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2023.11.10

ご協力のもとの「もと」の正しい漢字は「下」!ビジネスシーンでの使い方も解説

ご協力のもとの「もと」の正しい漢字は「下」です。どのような意味で使われる言葉か、ビジネスシーンではどのように使えるか、例文を使ってご紹介します。また、覚えておきたい言い換え表現についても解説します。

ご協力のもとの「もと」の正しい漢字は「下」

「もと」という言葉にはさまざまな漢字があります。漢字によって意味が異なるため、正しい漢字を使って書くことが必要です。

ご協力のもとの「もと」の正しい漢字は「下」です。「下」には「規則や支配力がおよぶところ」という意味があり、ご協力のもとは「ご協力をいただいて」や「ご協力のおかげで」という意味合いを示します。

ほかにも、「規律のもとで生活する」「監視のもとに置かれる」などの「もと」は、いずれも「規則や支配力がおよぶところ」の意味のため、「下」が正しい漢字です。

間違えやすい漢字1:元

「もと」は、「下」以外にも「元」を使うことがあります。「元」には「物事の始まり」という意味があるため、正しく使えているか確認してみましょう。

たとえば「事件が起こったもとを探る」「噂のもとをたどる」の「もと」は、いずれも物事の始まりを意味しているため「元」の漢字が適切です。「もとの場所に置く」「もとの形がわからない」なども、「元」の漢字を使いましょう。

間違えやすい漢字2:基

「基」も間違えやすい漢字です。「物事の土台や根拠」「基礎」「原因」などの意味合いで使われる漢字で、「学問のもとを築く」や「会社のもとを固める」などの「もと」はいずれも「基」が適切です。

ほかにも、「既存のビジネスモデルをもとに、新しい仕組みを構築する」や「ちょっとした傷がもとで、建物の崩壊が始まった」のように原因や土台を示すときには「基」を使います。

「ご協力のもと」を使うシーン

歯車
(c)Adobe Stock

「ご協力のもと」という表現は、ビジネスで使うことが一般的です。自社だけでなく取引会社の協力が必要なときや、多くの人の協力を得るときなどに使われます。たとえば、次のようなシーンで「ご協力のもと」という表現を用いることがあります。

・複数の企業が協力してプロジェクトやイベントを実施するとき
・相手の協力を得て物事を進めるとき

「ご協力のもと」は相手の協力が必要なときに使う表現です。ビジネスシーンでの「ご協力のもと」の使い方を、例文を通して見ていきましょう。

・皆様のご協力のもと、被災者支援活動を続けられました。来年もよろしくお願いいたします。
・多くの方々のご協力のもと、今年もお客様感謝デーを滞りなく終えられました。
・パートナー企業になっていただいた〇〇社様のご協力のもと、ECサイトの運営を進めてまいります。

「ご協力のもと」の言い換え表現を例文でご紹介

「ご協力のもと」は、相手の協力によって何かを実施した、あるいはこれから何かを実施するときに使われる言葉です。「ご協力のおかげで」とも言い換えられるため、その後には協力について感謝する表現が続くことがあります。

「ご協力のもと」以外にも、相手から協力を得られていることを示し、感謝につなげる言葉は少なくありません。言い換えに使える表現としては、次のものが挙げられます。

・ご尽力のおかげで
・お力添えをいただき
・ご支援のもと(下)
・ご協力を賜り

それぞれの使い方を例文を通して紹介します。また、ニュアンスの違いについても見ていきましょう。

ご尽力のおかげで

「尽力(じんりょく)」とは、ある目的の実現のために力を尽くすことです。「ご尽力のおかげで」といえば、「目的達成のために相手が力を尽くしてくれたことで」という意味になります。

力を合わせて物事に当たる「協力」と比べると、「尽力」には相手が積極的に働いてくれるニュアンスがあります。相手がこちら側のために積極的に行動してくれたときには、「ご協力のもとで」よりも「ご尽力のおかげで」のほうが適切な表現になるでしょう。

・〇〇様のご尽力のおかげで、このプロジェクトは成功しました。本当にありがとうございます。
・ご尽力のおかげで、協賛企業を見つけられました。感謝しております。

お力添えをいただき

「力添え(ちからぞえ)」とは、他人の仕事を手助けすることや力を貸すことです。「お力添えをいただき」といえば、「助けていただいたことにより」という意味になります。

「ご協力のもと」と同じく、相手の手助けについて触れる表現のため、感謝の言葉が続くことが多いです。たとえば、次のように使ってみましょう。

・慣れない業界で戸惑いも多かったのですが、お力添えをいただき、何とか無事に終えられました。
・この度は、お力添えをいただき、本当にありがとうございました。

ご支援のもと(下)

「支援」とは、力を貸して助けることです。「ご支援のもと(下)」といえば、「助けていただいたことにより」「ご協力のおかげで」という意味になります。

「ご協力のもと」とほぼ同じ意味で使えます。ただし、協力は「力を合わせる」意味ですが、支援は「力を貸すこと」を意味するため、相手側が一方的に力を尽くすときにも使える点に注意が必要です。

・〇〇社様のご支援のもと、当ホールは完成いたしました。皆様、拍手をお願いいたします。
・ご支援のもと、無事にプロジェクトが完成しました。ありがとうございました。

ご協力を賜り

「ご協力を賜り」とは、相手と力を合わせる「協力」に、「もらう」の謙譲語である「賜る(たまわる)」を組み合わせた表現です。相手に対する敬意と、協力してもらったことに対する感謝を示すときに使えます。

・この度はご協力を賜り、誠にありがとうございました。
・ご協力を賜ったことで、予定よりも早くプロジェクトが完了しました。

山登り
(c)Adobe Stock

感謝を示す表現のバリエーションを増やそう

相手の協力や尽力について述べることで、感謝の言葉にスムーズにつなげられます。協力や尽力を示す言葉を覚えるだけでなく、感謝を示す言葉のバリエーションも増やすと、より表現力が高まるでしょう。

ビジネスは、取引相手やクライアントなどとの関係により成り立ちます。協力や感謝を示す表現を覚え、円滑な関係を築いていきましょう。

TOP画像/(c)Adobe Stock

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