【目次】
・「職人気質」の読み⽅と意味は?
・「職人気質」な⼈の特徴とは?
・使い⽅を例⽂でチェック
・「職人気質」な人に向いているお仕事をご紹介!
・最後に
「職人気質」の読み⽅と意味は?
あなたの身近に「職人気質」だなぁと感じる人はいませんか? この言葉を聞くと、ある分野に精通していてこだわりが強い人、一見すると頑固で気難しい人が思い浮かんだりしますよね。本記事では、この「職人気質」の言葉の意味や使い方、また、どのような特徴があり、一体どんな職業が向いているのかを、深掘りしていきます。ぜひご参考になさってくださいね。
読み⽅と意味
「職人気質」とは、<しょくにんかたぎ>と読みます。「気質」を<きしつ>と読むこともできますが、この場合は<かたぎ>と読むので注意しましょう。意味は、「職人に特有だといわれる性質」のことで、一見偏屈に見えたり、頑固に見えたりしますが、自分の仕事に誇りを持っている様子を指します。気に入っている仕事なら損得を度外視し、とことん追求するような気質を表しているんですね。
「職人気質」な⼈の特徴とは?
では、「職人気質」な人は、どのような特徴があるのでしょうか。長所・短所について述べていきます。
1:まじめで気難しい
「職人気質」な人は、まじめで気難しい人が多いようです。一つのことに集中して何かに打ち込むことができる一方、まじめな性格からか、冗談などが通じない反面も。話しかける時は、相手に緊張感を与えてしまうようなオーラが出ている人などもいるかもしれません。
2:頑固
頑固なところも、「職人気質」な人の特徴の一つといえるでしょう。自分の考えや、やり方にこだわりが強いことから、周囲の意見を時として受け入れない場合も。品質重視という観点から、自分の信念を突き通す強い気持ちを持っている人が多いですが、状況によって、自分が折れることも大人として大事ですよね。
3:自分にも他人にも厳しい
「職人気質」な人は、往々にしてストイックです。とにかく高品質を求めるため、周りが素晴らしい出来だと思っても、本人はまだまだ納得していなかったりします。自分の基準が普段から高いため、相手に対しても同じレベルを求めることも。最後まであきらめない粘り強さを持ちますが、時として周囲と対立したり、孤立してしまったりすることもあるかもしれません。
使い⽅を例⽂でチェック
では、「職人気質」という言葉を使った、例文をご紹介します。「職人気質」という言葉は、褒め言葉として使われることもありますが、時にネガティブな意味合いを持つことも。ポジティブな意味合いで使われる場合は、仕事のクオリティが高く安心感がある様子を表します。ネガティブな様子を表す際は、頑固で融通が利かなかったり、利益を顧みない場合などに使われることが多いです。
1:「職人気質の彼の発明品は、海外でも高評価され賞を受賞した」
「職人気質」は、その言葉通り、何かクリエイティブな仕事に従事している人などに、よく使われます。作り出す物の品質が高く、周囲に評価される場面が、比較的多くあるかもしれません。
2:「職人気質な性格はいいけど、利益を考えないのはちょっと困るなぁ」
「職人気質」は時にネガティブなイメージも。品質にこだわりすぎて、スケジュールが押してしまったり、利益を無視してしまう気質があるため、時として皮肉のように用いられる事もあります。
3:「昔から好きなことに没頭してしまう職人気質な息子は、少し気難しいところもあるけれど、将来はきっと大きく活躍してくれるだろう」
「職人気質」な人は、まじめで少し気難しく、頑固な性格と捉えられがちです。ただ、何かに突出したスキルをもっている面もあったりするので、将来、その道の専門家として活躍することもあるかもしれませんね。
「職人気質」な人に向いているお仕事をご紹介!
上述した「職人気質」な人は、どのような職業が向いているのでしょうか。オススメのお仕事を3つご紹介します。
1:研究者
何か一つのことをとことん追求する性格から、研究者が向いています。「職人気質」の人が持つ飽くなき探求心が、未来に向けた大きな発見や発明などに導いてくれるかもしれません。
2:アーティスト
美術や音楽などの芸術作品を作り出すアーティストもまた、「職人気質」の人に向いている職業です。芸術にゴールはないといいますが、「職人気質」の人が持つこだわりや独自の発想が、芸術界で開花するかもしれません。
3:料理人
料理人もまた、創造性が求められる職業の一つですよね。食べることが好きなだけでなく、自分の創造力を生かした料理で、誰かを喜ばせたいと思っている人には、料理人という道もおすすめです。スパイスなどにもこだわりがある人が多いように思えます。
最後に
いかがでしたでしょうか。あなた自身も「職人気質」の性格にあてはまりましたか? まず、読み方については、この場合、<しょくにんかたぎ>と読みますので注意してくださいね。まじめで頑固な性格の人が多いですが、仕事の質や安心感が高い一方、周囲とそりが合わなかったりする場面も。誰しも長所と短所を持ち合わせていますが、お互いが認め合い、補うことで良好な関係を築けたらいいですね。
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