依頼する際は「ご協力のほど」が適切!意味や例文、類似表現を理解しよう | Oggi.jp
Oggi.jp

おしゃれもキャリアも。働く女性のWebメディア

line instagram TikTok X facebook search

フリーワードで検索

人気のキーワード

  1. トップ
  2. 働く
  3. 言葉
  4. 依頼する際は「ご協力のほど」が適切! 意味や例文、類似表現を理解しよう

WORK

2022.07.16

依頼する際は「ご協力のほど」が適切! 意味や例文、類似表現を理解しよう

ご協力のほどの意味は「力を貸してもらうこと」です。相手に対して何かを依頼する際や、協力してもらったことへの感謝を伝える際に適した表現で、主にビジネスシーンで多用されます。この記事では、ご協力のほどの正しい意味や例文、類似表現などを解説します。

「ご協力のほど」の意味や使う場面とは?

(c)Shutterstock.com

「ご協力のほど」は、力を貸してもらうことを意味する表現です。協力してほしいと他者にお願いしたり、手助けしてもらったことについて感謝したりする場面で用いられます。特にビジネスシーンで登場する機会が多いです。

敬意が込められた表現のため、目上の人に使っても問題ありません。ここでは、「ご協力のほど」の意味や使う場面について説明します。

「力を貸してもらうこと」を意味する表現

「ご協力のほど」の「協」は、力を合わせることを意味する漢字です。「ご協力のほど」には「他者に力を貸してもらうこと」という意味があり、助けを必要とする場面や、力を合わせるように依頼する場面などで使われます。

協力の前にある「ご」は、丁寧さを表す接頭語です。協力の先頭に付けることで、相手の協力に対して敬意を伝えられます。また、断定を避ける「〜のほど」によって柔らかな印象になるため、目上の人にも問題なく使えます。

ビジネスシーンで使うのが一般的

「ご協力のほど」は、主にビジネスシーンで用いられる表現です。たとえば、上司や同僚に手助けしてもらいたい場合や、取引先に何かを依頼したい場合に使うのが一般的です。

対面の会話だけではなく、ビジネスメールや文書の文頭または締めくくりに使うこともあります。単に要望を伝えるだけでは、相手にそっけない印象を与えることもあるでしょう。要望と一緒に「ご協力のほど」を使うことで、丁寧さをプラスできます。

【例文付き】ご協力のほどの使い方3つ

(c)Shutterstock.com

「ご協力のほど」は、後ろに言葉を付け足す形で使うのが基本です。または、「ご協力」の前に言葉を加えるパターンもあります。

1. ご協力のほどありがとうございます
2. ご協力のほどよろしくお願いいたします
3. ご支援ご協力のほど

依頼する際や感謝する際に失礼な印象を与えないように、定型的な表現をマスターしておきましょう。ここでは、主な3つの使い方と例文をご紹介します。

1. ご協力のほどありがとうございます

「ご協力のほど」に「ありがとうございます」を付けると、相手の協力に対する感謝を伝えられます。手助けしてもらったことについて礼を述べる際は、「ご協力のほどありがとうございます」を使って気持ちを伝えましょう。

主にビジネスメールで使われる表現ですが、貼り紙などの文言に用いられることもあります。「ご協力のほどありがとうございます」の具体的な使い方は、以下の例文を参考にしてください。

・スケジュール通りに進行できました。ご協力のほどありがとうございます。

2. ご協力のほどよろしくお願いいたします

相手に何かを依頼する際は、「ご協力のほどよろしくお願いいたします」が適切です。敬意が込められた表現のため、依頼の言葉を丁寧に伝えられます。

丁寧さの度合いをさらに高めたい場合は、「ご協力のほどよろしくお願い申し上げます」と伝えるのがおすすめです。「よろしくお願いいたしますより」も謙虚さがあるため、より丁寧な印象を与えられます。

また、「ご協力のほど」の後ろに「何卒(なにとぞ)」を付けると、さらにかしこまった表現となります。「ご協力のほどよろしくお願いいたします/よろしくお願い申し上げます」の例文を確認しておきましょう。

・今週中の報告書の提出にご協力のほどよろしくお願いいたします。
・お忙しい中恐縮ですが、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

3. ご支援ご協力のほど

「ご支援ご協力のほど」は、主に金銭面での援助について述べる際に使われる表現です。ただし、金銭的な協力をお願いする場面に限らず、ビジネスシーンでの決まり文句としても用いられます。

なお、「ご協力のほど」と並べて使える言葉には、ご理解もあります。「ご理解ご協力のほど」は、相手に自分の事情を理解してもらいたい場合に使える表現です。

具体的な使い方を例文で確認しましょう。

・今後とも変わらぬご支援ご協力のほどよろしくお願いいたします。
・会場内では携帯電話の使用は禁止しております。ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。

ご協力のほどの類似表現2つ

(c)Shutterstock.com

「ご協力のほど」には、似ている表現が主に2つあります。

1. ご助力のほど
2. お力添えのほど

補足として、ご尽力とご協力は字面が似ていますが、ご尽力には何かを依頼する意味合いはありません。尽力の意味は、相手や自分が自発的に力を尽くすことです。

たとえば、相手の努力に対して「ご尽力いただきありがとうございます」と感謝したり、「尽力したい所存です」と意気込みを表面したりする際に用いられます。何かを依頼する際には使えないため、誤用しないように注意しましょう。

依頼に関するボキャブラリーを増やすためには、ご協力のほどの類似表現を理解しておくことが大切です。ここでは、「ご助力のほど」と「お力添えのほど」の使い方や例文をご紹介します。

1. ご助力のほど

「ご助力のほど」とは、手助けすることを意味する助力を丁寧にした表現です。協力してもらうことや支援してもらうことを表し、主に手助けに対して感謝する際に使われます。

また、お願い申し上げますなどを組み合わせると、手助けを依頼する表現として使うことも可能です。「ご助力のほど」の具体的な使い方は、以下の例文を参考にしましょう。

・ご助力いただきましてありがとうございます。
・企画を成功させるため、ご助力のほどお願い申し上げます。

2. お力添えのほど

協力を仰ぐ際は、「ご協力のほど」の言い換え表現として「お力添えのほど」も使えます。「お力添えのほど」を使うと、さらに丁寧な印象を与えながら依頼できます。

ただし、「お力添えのほど」だけでは、相手に一方的なお願いだと思われかねません。ソフトな雰囲気でお願いできるように、「お手数をおかけいたしますが」などのクッション言葉を添えるのが無難です。

「お力添えのほど」を使う際は、以下の例文を参考にしてみてください。

・お手数ですが、お力添えのほどよろしくお願い申し上げます。
・お忙しいところ恐縮ですが、お力添えのほどよろしくお願いいたします。

依頼する際はご協力のほどを使ってみよう

(c)Shutterstock.com

特にビジネスシーンで何かを依頼する際は、「ご協力のほど」を使うのがおすすめです。相手に対する敬意を含むため、社内の上司や取引先の担当者などにも問題なく使えます。

なお、「ご協力のほど」を使う際は、「お願いいたします」などの表現を組み合わせるのが基本です。正しい意味や使い方を理解し、「ご協力のほど」を使ってみてください。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

【関連記事】


Today’s Access Ranking

ランキング

2024.04.26

編集部のおすすめ Recommended

Follow Us!

Oggiの公式SNSで最新情報をゲット!

メールマガジン登録はこちら

最新記事のお知らせ、イベント、読者企画、豪華プレゼントなどへの応募情報をお届けします。

【消費税の価格表記について】 記事内の価格は基本的に総額(税込)表記です。2021年4月以前の記事に関しては税抜表記の場合もあります。

Feature

スマートフォンプレビュー

LINE公式アカウント 友だち募集中

働くすべての女性に向けて、
今すぐ役立つ「ファッション」「ビューティ」「ライフスタイル」
情報をお届けします。