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2021.05.26

ビジネスシーンで重宝する「助力」とはどんな意味? 例⽂・類語・英語表現もご紹介

「助力」という言葉は、ビジネスシーンで用いられることが多いですが、正しく使えていますか? 使う相手や場面を間違えてしまうと、恥ずかしい思いをすることも。本記事では、そんな「助力」の正しい意味や使い方、使う際の注意点、具体的な例文についてご紹介します。

【目次】
「助力」の意味や読み⽅とは?
使い⽅を例⽂でチェック
類語にはどのようなものがある?
英語表現とは?
最後に

「助力」の意味や読み⽅とは?

「助力」という言葉を、皆さんは正しく使えていますでしょうか? “助ける力”と書きますが、使う相手や場面を間違えてしまうと、恥ずかしい思いをすることに。本記事では、そんな「助力」という言葉について、丁寧に解説していきます。使う際の注意点や具体的な例文、また類語、英語表現などに触れていきますので、ぜひ、参考になさってくださいね。

読み⽅と意味

「助力」は、<じょりょく>と読みます。字のごとく、「力を添えること、手助け」という意味です。

敬語としても使えるの?

「助力」を敬語として使う場合は、接頭語の「ご」をつけ、「ご助力」と丁寧に表します。目上の方や社外の相手に対し、サポートをお願いしたり、手助けしてもらったことへお礼を述べる時などには、「ご助力」と使ってくださいね。

ビジネスシーンで使用する際の注意点

自分が誰かをサポートする際には、「助力します」とはあまり使われません。そんなときは、「お手伝いさせていただきます」などと表すのがよいでしょう。「喜んでお手伝いさせていただきます」や、「尽力いたします」といった前向きなフレーズも、相手にいい印象を与えてくれます。「尽力」とは、「力を尽くす」という意味ですが、接頭辞の「ご」をつけ丁寧にすると、目上の相手に対しても使える言葉ですので、覚えておくと便利です。

【こちらの記事もチェック】間違えて使うと失礼?!「ご尽力」とはどんな意味? 例文・類語・注意点もご紹介

(c)Shutterstock.com

使い⽅を例⽂でチェック

早速、ビジネスシーンでどのように使われるのか、例文を用いて説明していきます。

1:「この度は、ご助力いただきどうもありがとうございます」

目上の相手から何かサポートをしてもらった時などに使える、ビジネスシーンでは代表的なフレーズになります。上司や先輩など、手助けをしてもらった際には必ずお礼を述べましょう。

2:「今後とも、ご助力いただけますと幸甚です」

“これからも、何かの時には支援や手助けをお願いします”、という気持ちを込めた依頼フレーズです。メールの最後などに、締めの言葉としても使われることが多いフレーズとなります。

3:「おかげさまで創業20周年を迎えることができました。ひとえに、お客様のご助力の賜物と深く感謝申し上げます」

こちらは、主に取引先に対して向けられる、感謝のフレーズです。「ひとえに」とは、「そのこと以外に理由がないこと」を表す言葉。つまり、“創業以来ここまでこれたのも、すべてお客様の支援のおかげです”、という意味が込められています。

【こちらの記事もチェック】ぜひ知っておきたい!「ひとえに」とはどんな意味? 由来、例文・類語・英語表現もご紹介

(c)Shutterstock.com

類語にはどのようなものがある?

では、次に類語をご紹介します。どれもビジネスシーンで頻出する言葉なので、ぜひ覚えておいてくださいね。

1:「お力添え」

「助力」の類語として代表的なものは、「お力添え(おちからぞえ)」です。「お力添え」とは、他人へのサポートや支援を意味する言葉ですが、目上の相手に対して使える言葉です。自分の行為に対しては使われませんので注意してくださいね、

例文:「お忙しいこととは存じますが、採用活動にお力添え賜りたくご連絡を致しました」

【こちらの記事もチェック】デキるビジネスパーソンは「お力添え」を上手に使えている! 間違えやすい使い方・尽力との違いもご紹介

2:「ご支援」

「ご支援(ごしえん)」もまた、「助力」の類語として代表的な言葉のひとつです。「力を貸して助けること」を意味します。以下のように、メールや手紙の締めのフレーズとして使われることも多いです。また「支援」には、金銭面でのサポートいう意味としても使われたりします。

例文:「今後とも変わらぬご支援を、何卒よろしくお願いします」

3:「ご協力」

「ご協力(ごきょうりょく)」は、すでに一般用語としておなじみですが、ビジネスシーンでは欠かせない言葉ですよね。「力を合わせて事にあたること」という意味です。誰かに対して協力をお願いすることを、「協力をあおぐ」と表現したりします。

例文:「ご迷惑をおかけし、恐れ入りますが、ご理解ご協力の程、よろしくお願いいたします」

(c)Shutterstock.com

英語表現とは?

「助力」を英語で表現したい時は、“help”、“support”、“cooperation”などが使えます。次にご紹介するフレーズも、ビジネスシーンでよく使われますので、参考にしてくださいね。

“Thank you for your help”(ご助力いただき、ありがとうございます)

“I appreciate your kind cooperation.”(ご親切にご助力いただき、感謝しています)

“Thank you for your continued support.”(今後とも、ご助力よろしくお願い致します)

最後に

「助力」の解説は、参考になりましたでしょうか? ビジネスでよく使われる言葉だからこそ、社会人として覚えておきたいですよね。目上の方に対しては「ご助力」、また自分に使う時は「お手伝い」や「尽力」などが使えます。場面によって正しく使い分けましょう。また、言い換え表現もぜひ活用してみてください。この記事がお役に立てば幸いです。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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