム入りやチョコが練り込まれたタイプのような、アレンジクロワッサンもさらなるカロリーアップが予想されます。
クロワッサンを食べるなら、できるだけシンプルな材料で作られたタイプを選びましょう。
タンパク質や野菜が入ったクロワッサンを選ぶ
クロワッサンの単品食いは栄養バランスが崩れる可能性が高いのでおすすめしません。
クロワッサンだけをいただくのではなく、ゆで卵やツナ、ローストチキン、トマト、レタスなど、タンパク質食材や野菜が挟んであるものをセレクトしてみましょう。
合わせるドリンクに注意する
クロワッサンのお供の飲みものと言えばなんですか? コーヒーやカフェオレ、牛乳などでしょうか。
コーヒーに加えるミルクやカフェオレ、牛乳などの乳製品には脂肪が含まれています。乳製品がイコール太るとは言えませんが、クロワッサンにプラスして食べるとカロリーや脂質量がオーバーしてしまう可能性はあります。
野菜ジュースやフルーツジュースならどうか? これらのジュースは糖質に注意しなければなりません。
クロワッサンだけでも高カロリー・高糖質・高脂質なので、合わせて飲むドリンクはできるだけ脂肪を含まず、無糖タイプのものを。コーヒーならブラック、紅茶には砂糖を加えず。合わないと感じる方もいるかもしれませんが、あたたかい緑茶でほっこりするのもよいですよ。
クロワッサンを頻繁に食べるのは避けよう
クロワッサンがいかに高カロリー・高糖質・高脂質であるかがわかってもらえたと思います。しかもこれはあくまでシンプルな材料で作られた場合の数値。チョコレートが練り込まれていたり、クリームがインしていたりするタイプのクロワッサンは、さらに高カロリーでしょう。ダイエット中なら定期的に食べることを避け、たまに食べるなら一緒に食べるもの・飲むものに注意していただいてくださいね。
メイン・アイキャッチ画像:(C)Adobe Stock
りの
栄養士・運動実践指導者・ダイビングインストラクターとしてフィットネス業界に10年勤務。趣味は筋トレと海外旅行(渡航国数50カ国以上)。現在はWebライターとして世界中でノマドライフを満喫中。著書『拝啓、世界であわてふためく女子たちへ』。